浜松の老舗グルメ店おすすめ12選!歴史と伝統が息づく味を巡る旅

食の都・浜松の奥深さとは?

静岡県西部に位置する浜松市。うなぎや浜松餃子、そして「さわやか」のげんこつハンバーグといった全国区のグルメが有名ですが、この街の食文化の魅力はそれだけにとどまりません。徳川家康が礎を築いた城下町としての歴史、そして東海道の宿場町として多くの人々が行き交った歴史が、浜松に多様で奥深い食文化を根付かせました。

市内には、創業100年を超える料亭から、何世代にもわたって地元民に愛され続ける食堂まで、数多くの「老舗」が存在します。これらの店は、ただ古いだけでなく、時代の変化に対応しながらも、決して揺らぐことのない伝統の味と技を守り続けています。この記事では、そんな浜松の歴史と文化を舌で感じられる、珠玉の老舗グルメ店を厳選して12軒ご紹介します。この街が移住先としても人気を集める理由の一つである、豊かな食の魅力をぜひ発見してください。

データで見る浜松の老舗グルメの多様性

浜松の食文化の豊かさは、老舗のジャンルの多様性にも表れています。大手グルメサイト「食べログ」によると、浜松市内には「老舗」として認識されている飲食店が450軒以上も存在します(2025年8月時点)。

【うなぎ】浜松の魂を味わう、珠玉の名店

浜名湖がうなぎ養殖発祥の地であることは広く知られており、浜松の食文化を語る上でうなぎは欠かせません。ここでは、長い歴史の中で独自の技を磨き上げてきた老舗をご紹介します。

1. かねりん鰻店

創業100年の歴史を誇る、まさに老舗中の老舗。備長炭でじっくりと焼き上げ、継ぎ足しで守られてきた秘伝のタレで仕上げるうなぎは、外はパリッと香ばしく、中は驚くほどふっくら。手入れの行き届いた美しい庭園を眺めながらいただくうな重は、格別の味わいです。特別な時間を過ごしたい時に訪れたい名店です。

2. うなぎ大嶋

1966年創業。全国でも約30店舗しか扱えないと言われる幻のブランドうなぎ「共水うなぎ」を味わえる貴重な一軒です。南アルプスの水で通常より長い年月をかけて育てられた共水うなぎは、天然物に近い豊かな風味と上質な脂が特徴。その旨味を最大限に引き出すため、丁寧に蒸し上げ、炭火で香ばしく焼き上げます。昼のみの営業で売り切れ必至のため、事前の予約が賢明です。

【浜松餃子】元祖の味を受け継ぐ、愛され続ける名店

キャベツ中心のあっさりとした餡と、円盤状の焼き方、そして中央に添えられたもやしが特徴の浜松餃子。そのスタイルを確立したと言われる元祖の味は、今もなお多くの人々を惹きつけてやみません。

3. 石松餃子 本店

創業昭和28年(1953年)、「浜松餃子」という名が広まる前から地元で愛されてきた、まさに浜松餃子のパイオニア的存在。たっぷりのキャベツの甘みと豚肉のコクが絶妙に調和した餡は、あっさりとしていながらも深みのある味わい。何個でも食べられてしまう軽やかさが魅力で、浜松餃子の王道を体験するなら外せない一軒です。

【和食・割烹】特別な日に訪れたい、歴史が薫る名店

城下町として発展した浜松には、武家や豪商に愛された歴史ある料亭や割烹が今もなお受け継がれています。地元の旬の食材を活かした、職人技が光る料理を堪能できます。

4. 鳥善

創業明治元年(1868年)という、150年以上の圧倒的な歴史を持つ浜松を代表する料亭。元々は鶏料理屋として始まり、明治18年には西洋料理店を開くなど、常に時代の先を見据えてきました。現在は、伝統的な日本料理を提供する料亭事業と、モダンなウエディング事業を両輪とし、浜松の食文化と地域社会に貢献し続けています。その歴史の重みを感じながらいただく会席料理は、まさに至福の体験です。

5. 自笑亭

そのルーツは安政元年(1854年)にまで遡ります。当時の浜松城主に料理を提供していた料亭「山六」が前身であり、「自笑亭」の屋号は城主から賜ったもの。現在は、その伝統を受け継ぎ、仕出し弁当の専門店として営業しています。料亭の技が凝縮された幕の内弁当は、納得のいく美味しさ。浜松の歴史を感じながら、気軽に老舗の味を楽しめるのが魅力です。

