ゴルフスイングが上達しない原因は「基本」にあった
「何度練習してもゴルフスイングが安定しない」「飛距離が全然伸びない」――そんな悩みを抱えていませんか?実は、ゴルフスイングの上達を妨げている最大の原因は、基本の動作が正しく身についていないことにあります。
この記事では、ゴルフスイングの基本から飛距離アップのテクニック、よくあるミスの改善方法まで、初心者から中級者まで役立つ情報を網羅しています。プロのレッスンコーチが教えるポイントや、自宅でできる効果的な練習法も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。正しいスイングを身につけるだけで、スコアが10打以上縮まることも珍しくありません。
ゴルフスイングの基本|5つの構成要素を理解しよう
ゴルフスイングは一連の流れに見えますが、実は5つの構成要素に分解できます。それぞれの要素を正しく理解することが、スイング上達への最短ルートです。
1. グリップ(握り方)
ゴルフスイングのすべてはグリップから始まります。クラブと体を唯一つなぐ接点であり、ボールの方向性や飛距離に直結する最重要ポイントです。
グリップには大きく3種類あります。
- オーバーラッピンググリップ:右手の小指を左手の人差し指と中指の間に乗せる握り方。最も多くのゴルファーが採用しています。
- インターロッキンググリップ:右手の小指と左手の人差し指を絡める握り方。タイガー・ウッズも採用していた方法で、手が小さい方にもおすすめです。
- テンフィンガーグリップ:10本の指すべてでクラブを握る方法。初心者や握力が弱い方に向いています。
どのグリップでも共通して大切なのは、握る強さです。目安は「卵を割らない程度」とよく言われます。10段階で4〜5程度の力加減を意識してください。力みすぎるとヘッドスピードが落ち、飛距離が低下します。
グリップの練習には、自宅で使えるグリップトレーナーが便利です。正しい指の位置を矯正してくれるゴム製のアタッチメントで、1,000円前後で購入できます。毎日5分間装着するだけで、正しい握り方が自然と身につきます。
2. アドレス(構え方)
アドレスとは、ボールを打つ前の構えのことです。ゴルフスイング全体の方向性や安定感を決める土台になります。
正しいアドレスのチェックポイントは以下の通りです。
- 足幅は肩幅程度に開く
- 膝を軽く曲げて、股関節から前傾する
- 背筋はまっすぐに伸ばす(猫背にならない)
- 腕は自然に垂らし、力を入れない
- ボールの位置はクラブの種類に応じて変える
特に重要なのが前傾角度です。一般的に約30度の前傾が理想とされています。前傾が深すぎるとダフリ(地面を打つミス)の原因に、浅すぎるとトップ(ボールの上を叩くミス)の原因になります。
アドレスの確認には姿見ミラーやスイング撮影用スマホスタンドを活用しましょう。自分の姿勢を客観的にチェックできるため、修正点が明確になります。
3. テイクバック(バックスイング)
テイクバックは、クラブをトップの位置まで上げる動作です。このとき意識すべきは「手だけで上げない」ことです。
正しいテイクバックのポイントは以下の通りです。
- 肩の回転でクラブを始動する
- 左腕(右打ちの場合)はなるべくまっすぐ伸ばす
- 手首のコック(折れ)は自然に行う
- 右膝の角度を維持する(スウェーを防ぐ)
アマチュアゴルファーの約70%が、テイクバックで体が右に流れる「スウェー」という動きをしてしまうと言われています。スウェーが起きると軸がブレるため、ミート率が大幅に低下します。
4. ダウンスイング〜インパクト
ダウンスイングは、トップの位置からボールに向かってクラブを振り下ろす動作です。ゴルフスイングの中で最もパワーが求められるフェーズになります。
ここで最も大切なのは「下半身リード」です。切り返しの際、腕ではなく左足への踏み込みからスタートすることで、自然と腰が回転し、上半身との間にいわゆる「タメ」が生まれます。このタメがヘッドスピードを加速させ、飛距離アップにつながるのです。
インパクトの瞬間は、以下の点を意識してください。
- 手がクラブヘッドよりも先行する「ハンドファースト」の形を作る
- 左手の甲がターゲット方向を向いている
- 体重の約80%が左足に乗っている
- 頭の位置はアドレス時と大きく変わらない
5. フォロースルー〜フィニッシュ
