三島市とんかつ店の秘密を大公開！サクサク衣の秘訣と絶品ソースの8店

うなぎだけじゃない！三島のとんかつが熱い理由

「水の都」として知られ、富士山の雪解け水が湧き出る美しい街、静岡県三島市。グルメといえば「うなぎ」を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、実は三島には、地元民に長年愛され続ける実力派の「とんかつ店」が数多く存在することをご存知でしょうか。

この記事では、単なるお店の紹介にとどまらず、各店の生命線ともいえる「衣のサクサク感」と「秘伝のソース」という2つの側面に深く切り込みます。長年守られてきた伝統の味から、革新的なアイデアが光る新世代の味まで、三島のとんかつシーンの奥深い魅力をお届けします。あなたにとって最高の「一皿」を見つける旅へ、さあ出発しましょう。

厳選！三島のとんかつ名店8選

数ある名店の中から、特徴の異なる8店を厳選しました。それぞれの店のこだわり抜いた衣とソースの秘密に迫ります。

1. 食事処 みしまや：創業1937年、歴史が紡ぐ自家製ソースの味

三島駅徒歩2分。歴史の重みを感じる、どこか懐かしい味わい。主役はとんかつ、そしてそれを引き立てる自家製ソース。

三島駅南口からすぐ、楽寿園の向かいに佇む「食事処 みしまや」。1937年（昭和12年）創業という長い歴史を持つ老舗です。元々はとんかつ屋として始まり、現在は天ぷらも人気ですが、その原点であるとんかつは今も多くのファンを魅了し続けています。

• 衣の秘密：昔ながらのしっかりとした揚げ加減。きめ細やかなパン粉が肉を包み込み、ソースと絡むことで一体感のある美味しさを生み出します。派手さはありませんが、実直で飽きのこない、まさに王道の衣です。
• ソースのこだわり：この店の真骨頂は、創業以来受け継がれる自家製とんかつソース。野菜や果物の旨味が溶け込んだ、少し甘めでコク深い味わいが特徴。このソースが、とんかつの味を何倍にも引き立てます。多くの常連がこのソースの虜になっています。

2. とんかつ大和：創業75年、ソースがけスタイルの老舗

とんかつ一筋75年。自信があるから、最初からソースをかけて提供する。それが大和のスタイル。

三島広小路駅からほど近い南本町に店を構える「とんかつ大和」。創業75年を誇る老舗で、店内は歴史を感じさせる落ち着いた雰囲気です。この店の最大の特徴は、とんかつが最初からソースをかけられた状態で提供されること。これは、何時間もかけて仕込む自家製ソースへの絶対的な自信の表れです。

• 衣の秘密：薄めでサクッと揚げられた衣は、肉の旨味を邪魔しない名脇役。ソースがかけられてもベタつかず、最後まで軽快な食感を保ちます。肉との一体感を計算し尽くした職人技が光ります。
• ソースのこだわり：自慢の自家製ソースは、ウスターソースベースながらも、くどさがなく意外とあっさり。野菜の甘みと程よい酸味が、豚肉の脂の甘みを引き立てます。別皿で提供される「特製ニンニクたれ」で味変を楽しむのも一興です。

3. かさねとんかつ かつ銀 三島北上店：三島発、革新を続ける「かさねとんかつ」

薄切りロースを重ねて揚げる「かさねとんかつ」。口の中でほろほろとほどける、驚きの柔らかさ。

三島市に本社を置く「にしはらグループ」が展開する、静岡県民にはおなじみのとんかつチェーン「かつ銀」。その三島北上店は、家族連れで賑わう人気店です。看板メニューは、薄切りのロース肉を何層にも重ねて揚げた。その唯一無二の食感は、多くのリピーターを生んでいます。

• 衣の秘密：かつ銀は衣の研究にも余念がありません。2年間の研究を経てリニューアルされた衣は、荒目のパン粉を使いながらも薄く仕上げることで、サクサクと軽やかな口当たりと美しい「華が咲いたような」見た目を両立。肉汁をしっかりと閉じ込める機能性も兼ね備えています。
• ソースのこだわり：卓上には甘口と辛口の2種類のオリジナルソースが用意されており、好みに合わせて選べます。さらに、定食を注文すると利用できる「ごはん処」には、サラダや漬物、デザートなどが並び、自分好みの定食を完成させられるのも大きな魅力です。

4. とんかつ蘭：地元で愛される、丁寧な仕事が光る王道とんかつ

三島駅近くの老舗。あっさりとして軽い揚げ具合は、まさに職人技。毎日でも食べたくなる優しい味。

三島駅南口から徒歩5分ほどの場所にある「とんかつ蘭」。創業50年以上の歴史を持つ、地元で深く愛されているお店です。とんかつ専門店でありながら、洋食や和食メニューも豊富で、そのどれもが丁寧に作られていると評判です。