6. 桝形

創業明治24年(1891年)。浜松の豊かな食材の素晴しさを知り尽くした店主が、生産者への敬意を込めて腕を振るう割烹料理店。浜名湖のすっぽんや遠州灘の天然とらふぐなど、地元の最高の食材を使った料理は、訪れる人々を幸せにしてくれます。「美味しい料理でお客様を幸せにしたい」という創業以来の想いが、今も変わらず受け継がれています。

7. 炉端 鰻 牡蠣 浜名荘

明治43年(1910年)に建てられた結納品店をリノベーションした、趣深い空間が魅力のお店。建物自体が持つ100年以上の歴史と、囲炉裏でじっくりと焼き上げる原始焼きという古来の調理法が融合し、独特の食体験を提供します。地元の鮮魚や旬の野菜を炭火でいただく贅沢は、古民家ならではの非日常感と相まって、忘れられない思い出になるでしょう。

【洋食】世代を超えて愛される、懐かしくも新しい味

港町としての側面も持つ浜松では、古くから西洋の文化も取り入れられてきました。日本の食文化と融合し、独自の進化を遂げた洋食の名店も健在です。

8. 洋食屋みさくぼ

1983年創業。親子二代にわたって40年以上変わらぬ味を守り続ける、地元で絶大な人気を誇る洋食店です。看板メニューは、厳選された肉の配合から捏ね具合まで、初代から受け継がれたレシピで作る手作りハンバーグ。肉の旨味が凝縮されたジューシーなハンバーグは、多くの市民の心を掴んで離しません。「変わらない味こそ長く愛される秘訣」という言葉を体現する名店です。

【天ぷら】職人技が光る、揚げたての芸術

遠州灘の新鮮な魚介や、三方原台地で育った野菜など、天ぷらの素材に恵まれた浜松。カウンターでいただく揚げたての天ぷらは、まさに至福の味わいです。

9. 美松

三代目が暖簾を守る、老舗の天ぷら専門店。靴を脱いで上がる畳敷きのカウンター席は、まるで料亭のような落ち着いた雰囲気です。目の前で職人が一品一品揚げてくれる天ぷらは、サクサクの衣と素材の旨みが絶妙に調和した逸品。大根おろしや天つゆ、抹茶塩など多彩な薬味で、味の変化を楽しめるのも魅力です。

【粉もん】地元民のソウルフード「遠州焼き」の老舗

お好み焼きに刻んだたくあんを入れるのが特徴のご当地グルメ「遠州焼き」。戦後の食糧難の時代に生まれたとされる、浜松市民のソウルフードです。

10. お好み焼き大石

60年以上にわたり、遠州焼きの味を守り続ける老舗。三つ折りにして焼く独特のスタイルと、生地に混ぜ込まれたたくあんのポリポリとした食感と塩気が絶妙なアクセントになっています。長年地元民に愛され続ける、素朴で懐かしい味わいは、一度食べればやみつきになること間違いなしです。

【甘味・スイーツ】心を満たす、伝統と革新の甘味

食後の楽しみや、お土産にもぴったりのスイーツ。浜松には、長年愛される定番の味から、新しい感性を取り入れたものまで、魅力的な老舗の甘味処があります。

11. まるたや洋菓子店

1949年創業。70年以上にわたり浜松市民に愛され続ける洋菓子店です。看板商品は、濃厚なクリームチーズと爽やかなサワークリームの二層からなる「チーズケーキ」。その土台には、同店のもう一つの人気商品である塩味のクッキー「あげ潮」が使われており、甘さと塩気の絶妙なハーモニーを生み出しています。浜松土産の定番としても不動の人気を誇ります。

12. まつもとフルーツ・トレピーニ

1955年創業の老舗果物店「まつもとフルーツ」が手がけるフルーツパーラー。煉瓦造りのクラシカルな建物が目印です。老舗ならではの目利きで選び抜かれた旬のフルーツをふんだんに使ったパフェやスイーツは、まさに絶品。果物本来の味を最大限に活かしたメニューは、多くのファンを魅了しています。

まとめ:浜松の歴史を味わうグルメ旅へ

今回は、浜松が誇る数多くの老舗グルメ店の中から、特に歴史と物語を感じられる12軒を厳選してご紹介しました。一皿の料理の向こうには、職人たちの技と情熱、そして浜松という街が歩んできた長い歴史が息づいています。

全国的に有名なグルメだけでなく、こうした奥深い食文化に触れることは、浜松という街をより深く理解し、その魅力を再発見するきっかけとなるはずです。この記事を参考に、ぜひあなただけの「浜松・老舗グルメ旅」を計画し、歴史が育んだ本物の味を堪能してみてください。

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