ボールを打った後のフォロースルーも、ゴルフスイングの重要な構成要素です。フィニッシュの形が美しいゴルファーは、それだけスイング全体のバランスが良いという証拠になります。
理想的なフィニッシュの形は以下の通りです。
- 体重は完全に左足に移っている
- おへそがターゲット方向を向いている
- 右足のかかとが完全に上がっている
- クラブは左肩の後ろに収まっている
- バランスよく3秒以上静止できる
フィニッシュで3秒間静止する練習は、スイングバランスの改善にとても効果的です。バランスが崩れる場合は、スイング中のどこかに問題があるサインです。
ゴルフスイングで飛距離を伸ばす7つのコツ
基本を押さえたら、次は飛距離アップのテクニックを身につけましょう。ドライバーの平均飛距離は、アマチュア男性で約200〜220ヤード、女性で約150〜170ヤードと言われています。以下の7つのコツを実践すれば、10〜30ヤードの飛距離アップが期待できます。
コツ1:ヘッドスピードを上げる
飛距離はヘッドスピードに大きく依存します。ヘッドスピードが1m/s上がると、約5〜7ヤード飛距離が伸びると言われています。
ヘッドスピードを上げるには、スピードトレーニング用の素振り棒がおすすめです。通常のクラブより軽いものと重いものを交互に振ることで、スイングスピードが向上します。有名な製品としては「スーパースピードゴルフ」があり、8週間のプログラムで平均5〜8%のヘッドスピード向上が報告されています。
コツ2:ミート率を高める
どれだけヘッドスピードが速くても、クラブの芯でボールを捉えなければ飛距離は出ません。ミート率(ボール初速÷ヘッドスピード)は1.50に近いほど効率的で、アマチュアの平均は1.35〜1.40程度です。
ミート率改善の練習として効果的なのが、ショットマーカー(インパクトシール)の活用です。フェースに貼ってボールを打つことで、打点のバラつきが一目でわかります。価格は500円程度で、練習場で手軽に使えます。
コツ3:適切な打ち出し角とスピン量
最大飛距離を得るためには、打ち出し角12〜15度、バックスピン量2,000〜2,500rpmが理想です。打ち出し角が低すぎたり、スピンが多すぎたりすると、飛距離をロスしてしまいます。
これらの数値は弾道計測器で確認できます。練習場に設置されている「トップトレーサー」や、個人用の「ガーミン Approach R10」「FlightScope Mevo」などを活用すると、自分のスイングデータを正確に把握できます。
コツ4:体幹を鍛える
ゴルフスイングのパワーの源は体幹です。体幹が弱いと、下半身で生み出したエネルギーを効率よくクラブに伝えることができません。
おすすめのトレーニングは以下の3つです。
- プランク:30秒×3セットから始めて徐々に時間を延ばす
- ロシアンツイスト:回旋動作を強化する
- メディシンボール投げ:ゴルフスイングに近い動作でパワーを鍛える
週3回、1回15分程度のトレーニングを2ヶ月続けるだけで、ヘッドスピードが2〜3m/s向上したというデータもあります。
コツ5:正しい体重移動を身につける
飛距離アップに欠かせないのが体重移動です。トップでは右足に約60%、インパクトでは左足に約80%の体重配分が理想です。
体重移動の感覚をつかむには、バランスボードの上でスイング練習を行うのが効果的です。不安定な足場でスイングすることで、自然とバランスの良い体重移動が身につきます。
コツ6:クラブフィッティングを受ける
自分の体格やスイングに合っていないクラブを使っていると、どれだけ練習しても効果が出にくくなります。シャフトの硬さ(フレックス)、長さ、ライ角、ロフト角などが自分に合っているかを確認しましょう。
大手ゴルフショップでは無料のフィッティングサービスを行っているところも多くあります。有料でも3,000〜10,000円程度で本格的なフィッティングが受けられますので、一度試してみることをおすすめします。
コツ7:ストレッチで可動域を広げる
肩や股関節の柔軟性が高いほど、大きなスイングアークを描くことができ、飛距離が伸びます。特に以下のストレッチは効果的です。
- 肩甲骨のストレッチ:壁に手をつけて胸を開く
- 股関節の回旋ストレッチ:座った状態で膝を左右に倒す
- 胸椎の回旋ストレッチ:四つん這いで上半身をひねる
ラウンド前のウォーミングアップとしても取り入れると、スイングの安定性が格段に上がります。
