静岡県三島市は、富士山の雪解け水が湧き出る「水の都」として知られる美しい街です。そんな三島市での暮らしや観光を、もっと便利で豊かにしてくれるのが、私たちの身近にあるコンビニエンスストアです。
単なる買い物場所にとどまらず、行政サービスから地域限定グルメ、お得なキャンペーンまで、三島市のコンビニは驚くほど多様な顔を持っています。この記事では、三島市民も観光客も知って得する「三島市コンビニ活用術」を15個のトピックに厳選してご紹介します。あなたの知らない、新しいコンビニの魅力がきっと見つかるはずです。
【サービス編】暮らしがもっと便利になる5つの活用術
まずは、日常生活を劇的に便利にするサービスから見ていきましょう。三島市のコンビニは、市役所の出張所や社会貢献の拠点としても機能しています。
1. 市役所よりお得で早い！証明書のコンビニ交付サービス
三島市では、マイナンバーカードを利用して、全国のコンビニで住民票の写しや課税（所得）証明書などを取得できる「コンビニ交付サービス」を推進しています。最大の魅力は、その利便性とコストパフォーマンスです。
- お得な手数料： 窓口での交付に比べて手数料が100円安く設定されています。
- いつでも利用可能： 市役所の閉庁後や土日祝日でも、午前6時30分から午後11時まで利用できます（年末年始、メンテナンス日を除く）。
- 全国どこでも： 三島市外のセブン-イレブン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップなど、マルチコピー機設置店なら全国どこでも取得可能です。
このサービスにより、時間や場所を問わず必要な証明書を手に入れられるため、忙しい方にとっては非常に価値の高いサービスと言えるでしょう。
2. 地域に根差す社会貢献活動に参加する
三島市のコンビニは、地域社会を支える拠点としての役割も担っています。特にファミリーマートが取り組む「ファミマフードドライブ」は、市民が手軽に参加できる社会貢献活動です。
家庭で余っている未開封の食品を店舗に設置されたBOXに入れることで、NPOなどの協力パートナーを通じて地域の支援が必要な方々へ届けられます。三島市内では7店舗以上で実施されており、食品ロス削減と地域支援を同時に実現する素晴らしい取り組みです。また、セブン-イレブン・ジャパンは三島市と「高齢者見守りネットワークに関する協定」を締結しており、日常業務を通じて高齢者の異変を察知し、市と連携する体制を整えています。
3. マイナンバーカードの暗証番号をコンビニで再設定
マイナンバーカードの署名用電子証明書（e-Taxなどで使用する6〜16桁の暗証番号）を忘れてしまった場合、従来は市役所の窓口で手続きが必要でした。しかし現在では、一部のコンビニ（セブン-イレブン、ローソン）のマルチコピー機で再設定が可能になっています。専用アプリと顔認証を利用することで、市役所に行かなくても手続きが完了するため、利便性が大幅に向上しました。
4. EVユーザー必見！ファミリーマートの充電スタンド
環境意識の高まりとともに、電気自動車（EV）の利用者も増えています。三島市内では、ファミリーマート三島中島店などにEV充電スタンドが設置されており、買い物のついでに気軽に充電することができます。長距離ドライブの経由地としても、地域住民の日常利用としても、重要なインフラの一つとなっています。
5. 24時間対応の金融・行政窓口としてのATM
各コンビニに設置されているATMは、もはや説明不要の便利なサービスです。都市銀行や地方銀行はもちろん、三島信用金庫のキャッシュカードも利用可能です。特にセブン銀行ATMは多くの金融機関と提携しており、24時間いつでも現金の引き出しや預け入れができる金融インフラとして、市民の生活を支えています。
【限定商品編】三島ならではの味覚に出会える5選
コンビニの魅力は、なんといってもその商品力。特に地域限定商品は、その土地ならではの味覚を手軽に楽しめる絶好の機会です。三島市のコンビニには、地元の特産品を活かした絶品グルメが揃っています。
6. ご当地グルメの王様「みしまコロッケ」
三島市のご当地グルメとして全国的な知名度を誇る「みしまコロッケ」。その定義は「三島市内で収穫された三島馬鈴薯（メークイン）を100%使用すること」です。このこだわりのコロッケを、市内のコンビニでも味わうことができます。
- ローソン： 最も積極的に商品開発を行っており、過去には「みしまコロッケサンド」や「みしまコロッケパン」、さらには店内調理「まちかど厨房」で揚げたてを提供する「みしまコロッケ弁当」などを販売。三島市から認定された店舗も存在します。
- ファミリーマート： 一部店舗限定で販売されることがあり、見つけたらラッキーな激レアグルメとして知られています。
濃厚でコクのある三島馬鈴薯の味を、ぜひコンビニで手軽に体験してみてください。
7. セブン-イレブンと共同開発「三島甘藷」スイーツ
三島のもう一つのブランド野菜が「三島甘藷（みしまかんしょ）」です。箱根西麓の火山灰土壌で育ったさつまいもは、しっとりとした食感と強い甘みが特徴。セブン-イレブンは、この三島甘藷を使ったオリジナルスイーツを15年以上にわたって共同開発しており、静岡県内限定で販売しています。
