PING(ピン)のアイアンは、革新的なテクノロジーと卓越した寛容性で、初心者からツアープロまで、あらゆるレベルのゴルファーから絶大な信頼を得ています。しかし、Gシリーズ、iシリーズ、Blueprintシリーズなど、ラインナップが豊富なため、「自分に合うモデルはどれ?」と悩む方も少なくありません。
この記事では、2026年現在の最新PINGアイアン全モデルを徹底的に比較・解説します。ハンディキャップやプレースタイルに応じた選び方から、各モデルの性能、搭載テクノロジーまで、あなたのアイアン選びを総合的にサポートします。
PINGアイアンの選び方:プレースタイル別ガイド
PINGのアイアンは、主に3つのシリーズに大別されます。まずは、自分のゴルフレベルや目指すプレースタイルに合わせて、どのシリーズが最適かを見極めましょう。
ハンディキャップ別推奨モデル
- 初心者・高ハンディキャップ(ハンディキャップ15以上)向け:
このレベルのゴルファーには、ミスヒットに強く、ボールが上がりやすいGシリーズが最適です。特に、PING史上最も寛容性が高いとされるG730や、やさしさと操作性のバランスが良いG440がおすすめです。 - 中ハンディキャップ(ハンディキャップ8~15)向け:
安定性を求めつつ、少し操作性も欲しくなるこのレベルには、GシリーズのG430やG440がフィットします。また、飛距離性能と操作性を両立したプレーヤーズディスタンスアイアンであるi530も視野に入ってきます。 - 低ハンディキャップ・上級者(ハンディキャップ7以下)向け:
ショットの操作性や繊細な打感を重視する上級者には、iシリーズやBlueprintシリーズが適しています。ツアープロからのフィードバックを基に開発されたi240や、究極の操作性を追求した鍛造ブレードのBlueprint T、キャビティバックで寛容性をプラスしたBlueprint Sが主な選択肢となります。
求める性能で選ぶ
ハンディキャップだけでなく、自分がアイアンに何を求めるかによっても最適なモデルは変わります。
- 寛容性(やさしさ)を最優先するなら:
ミスヒットしても飛距離や方向性のロスを最小限に抑えたいゴルファーには、G730が最もおすすめです。次いで、よりプレーヤーライクな見た目でありながら高い寛容性を持つG440が挙げられます。 - 飛距離を追求するなら:
アイアンでも圧倒的な飛距離を求めるなら、ストロングロフト設計と高初速フェースが特徴のG730や、中空構造で飛距離性能を高めたプレーヤーズディスタンスアイアンi530が最適です。 - 操作性と打感を重視するなら:
ボールを意のままに操り、インパクトのフィーリングを大切にしたいなら、鍛造アイアンのBlueprint SやBlueprint Tが最高の選択肢です。また、i240は、優れた打感と操作性に加え、適度な寛容性も兼ね備えており、幅広い上級者に支持されています。
【2026年】PINGアイアン現行モデル徹底解説
ここでは、PINGの主要な現行アイアンモデルをシリーズごとに詳しく見ていきましょう。
Gシリーズ:寛容性の王道
Gシリーズは、PINGの代名詞ともいえる「やさしさ」を追求したゲームインプルーブメントアイアンです。広いスイートエリアと高弾道設計で、多くのゴルファーのスコアメイクをサポートします。
PING G440
プレーヤー好みの見た目と、最大限の寛容性を両立。高弾道でグリーンを狙える、次世代のゲームインプルーブメントアイアン。
G440は、前モデルG430と比較して、より洗練されたプレーヤーライクな形状ながら、寛容性をさらに向上させています。ワイドソール設計により、ダフリなどのミスにも強く、安定したショットを可能にします。ボールが上がりやすく、高い飛距離性能も魅力です。MyGolfSpyのテストでは、G430を上回るボール初速、打ち出し角、最高到達点を記録したと報告されています。
PING G730
PING史上、最も飛んで、最も寛容なアイアン。圧倒的な飛距離性能で、ゴルフをさらに楽しく。
G730は、飛距離性能を極限まで追求したモデルです。Hyper 17-4ステンレススチールフェースとストロングロフト設計により、驚異的なボール初速と飛距離を実現します。Golf Monthlyのレビューでは、「テストしたゲームインプルーブメントアイアンの中で最もボール初速が速かった」と評価されています。大きなヘッドサイズとワイドソールがもたらす究極のやさしさも特徴で、とにかく楽に飛ばしたいゴルファーに最適です。
PING G430