ゴルフスイングでよくあるミスと改善方法
ここでは、アマチュアゴルファーに多いスイングのミスと、その具体的な改善方法を解説します。
スライスの原因と直し方
スライス(右打ちの場合、ボールが右に曲がるショット)は、アマチュアゴルファーの約80%が経験する最も多いミスです。
主な原因は以下の通りです。
- アウトサイドイン軌道でクラブが入っている
- インパクト時にフェースが開いている
- グリップがウィーク(左手のナックルが見えない)
- 体の回転不足で手打ちになっている
改善方法としては、まずグリップをややストロンググリップ(左手のナックルが2〜3個見える程度)に変えてみてください。それだけでフェースの開きが抑えられ、スライスが軽減されるケースが多いです。
また、ダウンスイングで右肘を体に引きつける意識を持つと、インサイドからクラブが入りやすくなります。練習場では、ボールの外側(ターゲットラインの向こう側)にティーを置いて、そのティーに触れないようにスイングするドリルが効果的です。
ダフリの原因と直し方
ダフリ(ボールの手前の地面を叩いてしまうミス)は、スコアを大きく崩す原因になります。
主な原因は以下の通りです。
- 体重が右足に残ったままインパクトしている
- スイング中に上体が沈み込んでいる
- ボールを上げようとしてすくい打ちになっている
改善方法は、左足1本で素振りをする練習がおすすめです。左足に体重を乗せた状態でスイングする感覚が身につきます。また、ボールの先(ターゲット側)の芝を削るイメージで打つと、自然とダウンブローの軌道になりダフリが減ります。
トップの原因と直し方
トップ(ボールの上部を打ってしまい、低い弾道で転がるミス)も初心者に多い悩みです。
主な原因は以下の通りです。
- インパクト時に体が伸び上がっている
- 前傾角度がスイング中に崩れている
- 目線が早くターゲット方向に動いている(ヘッドアップ)
改善方法としては、ボールのロゴを最後まで見続ける意識が効果的です。インパクト後もボールがあった場所を1秒間見続けることで、ヘッドアップを防ぐことができます。
フックの原因と直し方
フック(右打ちの場合、ボールが左に大きく曲がるショット)は、ある程度上達したゴルファーに多いミスです。
主な原因は以下の通りです。
- インサイドアウト軌道が極端になっている
- インパクト時にフェースが閉じすぎている
- 手首の返しが早すぎる
改善方法は、グリップをややウィークに調整することと、フォロースルーでクラブフェースが空を向くイメージを持つことです。極端なフックに悩む方は、一度グリップの見直しから始めてみてください。
自宅でできるゴルフスイング練習法5選
練習場に行けない日でも、自宅でゴルフスイングの上達につながる練習は可能です。以下の5つの方法を日常に取り入れてみましょう。
練習法1:タオル素振り
フェイスタオルの片端を結んで重りを作り、もう片方を持ってスイングする練習法です。クラブのように硬くないため、正しいスイングプレーン(クラブの軌道面)でないとタオルが安定しません。
1日30回の素振りを2週間続けるだけで、スイングの滑らかさが格段に向上します。室内でも安全にできるため、天候に関係なく毎日続けられるのが魅力です。
練習法2:鏡の前でアドレスチェック
自宅の姿見の前に立ち、アドレスの形を確認する練習です。前傾角度、足幅、手の位置、背筋の伸び具合をチェックしましょう。
正面からと側面からの2方向で確認するのがポイントです。スマートフォンのタイマー撮影機能を使って記録を残しておくと、改善の過程が見えてモチベーションアップにもつながります。
練習法3:パター練習マットでの反復練習
スコアの約40%を占めるパッティングは、自宅での練習が最も効果的なショットです。2〜3メートルのパター練習マットを使えば、リビングでいつでも練習できます。
人気のある練習マットとしては「DAIYA ダイヤパターマット」や「タバタ パットトレーナー」などがあります。3,000〜5,000円程度で購入でき、コストパフォーマンスに優れています。
練習法4:ゴムバンドを使った筋力トレーニング
フィットネス用のゴムバンド(レジスタンスバンド)を使えば、ゴルフスイングに必要な筋肉を自宅で効率よく鍛えられます。
特におすすめのエクササイズは以下の3つです。
- バンドローテーション:ゴムバンドを柱に固定し、スイング動作を行う
