この記事では、KUREBAで現在取り組んでいるシニア向けパソコン教室の施策について整理をしたいと思います。
2023年4月にパソコン教室をオープンさせてから、約1年ほど運営してきました。現在も引き続きではありますが、法人向け受託業とパソコン教室の運営を並行して行っており、あわよくばパソコン教室の運営を爆伸びさせてパソコン教室の運営だけでご飯をたべれるくらいになればと思っていましたが、甘い考えだったと思っています。
そもそものパソコン教室開業の話をすると、ちょうどいいタイミングで事務所を市内の比較的良い場所に借りれることになり、パソコン教室を開く前に場所を確保するという順番でした。(普通逆だが)そのため、場所を借りてから何をするか考え始め、カフェやコワーキングスペース、飲食店なども検討していましたが一番コストを抑えられる教室モノで、人口比率が多い高齢者向けのサービスをはじめようということでシニア向けのパソコン教室をスタートしました。
これまで1年半ほどゆるゆるとパソコン教室をやってきましたが、思うようにいかないポイントが何個かありましたので思いつく範囲内で書いていこうと思います。
※思いつき次第、課題は追加していくかも。
パソコン教室に興味を持って足を運んでくれた方の延べ数としては、比較的悪くはなかったような気がしています。初回は無料体験に参加いただき、よさそうであれば本入会をしてもらい、そこから継続的に通ってもらうという流れを組んでいましたが、無料体験での離脱や、入会後のフェードアウトがかなりの人数いました。もちろん、本人の体調面や家族の健康など、こちら起因でない理由もあるかとはおもいますが、シンプルに満足してただくサービスの提供ができていなかったと反省しています。マンツーマンのレッスンということをいいことに、こちらでカリキュラムやメニューを用意していなかったので、柔軟に相手のニーズにお答えできるという一方、悩みの引き出しや楽しみを提供するといった部分が欠けていたのではないかと考えています。
価格設定に関してはかなり悩みました。売上を最大化しつつ、お客様に継続してきてもらう=LTVの最大化をするためにはどのような価格設定をすればいいか。
正直ここは今でも課題で、今の状態だと単独のビジネスとしては正直成立しない形になっています。パソコン教室をはじめた初期は、さらにビジネスとして成立しない価格になっていました。講師はマンツーマンでお客さんつきっきりのモデルで、スマホレッスン1時間500円とかやってました。破綻してますね。今はもう少し値段を上げているのですが、今でも正直これは課題です。価格だけでなく、提供するサービスとセットで課題になっている感じです。
お客さんの予約が入ったり、お客さんが来たら100%喜んだ状態で接客ができていない、これが実際のところでした。この点に関してはお客様に本当に申し訳なかったと思っています。こうなってしまった理由はいくつかありますが、
など、複数の要因がありました。この部分は改善しなければいけないポイントではあるので、色々と考えていこうと思います。
この先、パソコン教室の運営を続けていくのであれば、これまでのやり方の延長線でいくとみんな不幸になる気がしているのでなにかやり方を変えていく必要があります。そのためにいくつか施策を考えたりしているので簡単にまとめます。
これも思いつき次第追加していきます。
9月ごろからサブスクの施策の取り組みはじめました。クレジットカード決済で、月額2,000円から3,000円ほどで会員になれる仕組みです。月額会員になってくれたら、そのなかで店舗での無料レッスンを受けられる特典をつけることで、実質的にお客様的には負担を変えず(むしろ安くなる場合も)パソコン教室に通っていただける、というものです。こちら側(運営側)のメリットとしては、売上が安定しやすく、またLTVも上がりやすいという点があります。
これまではほぼすべてのレッスンで現金会計をしていました。現金会計の場合、お客様が店舗に来てもらわないと売上が発生しないため、ここが大きなウォークポイントとなっていました。やはり、店舗に来なくても売上の上がる仕組みはどうしても必要だと感じていましたが、お客様に直接ヒアリングやアンケートを何回かとった限りだと、高齢者ということもあって「クレジットカードはもう全部解約した」「現金しか使うなと家族に言われている」というお客さまの声が多かったです。そのためクレカのサブスクはだれも受け入れてくれないかと思っていましたが、実際にセールスレターを書いて案内してみたら、今のところ10名を超える方に参加いただいています。継続して施策の一つとして強化していければと思っています。
店舗にこなくてもサービスの提供ができるオンラインレッスンも今後強化していきたいと考えています。こちらとしても、教室で準備をしなくてよくなるので、運営としてはとても助かります。想定している形としては、①動画教材など、教材系の提供、②Zoomレッスンの提供の2つがあります。提供しやすいのはZoomレッスンで、すでに一部のお客さまにはZoomレッスンを提供していたりしますが、これは教室に来てもらう対面レッスンの延長線上でできるかと思います。より多くの人にZoomレッスンは受けてもらいたいと思っています。
教材を提供して満足していただけるようにしたいのが理想ではありますが、なかなかこれはハードルが高いのではと思っています。というのも、これまで私達の提供価値として、直接お客様になんでもマンツーマンで聞けるようなのを売りにしていたので、動画教材の提供となるとこれにお金を払う人はどれくらいいるのかと疑問が残ります。ただ、YouTubeは地味にじわじわ伸びていっていたりするので、やり方次第な気もしています。オンライン教材の提供がサービスとして成り立てば、一気に全国のお客さまに提供できることになるので、とても実現したいとおもっています。
https://www.youtube.com/@mishima_kureba
パソコン教室用のYouTubeチャンネルを地味に運営しています。チャンネル登録者は2024/11/02現在で589人ほどです。500人の最初の収益化条件は最近クリアできたので、このまま1,000人の広告収益がとれるようになるまではひとまず頑張りたいと思っています。
このYouTube発信ですが、最近(というより以前より)なかなか更新頻度を高く保てていません。その大きな理由が、投稿するネタがないということです。これまで、特に競合のリサーチなどせず、シニアの方がどんなことを興味持って見てくれるかと考えながら作っていましたが、やはりインプットしないとネタが出てこないですね。また動画は地味に作成するのに工数がかかるので、ここにあまり時間を使えていないのが現状です。
動画をひとつつくるのにもこんな感じの手数を踏む必要があり、なかなかこれに億劫になってしまっていてうまくプロジェクトとして回せていません。本当はこの動画制作を組織化してガンガン新しい動画を作っていきたいとおもっているのですが、目を背けずにやっていきたいと思っています。
最近これが蔑ろになってしまっていたため、ここの強化もしっかりとやっていきたいです。これについては別記事でまとめていければと思っています。見込みのお客さんがLINE公式アカウントに友達追加をしてから来店するまでに教室の案内を十分にできていないのが現状なのでここの作り込みをしっかりとする必要があります。
今回は簡単にはなりますが、これまでのパソコン教室と今後の施策について書き出してみました。今後追記していくかもしれないですのでよろしくお願いいたします。