飛距離性能とスコアメイクを両立。「飛距離は譲れないが、安定性も欲しい」というゴルファーに応える万能モデル。
G430は、多くのゴルファーにとっての「ど真ん中」に位置するモデルです。新開発の「PurFlex」キャビティバッジがインパクト時の振動を抑え、心地よい打感を実現。低重心設計と薄いフェースにより、高弾道と高初速を両立し、グリーンで止まるボールを打ちやすくなっています。レビューサイトでも「寛容性、飛距離、操作性のバランスが取れた理想的なゲームインプルーブメントアイアン」として高く評価されています。
iシリーズ:操作性とフィーリング
iシリーズは、より良いスコアを目指す熱心なゴルファーのために設計された、操作性と打感を重視したラインナップです。コンパクトなヘッド形状と先進技術の融合が特徴です。
PING i240
ツアープロが求める性能を凝縮。打感、スピン性能、操作性のすべてを妥協しない、真のオールラウンダー。
i230の後継モデルとして登場したi240は、低ハンディキャップのゴルファーから絶大な支持を得ています。Golf Monthlyは「前モデルからインパクトの感触が劇的に向上した」と評価しており、そのソフトな打感は特筆に値します。ツアープロの要望で変更されたグルーブ(溝)設計により、ラフからでも安定したスピン性能を発揮し、より一貫性のある弾道コントロールを可能にします。
PING i530
コンパクトな見た目に、驚きの飛距離性能を秘めたプレーヤーズディスタンスアイアン。
i525の後継にあたるi530は、シャープな見た目を好むけれど飛距離も欲しい、というゴルファーの要望に応えるモデルです。中空構造のボディに鍛造マレージング鋼C300フェースを組み合わせることで、高い反発性能を実現。前モデルより薄いトップラインと少ないオフセットで、より洗練された印象を与えます。内部に配置されたポリマーが打音と打感を向上させており、見た目と性能を高次元で両立しています。
PING iDi ドライビングアイアン
ロングゲームに新たな選択肢を。コントロール性能と飛距離を両立する、ツアー仕様のユーティリティアイアン。
iDiは、アイアンとフェアウェイウッドのギャップを埋めるために設計されたドライビングアイアンです。ロフト角別に3種類(17°, 20°, 23°)が用意されており、それぞれが特定の弾道とスピン量を生み出すように設計されています。革新的な「inR-Air」テクノロジー(ヘッド内部の空気ポケット)が、打音と打感を向上させます。コンパクトなヘッド形状で、ティーショットでもフェアウェイからでも高い操作性を発揮します。
Blueprintシリーズ:上級者のための鍛造アイアン
Blueprintシリーズは、一切の妥協を許さない上級者やプロゴルファーのために作られた、PINGの最高峰鍛造アイアンです。
PING Blueprint S
鍛造のソリッドな打感と、キャビティバックの寛容性を融合。美しさと実用性を兼ね備えたプレーヤーズキャビティ。
8620カーボンスチールから完全に鍛造されたBlueprint Sは、シャープでコンパクトな形状が特徴です。見た目はブレードアイアンに近いですが、キャビティ構造により、上級者向けモデルとしては高い寛容性を持ち合わせています。ルイ・ウーストハイゼンがプロの大会で使用し、早々に勝利を収めるなど、その性能はツアーでも証明済みです。芯を食った時の打感は格別で、ミスヒット時のフィードバックも明確です。
PING Blueprint T
伝統的な鍛造ブレードに現代の技術を注ぎ込んだ、究極のピュア・マッスルバック。
Blueprint Tは、ミニマルで美しいデザインが目を引く、完全なマッスルバックアイアンです。8620カーボンスチールの一体鍛造で、弾道の操作性、コントロール性能、そして最高の打感を追求しています。トップラインは非常に薄く、ヘッドサイズもコンパクトなため、アドレス時には高い集中力が求められますが、ソリッドに捉えた時のボールがフェースに乗る感覚は、他のアイアンでは味わえないものです。まさに、熟練した技術を持つゴルファーのためのアイアンと言えるでしょう。
レディースモデル:G Le3
G Le3は、女性ゴルファーやスイングスピードが比較的ゆっくりな男性ゴルファーのために特別に設計されたモデルです。軽量設計で振りやすく、高い寛容性と安定した弾道を提供します。アイアンとハイブリッドを組み合わせたセット構成が可能で、各ゴルファーに最適なクラブ間の飛距離ギャップを実現できます。
PINGアイアンの主要テクノロジー
PINGアイアンの卓越した性能は、長年の研究開発によって生み出された独自のテクノロジーによって支えられています。