- バンドプル:肩甲骨周りの筋肉を強化する
- バンドスクワット:下半身の安定感を高める
ゴムバンドは1,000〜2,000円程度で購入でき、場所も取りません。出張先のホテルでも使える携帯性が魅力です。
練習法5:スイング動画分析アプリの活用
スマートフォンで自分のスイングを撮影し、分析アプリでチェックする方法です。スロー再生やライン描画機能を使えば、自分では気づけない問題点が発見できます。
おすすめのアプリは以下の通りです。
- V1 Golf:プロのスイングと並べて比較できる
- Hudl Technique Golf:スロー再生と描画が直感的に使える
- Onform:AI解析で自動的にスイングの問題点を指摘してくれる
これらのアプリは無料版でも十分な機能を備えています。月に1回は自分のスイングを撮影して、変化を記録する習慣をつけましょう。
クラブ別ゴルフスイングのポイント
ゴルフクラブは種類によってスイングのポイントが異なります。ここでは主要なクラブ別の注意点を解説します。
ドライバーのスイング
ドライバーは最も飛距離を求められるクラブです。ティーアップして打つため、他のクラブとはやや異なるアプローチが必要です。
- ボールの位置は左足かかとの延長線上
- ティーの高さはボールの半分がドライバーのヘッドから出る程度
- アッパーブロー(やや上向きの軌道)で捉える
- スイングアークを大きく取る意識を持つ
ドライバー選びも重要です。最近のモデルは慣性モーメント(MOI)が大きく設計されており、打点がズレても飛距離のロスが少なくなっています。テーラーメイド「Qi」シリーズやキャロウェイ「PARADYM Ai SMOKE」シリーズなど、最新テクノロジーを搭載したモデルをチェックしてみてください。
アイアンのスイング
アイアンは正確性が求められるクラブです。グリーンを狙うショットでは、方向性と距離感のコントロールが重要になります。
- ボールの位置はスタンスの中央〜やや左寄り
- ダウンブロー(上から下への軌道)で打つ
- ハンドファーストの形を維持する
- ターフ(芝)をボールの先で削る意識を持つ
アイアンは番手ごとの飛距離の階段を作ることが大切です。7番アイアンで150ヤードが目安とされ、番手が1つ変わるごとに10〜15ヤードの差が出るのが理想です。
ウェッジのスイング
ウェッジはグリーン周りのアプローチショットで使用します。フルスイングよりもコントロールショットが求められる場面が多いクラブです。
- グリップは短めに持つ(コントロールしやすくなる)
- スイング幅で距離を調整する(時計の文字盤をイメージ)
- フォロースルーを低く抑える
- 体の回転でクラブを動かす(手首を使いすぎない)
アプローチの練習には、庭やガレージで使えるチッピングネットが便利です。2,000〜5,000円程度で購入でき、的を狙う楽しみがあるため練習も飽きにくくなります。
パターのストローク
パッティングは厳密には「スイング」とは異なりますが、スコアに与える影響は最も大きい技術です。平均的なアマチュアゴルファーは1ラウンドで約36パットを打つと言われています。
- 肩の振り子運動でストロークする
- 手首は固定して動かさない
- ボールの赤道を打つイメージを持つ
- 目線はボールの真上に来るように構える
パター選びは個人の好みが大きく分かれますが、最近はマレット型の大きなヘッドが人気です。直進安定性が高く、ストロークが安定しやすいのが特徴です。オデッセイ「ホワイトホット」シリーズやスコッティキャメロンの人気モデルを試してみてください。
ゴルフスイング上達のための練習場活用術
練習場(打ちっぱなし)に行く際、ただ漫然とボールを打っていませんか?限られた時間と予算で最大の効果を得るための練習法を紹介します。
球数よりも質を重視する
100球を何も考えずに打つよりも、50球を1球ずつ丁寧に打つ方がはるかに上達効果が高いです。プロゴルファーでさえ、練習場では1球ごとにルーティンを行い、ターゲットを定めて打っています。
おすすめの練習配分は以下の通りです。
| 練習内容 | 球数の目安 | 使用クラブ |
|---|---|---|
| ウォーミングアップ | 10球 | ウェッジ |
| ショートゲーム練習 | 20球 | ウェッジ〜9番アイアン |
| ミドルアイアン練習 | 15球 | 7番〜5番アイアン |