• 衣の秘密：と多くの口コミで評される衣が特徴。注文を受けてから丁寧に衣をつけ、絶妙な火加減で揚げることで、サクサクでありながら重さを感じさせない仕上がりになります。
• ソースのこだわり：奇をてらわない王道のソースは、とんかつの味をストレートに引き立てます。特筆すべきは、定食に付いてくる小鉢の多さ。茶碗蒸しやフルーツまで付くコストパフォーマンスの高さも、この店の大きな魅力です。

5. キッチンあだち：ボリューム満点！ガッツリ系の心を満たす一皿

三島と裾野の境に佇む、ガッツリ系の聖地。質と量を求めるなら、ここしかない。

三島市の北、裾野市との市境近くに位置する「キッチンあだち」。一見すると控えめな外観ですが、その扉を開けると、ボリューム満点の揚げ物を求める客で賑わっています。と評される通り、特にロースかつ定食の肉厚さは圧巻です。

• 衣の秘密：肉厚なカツをしっかりと包み込む、存在感のある衣。サクサクとした食感はもちろん、肉の旨味を逃さず、食べ応えをプラスしています。大量のキャベツと一緒に食べ進めるのが「あだち」流です。
• ソースのこだわり：卓上に置かれたソースで、自分の好みの量をかけていただきます。主役であるカツのボリュームが凄いため、ソースはあくまで引き立て役。肉本来の味を存分に楽しめます。冬限定のカキフライも絶品と評判です。

6. とんかつ おおかわら：鹿児島黒豚とパンチの効いたソースが魅力

通が選ぶ、玄人好みの味。鹿児島の黒豚を、キレのある辛口ソースで喰らう。

三島市安久、少し中心部から離れた場所にある隠れ家的な名店が「とんかつ おおかわら」です。この店のこだわりは、なんといっても素材。鹿児島の黒豚を使用しており、その柔らかさと口の中に広がる旨味は格別です。じっくりと時間をかけて揚げるため、提供まで少し待ちますが、その価値は十分にあります。

• 衣の秘密：低温でじっくりと火を通すため、衣はきめ細かく上品な仕上がり。肉の旨味を最大限に引き出すための計算された揚げ加減で、噛みしめるとサクッとした食感の後に、黒豚のジューシーな肉汁が溢れ出します。
• ソースのこだわり：市販のソースをベースに調整しているというソースは、と評される、コクとパンチのある玄人好みの味わい。黒豚の濃厚な脂の甘みと、このキレのあるソースとのコントラストがたまりません。

7. かつや 静岡三島店：安心のクオリティと価格、全国チェーンの実力

いつでも、どこでも、うまいカツ丼を。手軽に立ち寄れて、お腹いっぱいになれるみんなの味方。

国道136号線沿いにある「かつや 静岡三島店」は、言わずと知れたとんかつ・かつ丼の全国チェーンです。手頃な価格と安定した品質で、ランチタイムや夕食時には多くの人で賑わいます。が魅力で、期間限定メニューも頻繁に登場し、訪れる人を飽きさせません。

• 衣の秘密：サクサク感を徹底的に追求した衣は、チェーン店とは思えないほどのクオリティ。セントラルキッチン方式による品質管理で、どの店舗でも安定した揚げたての美味しさを提供します。
• ソースのこだわり：カツ丼の甘辛い割り下はもちろん、定食用のソースも万人受けするバランスの取れた味わい。卓上の割干大根漬けも名脇役で、これを目当てに来店するファンもいるほどです。

8. とんかつ新宿さぼてん 三島イトーヨーカドー店：デリカ専門店ならではの手軽さと本格的な味

食卓にもう一品。買い物ついでに手に入る、専門店のサクサクとんかつ。

三島田町駅近くのイトーヨーカドー三島店内にある「とんかつ新宿さぼてん」は、お弁当やお惣菜を販売するデリカ（持ち帰り）専門店です。昭和41年創業の専門店の味を、家庭で手軽に楽しめるとあって、夕飯のおかずを求める主婦や単身者に人気です。

• 衣の秘密：冷めても美味しさが持続するように工夫された衣が特徴。時間が経ってもサクサク感が失われにくい独自のパン粉や揚げ方の技術は、長年の研究の賜物です。
• ソースのこだわり：定番のとんかつソースはもちろん、おろしポン酢や味噌だれなど、商品に合わせた多彩なソースが用意されています。人気の「かつサンド」に使われる特製ソースも絶品です。

三島とんかつ名店8選 比較一覧表

ご紹介した8店の特徴を一覧にまとめました。お店選びの参考にしてください。