これまでに「三島甘藷の生スイートポテトパイ」や「三島甘藷の洋風芋ようかん」、「三島甘藷の蜜芋チーズケーキ」などが登場し、毎年多くのファンを魅了しています。販売時期は限定されますが、三島を訪れた際にはぜひチェックしたい逸品です。
8. ローソン「静岡の陣」で味わう地元の恵み
ローソンでは、中部地区（静岡、愛知、岐阜など）限定で「静岡の陣」と題したフェアを定期的に開催しています。このフェアでは、静岡県産の食材を使った商品やご当地グルメが多数登場します。2024年9月のフェアでは、前述の「みしまコロッケ」を使った「静岡県産鶏肉のチキンカツ＆みしまコロッケ弁当」が目玉商品として販売されました。地域の味をコンビニで手軽に楽しめる、注目のキャンペーンです。
9. ミニストップの強み！出来立てスイーツと大学連携
ミニストップの代名詞といえば、店内で手作りされるソフトクリームやパフェなどのコールドスイーツです。季節ごとに登場する限定フレーバーは多くのファンを惹きつけます。三島市内には複数の店舗がありますが、特筆すべきは日本大学国際関係学部の三島駅北口校舎内にある店舗です。学生や教職員のニーズに応える品揃えで、地域と教育機関を結ぶユニークな存在となっています。
10. 静岡の定番土産もコンビニで！「こっこ」コラボ商品
静岡の定番土産として有名な「こっこ」。ふわふわのスポンジケーキと優しい甘さのクリームが人気ですが、この「こっこ」とコラボした商品をコンビニで見かけることがあります。例えば、ローソンでは過去に「Uchi Café×こっこ カスタードロールケーキ」を販売しました。お土産を買い忘れた時や、急な手土産が必要な時に、コンビニで手軽に購入できるのは嬉しいポイントです。
【お得情報編】知って得する5つのキャンペーン＆クーポン
コンビニを賢く利用するなら、お得な情報のキャッチアップは欠かせません。アプリやキャンペーンを使いこなして、節約上手になりましょう。
11. 各社公式アプリでクーポンを賢くゲット
セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートは、それぞれ公式スマートフォンアプリを提供しており、お得なクーポンやキャンペーン情報を配信しています。
- セブン-イレブン： 購入金額に応じてランクが上がる「ランクアップチャレンジ」があり、ランクに応じて値引きクーポンがもらえます。
- ローソン： お試し引換券や特定商品の割引クーポンが頻繁に配信されます。Pontaポイントやdポイントを通常よりお得なレートで商品と交換できます。
- ファミリーマート： FamiPay（ファミペイ）アプリで、人気商品の無料クーポンが当たる抽選や割引クーポンが提供されます。
これらのアプリをインストールしておくだけで、お得な情報を見逃すことがなくなります。
12. 三島市と連携！キャッシュレス決済キャンペーン
三島市では、地域経済の活性化を目的として、PayPayやau PAYなどのキャッシュレス決済サービスと連携したキャンペーンを過去に実施しています。
例えば、2025年2月にはPayPayで最大30%のポイントが付与されるクーポンキャンペーンが行われました。このような大規模な還元キャンペーンは、対象となる市内のコンビニでも利用できる場合が多く、非常にお得です。今後も同様のキャンペーンが開催される可能性があるため、市の広報や決済サービスの情報を定期的にチェックすることをおすすめします。
13. 毎週チェック！お得なセールと「1個もらえる」特典
コンビニ各社では、週替わりでお得なセールを実施しています。特にローソンで人気の「飲料1本もらえるキャンペーン」は、対象の飲料を購入すると、後日別の飲料と交換できる無料券がもらえるというもの。実質半額になる非常にお得なキャンペーンです。また、2025年8月12日から18日までは、対象のカップ麺を複数個購入すると割引になるセールも開催されており、見逃せません。
14. 観光もお得に！観光施設の割引クーポン情報
コンビニで直接配布しているわけではありませんが、三島市観光協会では、佐野美術館や楽寿園などの観光施設で使える割引券や、市内の飲食店・土産物店で特典が受けられるクーポンを公式サイトで配布しています。コンビニで買ったドリンク片手に三島を散策する際に、こうした情報をスマートフォンでチェックしておけば、観光をより一層お得に楽しむことができます。
15. 働くメリット！コンビニの従業員優待制度
少し視点を変えて、コンビニで働く側のメリットです。三島市内のセブン-イレブンでは、従業員特典として福利厚生サービス「クラブオフ」が利用できる店舗があります。これは、全国の宿泊施設やレジャー施設、グルメなどを優待価格で利用できるサービスで、アルバイトやパートでも充実した福利厚生を受けられる魅力的な制度です。
まとめ：コンビニ活用は地域情報活用の第一歩
今回ご紹介した15の活用術から、三島市のコンビニが単なる小売店ではなく、「行政サービス」「地域グルメの発信拠点」「社会貢献の窓口」「お得情報の発信源」といった多様な機能を持つ、地域に不可欠なインフラであることがお分かりいただけたかと思います。
コンビニが地域特性を活かして住民や観光客に新たな価値を提供しているように、情報をいかに整理し、効果的に発信するかは、あらゆるビジネスにおいて成功の鍵となります。
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