| ドライバー練習 | 15球 | ドライバー |
| 実戦シミュレーション | 10球 | ラウンドを想定して変える |
| クールダウン | 5球 | ウェッジ |
目標を設定して練習する
毎回の練習で具体的な目標を1つだけ設定しましょう。「今日はグリップを意識する」「今日は体重移動に集中する」など、テーマを絞ることで効率的に上達できます。
練習ノートをつけるのもおすすめです。日付、球数、テーマ、気づいたことを記録しておくと、自分の成長過程が可視化されます。スマートフォンのメモアプリでも十分です。
レッスンプロに教わる価値
独学での練習に限界を感じたら、レッスンプロに教わることを強くおすすめします。1回のレッスン(30〜60分)で、自分では気づけなかった問題点がクリアになることが多いです。
レッスンの料金相場は以下の通りです。
| レッスン形態 | 料金目安(1回あたり) | 特徴 |
|---|---|---|
| グループレッスン | 2,000〜5,000円 | コスパが良い、仲間ができる |
| マンツーマンレッスン | 5,000〜15,000円 | 個別指導で上達が早い |
| インドアスクール(月額制) | 10,000〜20,000円/月 | 通い放題のプランが多い |
| オンラインレッスン | 3,000〜8,000円 | 自宅で受けられる |
最近はインドアゴルフスクールが急増しており、仕事帰りにも通いやすい環境が整っています。「チキンゴルフ」「RIZAP GOLF」「ルーツゴルフスクール」など、初心者歓迎のスクールも数多くあります。無料体験レッスンを実施しているところも多いので、まずは気軽に試してみてください。
最新テクノロジーを活用したゴルフスイング改善
近年、ゴルフスイングの分析・改善に役立つテクノロジーが急速に進化しています。上手に活用することで、上達のスピードを大幅に加速できます。
弾道計測器(ローンチモニター)
弾道計測器は、ヘッドスピード、ボール初速、打ち出し角、スピン量、飛距離などを計測する機器です。自分のスイングを数値で把握できるため、改善すべきポイントが明確になります。
個人でも手が届く価格帯の製品が増えています。
| 製品名 | 価格帯 | 特徴 |
|---|---|---|
| ガーミン Approach R10 | 約6万円 | コンパクトで持ち運びやすい |
| FlightScope Mevo+ | 約15万円 | 精度が高くシミュレーターとしても使える |
| Rapsodo MLM2PRO | 約10万円 | カメラ内蔵で映像と数値を同時に確認できる |
AIスイング解析
AIを活用したスイング解析サービスも登場しています。スマートフォンで撮影したスイング動画をアップロードするだけで、AIが問題点を分析し、改善アドバイスを提供してくれます。
「Swingtip」や先述の「Onform」など、AIを活用したアプリは今後さらに進化が見込まれます。対面レッスンと併用することで、より効率的なスイング改善が可能です。
ウェアラブルデバイス
ゴルフ用のスマートウォッチやスイングセンサーも上達の強力な味方です。ガーミンやApple Watchのゴルフアプリでは、ラウンド中のショットデータを自動記録し、後から分析できます。
スイングセンサーの「アルカス」はグリップエンドに装着するだけで、スイングテンポ、プレーン、フェースアングルなどのデータをリアルタイムで取得できます。
ゴルフスイング上達のために知っておくべきメンタル術
ゴルフは「メンタルのスポーツ」と言われるほど、心理面がパフォーマンスに大きく影響します。いくらスイングの技術を磨いても、本番で力を発揮できなければ意味がありません。
プレショットルーティンを持つ
プロゴルファーは全員、ショットの前に決まった動作(ルーティン)を行います。これにより、集中力が高まり、緊張を和らげる効果があります。
例えば、以下のような流れを自分なりに決めてみてください。
- ボールの後方からターゲットを確認する
- 素振りを1回行う
- アドレスに入る
- 深呼吸を1回する
- ショットを打つ
このルーティンを練習場の時から毎回実践することが大切です。
ミスを引きずらない考え方
ゴルフでミスショットはつきものです。プロでさえ1ラウンドで完璧なショットは数回しかないと言います。大切なのは、次の1打に集中することです。