- フェース・フレキシング・テクノロジー (COR-Eye / Maraging Steel Face):
インパクト時にフェースが大きくたわみ、ボール初速を最大化する技術。Gシリーズやiシリーズの飛距離性能の源泉となっています。特にマレージング鋼は、航空宇宙分野でも使用される非常に強度の高い素材で、薄くても強度を保ち、高い反発力を生み出します。 - マルチマテリアル構造 (AlumiCore™ / Tungsten Weighting):
比重の異なる複数の素材を組み合わせることで、重量配分を最適化する技術です。例えば、i59に採用されている「AlumiCore™」は、ヘッド中央部の重いスチールを軽いアルミニウムに置き換えることで、約30グラムの余剰重量を生み出し、それをヘッドの周辺部(トゥ側やシャフト先端)に再配置します。これにより、ヘッドサイズが小さいにもかかわらず、より大きなi210アイアンに匹敵する高い慣性モーメント(MOI)を実現しています。 - inR-Airテクノロジー:
iDiドライビングアイアンに搭載された新技術。ヘッド内部に意図的に設けられた空気のポケットが、インパクト時の不快な振動を吸収し、音と感触を向上させます。これにより、飛距離性能を損なうことなく、心地よい打感を提供します。
シャフトの選択:スチール vs. グラファイト
アイアンの性能を最大限に引き出すには、シャフト選びが非常に重要です。一般的に、スチールシャフトとグラファイトシャフトには以下のような特徴があります。
- スチールシャフト:
- 特徴: 重量があり、硬く、ねじれが少ないため、安定したコントロール性能を提供します。しっかりとした打感を好むゴルファーや、スイングテンポが速いゴルファーに向いています。
- 代表例: Dynamic Gold, N.S. Pro Modus3, PING AWT 2.0
- グラファイトシャフト:
- 特徴: 軽量で、振動吸収性に優れています。スイングスピードを上げやすく、飛距離アップが期待できます。また、体への負担が少ないため、シニアゴルファーや女性、肘などに不安を抱えるゴルファーにもおすすめです。
- 代表例: PING ALTA CB Black, UST Mamiya Recoil
PINGの公式サイトでは、スイングスピードが速いプレーヤーには硬いシャフト、遅いプレーヤーには柔軟なシャフトを推奨しています。しかし、近年はグラファイトシャフトも重量級のモデルが登場しており、一概に「スチール=パワーヒッター、グラファイト=非力な人」とは言えなくなっています。最終的には、自分のスイングや好みに合ったものをフィッティングで見つけることが重要です。
カスタムフィッティングの重要性
どれだけ優れたアイアンでも、ゴルファーの体格やスイングに合っていなければ、その性能を100%発揮することはできません。PINGは創業以来、カスタムフィッティングの重要性を提唱し続けているブランドです。
「これはおそらく、アイアン購入プロセスで最も重要な部分です。カスタムフィットセッションでは、あなたのゲームに適したシャフトのフレックスと長さ、正しいライ角、そして正しいアイアンヘッドを確認できます。」
フィッティングでは、身長や腕の長さ、スイングの癖などを専門家が分析し、最適なライ角、シャフト、グリップなどを提案してくれます。自分にぴったりのスペックに調整されたアイアンは、ミスの確率を減らし、安定したショットをもたらしてくれるでしょう。PINGの正規取扱店や専門のフィッティングスタジオで、ぜひ一度フィッティングを体験することをおすすめします。
まとめ
PINGのアイアンは、ゴルファー一人ひとりのニーズに応える多様なラインナップを揃えています。この記事で紹介した情報を参考に、ご自身のレベルや求める性能を明確にすることで、最適なパートナーがきっと見つかるはずです。
- やさしさと飛距離を求めるなら「Gシリーズ」 (G440, G730, G430)
- 操作性と打感を重視するなら「iシリーズ」 (i240, i530)
- 究極のフィーリングとコントロールを求めるなら「Blueprintシリーズ」 (Blueprint S, T)
気になるモデルが見つかったら、ぜひ試打やカスタムフィッティングを通じて、その性能を体感してみてください。あなたにとって最高のアイアンが、ゴルフをさらに楽しく、エキサイティングなものにしてくれるでしょう。










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