LINE公式アカウント運用 読了時間: 1分

【2025年最新版】LINE公式アカウント「認証済アカウント」完全ガイド|申請メリットと審査通過のコツ

2025年7月17日

【2025年最新版】LINE公式アカウント「認証済アカウント」完全ガイド|申請メリットと審査通過のコツ

KUREBA

はじめまして。静岡県三島市を拠点に、中小企業様のLINE公式アカウント運用を支援している合同会社KUREBAの河合です。

「LINE公式アカウントを開設したけれど、いまいち活用できていない」「集客やリピーター獲得に繋げたい」といったお悩みはありませんか?その解決の鍵は、「認証済アカウント」の取得にあるかもしれません。本記事では、認証済アカウントがもたらすビジネス上のメリットから、具体的な申請手順、そして審査を通過するための重要なコツまで、三島市周辺の事業者様が明日から実践できる情報を網羅的に解説します。

なぜ今、LINE公式アカウントの「認証」が重要なのか?

LINE公式アカウントには、誰でも開設できる「未認証アカウント」と、LINEヤフー社による審査を通過した「認証済アカウント」の2種類が存在します。その最大の違いは、アカウント名の横に表示されるバッジの色です。

  • 未認証アカウント:灰色のバッジ
  • 認証済アカウント:青色のバッジ

この「青色のバッジ」は、単なる飾りではありません。ユーザーにとっては、「LINEヤフー社が公式に認めた、信頼できる企業・店舗のアカウントである」という何よりの証となります。ユーザーが安心して友だち追加や情報を受け取るための、重要な判断基準になるのです。

特に、私たちの拠点である静岡県三島市では、市役所がLINEを活用した行政サービスを提供するなど、市民のLINE活用リテラシーは非常に高いレベルにあります。このような環境下では、企業や店舗のアカウントにも高い信頼性が求められます。「認証済アカウント」を取得することは、地域のお客様から選ばれるための第一歩と言えるでしょう。

認証済アカウントの7つの主要メリット|未認証アカウントとの徹底比較

信頼性の向上以外にも、認証済アカウントにはビジネスを加速させる多くの限定機能が用意されています。ここでは、未認証アカウントとの違いを明確にしながら、7つの主要なメリットを解説します。

1. 信頼性の証「青色バッジ」とLINEアプリ内検索での露出

前述の通り、青色のバッジはユーザーに安心感を与えます。さらに重要なのは、認証済アカウントはLINEアプリ内の友だち検索結果に表示されるようになる点です。これにより、店舗名やサービス名で検索した潜在顧客が自らアカウントを見つけて友だち追加してくれる可能性が生まれ、自然な形での認知度向上と友だち増加が期待できます。

2. 新規友だち獲得を加速させる「友だち追加広告」

「友だち追加広告(CPF)」は、LINEのトークリストやLINE NEWS、LINE VOOMといった多くのユーザーが目にする場所に広告を出し、友だち追加を直接促すことができる機能です。この強力な集客ツールは認証済アカウントでなければ利用できません。積極的に新規顧客を獲得したい事業者にとって、これは最大のメリットの一つです。

3. 便利な決済オプション「請求書決済」の利用

有料プランを利用する際、クレジットカード払いに加えて、法人向けの請求書決済サービス「Paid」を利用した支払いが可能になります。これにより、企業の経理プロセスに合わせた柔軟な支払いが可能となり、運用管理がスムーズになります。

4. 友だち集めに役立つ販促ツール(ポスター・POP)

店舗での友だち集めに効果的な、LINEキャラクターがデザインされたポスターデータを無料でダウンロードできます。また、オリジナルのノベルティ(POPやステッカーなど)を有料で購入することも可能です。これらのツールを活用することで、来店客に対して効果的に友だち追加をアピールできます。

5. 顧客との関係を深める高度な機能(メンバーシップ・リサーチ)

認証済アカウントでは、月額制の会員サービスを提供できる「メンバーシップ機能」や、アンケート調査で自由回答形式の設問が使えるようになるなど、より高度な機能が解放されます。これにより、熱心なファンとの関係を深めたり、顧客の生の声(インサイト)を詳細に収集したりすることが可能になります。

6. 【2025年6月〜】LINE VOOMへの広告非表示

2025年6月9日より、未認証アカウントのLINE VOOMプロフィール内の投稿には、広告が表示される仕様に変更されました。しかし、認証済アカウントにはこの広告が表示されません。これにより、ブランドイメージを損なうことなく、クリーンな状態でユーザーに情報を提供できます。

7. 【2024年6月〜】友だち一覧の確認と個別チャット

2024年6月の仕様変更により、認証済アカウントは友だち追加したユーザーの一覧を管理画面から確認できるようになりました。これにより、事業者側から特定のユーザーに対してチャットを開始するなど、より能動的な顧客アプローチが可能になりました。