メンタルコーチの間で広く推奨されているのが「10秒ルール」です。ミスした後の10秒間だけ悔しさや怒りを感じることを許し、それ以降は意識的に次のショットに切り替えるという方法です。
スコア目標を段階的に設定する
いきなり「100を切る」「90を切る」という大きな目標を立てると、プレッシャーがかかりすぎてかえって逆効果になることがあります。
おすすめはホール単位の小さな目標を設定することです。例えば「このホールはボギーでOK」「フェアウェイキープ率50%を目指す」など、達成可能な目標を積み重ねていきましょう。
まとめ|ゴルフスイング上達のポイント
この記事で解説したゴルフスイング上達のポイントを整理します。
- ゴルフスイングは「グリップ・アドレス・テイクバック・ダウンスイング・フォロースルー」の5つの要素で構成される
- 飛距離アップにはヘッドスピード向上、ミート率改善、適切な打ち出し角の3つが重要
- スライス・ダフリ・トップなどのミスは、基本動作の見直しで大幅に改善できる
- 自宅でもタオル素振りやアプリ活用で効果的な練習が可能
- クラブの種類に応じたスイングのポイントを理解する
- 練習場では質を重視し、目標を持って練習する
- 弾道計測器やAI解析などの最新テクノロジーを活用する
- メンタル面の強化もスコアアップに直結する
- レッスンプロやフィッティングサービスを積極的に利用する
ゴルフスイングの上達に近道はありませんが、正しい知識と効率的な練習方法を知っていれば、確実に成長できます。この記事を参考に、ぜひ次の練習から実践してみてください。継続は力なり――あなたのゴルフライフが、さらに充実したものになることを願っています。
よくある質問(FAQ)
ゴルフスイングの基本で最も大切なことは何ですか?
ゴルフスイングで最も大切なのはグリップとアドレスです。この2つが正しく行われていないと、その後のスイング動作すべてに悪影響を及ぼします。まずはグリップの握り方とアドレスの姿勢を見直すことから始めましょう。鏡の前での確認や、レッスンプロによるチェックが効果的です。
ゴルフスイングで飛距離を伸ばすにはどうすればいいですか?
飛距離アップには、ヘッドスピードの向上、ミート率の改善、適切な打ち出し角とスピン量の3つが重要です。具体的には、スピードトレーニング用の素振り棒でヘッドスピードを鍛え、ショットマーカーで打点を確認し、弾道計測器でデータを把握することをおすすめします。体幹トレーニングやストレッチも効果的です。
スライスを直す方法を教えてください。
スライスの主な原因は、アウトサイドイン軌道とフェースの開きです。まずグリップをストロンググリップ(左手のナックルが2〜3個見える程度)に変えてみてください。次に、ダウンスイングで右肘を体に引きつけることを意識すると、インサイドからクラブが入りやすくなりスライスが軽減されます。
ゴルフ初心者におすすめの練習方法は何ですか?
初心者にはまず、自宅でのタオル素振りと鏡の前でのアドレスチェックがおすすめです。練習場では、ウェッジなどの短いクラブから始めて、1球ずつ丁寧に打つことを心がけましょう。できれば早い段階でレッスンプロの指導を受けると、変なクセがつく前に正しいスイングを身につけられます。
練習場とレッスンスクール、どちらが上達しやすいですか?
上達効率で言えば、レッスンスクールの方が圧倒的に有利です。自分では気づけないスイングの問題点をプロが指摘してくれるため、修正のスピードが段違いです。ただし、レッスンで学んだことを練習場で反復練習することも大切です。レッスンと自主練習を組み合わせるのが理想的です。
自宅でゴルフスイングの練習はできますか?
はい、自宅でも効果的な練習が可能です。タオル素振り、鏡の前でのアドレスチェック、パター練習マットでの反復練習、ゴムバンドを使った筋力トレーニング、スイング動画分析アプリの活用など、さまざまな方法があります。毎日10〜15分の練習を継続することで、着実に上達できます。
ゴルフスイングの改善に弾道計測器は必要ですか?
必須ではありませんが、あると上達のスピードが大幅に加速します。ヘッドスピードやミート率、スピン量などの数値を把握できるため、自分のスイングの問題点が客観的にわかります。ガーミン Approach R10など、6万円程度から個人でも購入できるモデルがあります。練習場のトップトレーサーを活用するのも手軽でおすすめです。


コメント