認証済アカウント申請のステップバイステップガイド

メリットを理解したところで、次は具体的な申請方法です。申請は無料で、手順も決して難しくありません。

申請前に確認すべき注意点

スムーズな審査のために、申請前に以下の点を確認しましょう。

  • アカウント名:店舗や企業の正式名称を設定してください。屋号やサービス名でも可能ですが、実在性が確認できる必要があります。
  • プロフィール情報:事業内容や住所、電話番号など、プロフィール項目を正確に、かつ詳細に記入しておきましょう。
  • ガイドライン:自社の業種やサービスがLINE公式アカウントガイドラインで禁止されていないか、必ず確認してください。

申請手順(管理画面からの操作)

既に未認証アカウントをお持ちの場合、以下の手順で申請できます。

  1. LINE Official Account Manager(管理画面)にログインします。
  2. 画面右上の「設定」をクリックします。
  3. 左側メニューの「アカウント設定」内にある「情報の公開」セクションを見つけ、「認証をリクエストする」をクリックします。
  4. 表示されるフォームに、事業内容や店舗情報などの必要事項を正確に入力します。
  5. 入力内容を確認し、「確認する」をクリックして申請を完了します。

申請は「管理者」権限を持つユーザーのみが行えます。

審査期間と結果について

審査には通常、5〜10営業日ほどかかります。審査結果はメールで通知されます。万が一、審査に落ちてしまった場合でも、不備を修正して無料で再申請が可能です。審査基準の詳細は公開されていませんが、次のセクションで通過のポイントを解説します。

審査に通過するための3つの重要ポイント

審査は「ユーザーが安心して利用できるアカウントか」という視点で行われます。以下の3つのポイントを押さえることで、通過の可能性を高めることができます。

1. アカウント情報の正確性:正式名称と事業内容の一致

最も基本的ながら重要なポイントです。アカウント名、プロフィールに記載された事業内容、そして申請フォームに入力する情報が、すべて一致している必要があります。例えば、飲食店の場合は店舗の正式名称をアカウント名にし、プロフィールに正確な住所や営業時間を記載することが求められます。

2. ガイドラインの遵守:禁止業種・サービスでないことの確認

LINE公式アカウントのガイドラインでは、ユーザーに不利益を与える可能性のあるサービスや、法令に抵触する可能性のある業種を禁止しています。例えば、医療に関する表現や、科学的根拠の乏しいサービスなどは特に注意が必要です。申請前に自社のサービスが抵触しないか、改めてガイドラインを熟読しましょう。

3. アカウントの運用実態:プロフィールや投稿の充実

申請時にアカウントが全く動いていない状態だと、審査担当者が「どのようなアカウントか」を判断できず、審査に通りにくくなる可能性があります。プロフィール写真を設定し、あいさつメッセージを整え、いくつかの投稿を行っておくなど、実際に運用されている実態を見せることが重要です。これは、事業の実在性を証明することにも繋がります。

静岡県三島市でのLINE公式アカウント活用事例

「認証済アカウント」の機能は、地域ビジネスでこそ真価を発揮します。私たちの拠点である三島市には、その好例が数多く存在します。

三島市役所の先進的な取り組み:
三島市は、LINE公式アカウントを行政サービスに積極的に活用しています。特に、2021年から開始された「保育所入所手続きの来庁予約をLINEで自動受付」する仕組みは、窓口の混雑を緩和し市民の利便性を大幅に向上させた画期的な事例です。

この事例は、三島市民がLINEを通じた予約や公式なやり取りに慣れ親しんでいることを示しています。これは、市内の飲食店やサービス業がLINEで予約受付やクーポン配信を行った際に、スムーズに受け入れられる土壌があることを意味します。

また、三島商工会議所も会員限定のLINEクーポン事業を実施しており、地域ぐるみでLINE活用が進んでいます。認証済アカウントが持つクーポンやショップカード、リッチメニューといった機能を組み合わせることで、地域のお客様との関係を深め、リピート来店を促進する強力なツールとなります。

まとめ:認証は信頼への第一歩。専門家と共にビジネスを加速させよう

LINE公式アカウントの「認証」は、単にバッジの色が変わるだけではありません。それは、顧客からの信頼を獲得し、検索や広告といった新たな集客チャネルを開拓し、ビジネスを成長させるための重要な戦略的投資です。

しかし、アカウントを認証させ、機能を解放するだけでは成果は生まれません。大切なのは、これらの機能をいかに自社のビジネスに合わせて戦略的に運用していくかです。

  • どのタイミングで、どんなメッセージを送れば顧客は喜ぶのか?
  • リッチメニューやクーポンをどう設計すれば、来店に繋がるのか?
  • 集めたデータをどう分析し、次の施策に活かすのか?

こうした運用ノウハウに不安を感じる方も多いのではないでしょうか。

私たち合同会社KUREBAは、静岡県三島市に根ざし、地域のビジネス環境を深く理解した上で、一社一社の状況に合わせた「伴走型」のLINE公式アカウント運用支援を行っています。「何から手をつけていいか分からない」「もっと効果的な使い方を知りたい」そんなお悩みをお持ちでしたら、ぜひ一度お気軽にご相談ください。認証申請のサポートから、集客・売上アップに繋がる戦略的な運用まで、私たちが責任を持ってサポートいたします。

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