【地元民が選ぶ】三島市うなぎ店完全ガイド2025！創業100年超の老舗から隠れた名店まで15選

なぜ三島のうなぎは絶品なのか？その秘密に迫る

静岡県東部に位置する「水の都」三島市。うなぎの養殖地として有名な浜松とは異なり、三島はうなぎの産地ではありません。しかし、なぜ「三島のうなぎ」は全国にその名を轟かせるのでしょうか。その答えは、富士山の雪解け水がもたらす清らかな「湧水」にあります。

三島のうなぎ店では、仕入れた活うなぎを店内の生け簀で数日間、この富士山の伏流水に打たせます。この工程により、うなぎ特有の泥臭さや生臭さが抜け、余分な脂が落ちて身が引き締まります。こうして、うなぎ本来の旨味が凝縮された、さっぱりとしながらも味わい深い「三島うなぎ」が生まれるのです。

富士山の恵みである湧水が、うなぎを極上の味へと昇華させる。これが、うなぎ激戦区・三島の美味しさの原点です。

市内には、安政年間創業の歴史ある老舗から、地元民に愛される実力店、アクセス抜群の人気店、そして個性的な新進気鋭の店まで、多種多様なうなぎ店が軒を連ねています。本ガイドでは、地元民の口コミや各種メディアの情報を基に、2025年最新版として15の名店を厳選してご紹介します。

【厳選15店】三島のうなぎ名店リスト

ここからは、数ある名店の中から15店を厳選してご紹介します。老舗から新店まで、それぞれの魅力をお楽しみください。

1. うなぎ 桜家（さくらや）

三島のうなぎを語る上で絶対に外せない、行列必至の超有名店。安政三年（1856年）創業という圧倒的な歴史を誇ります。地元の人が選ぶランキングでも常に1位に輝くなど、その人気は揺るぎません。ふっくらと蒸し上げられた関東風の蒲焼は、口に入れるととろけるような柔らかさ。創業以来継ぎ足されてきた秘伝のタレ「かるみ」は、甘すぎずさっぱりとしており、うなぎ本来の味を最大限に引き立てます。

2. すみの坊（すみのぼう）

地元民からも厚い信頼を寄せられる、三島を代表する老舗の一つ。昭和33年（1958年）創業で、市内では最も古くからうなぎ料理を追求してきたお店として知られています。。本町店と三嶋大社前店があり、特に三嶋大社目の前の店舗は観光客にも大人気です。炭火の地焼きで仕上げる蒲焼は、外はパリッと香ばしく、中はふっくら。長年継ぎ足された秘伝のタレがしっかりと染み込み、ご飯が進むこと間違いなしです。

3. 和食蒲焼 高田屋（たかだや）

うなぎも海鮮も楽しみたい欲張りなあなたへ。じっくりと深蒸しした蒲焼は非常に柔らかく、甘さ控えめのタレが絶品です。このお店のもう一つの魅力は、社長自ら沼津の魚市場で仕入れる新鮮な魚介類。。刺身や天ぷらも本格的で、うなぎと一緒に楽しむことができます。リーズナブルな価格設定も嬉しく、地元で愛される和食の名店です。

4. 不二美（ふじみ）

三島駅近でアクセス抜群、昭和31年（1956年）創業の老舗。三島駅南口から徒歩約3分という好立地で、観光客にも地元民にも便利なお店です。創業以来継ぎ足してきたコクのあるタレが自慢。焼き加減は関東風と関西風の「良いとこどり」と評されることもあり、程よい歯ごたえとふっくら感を両立しています。。うな重だけでなく、カツ丼やうどんなどのメニューもあり、家族連れでも安心して利用できます。

5. うなぎ いけだ

予約可能が嬉しい、うなぎ激戦区・広小路の実力店。行列に並ぶことが多い三島の人気店の中で、予約ができるのは大きな魅力です。店内はカウンター席中心のオープンキッチンで、職人がうなぎを焼き上げる様子を目の前で見ることができます。香ばしい香りに包まれながら待つ時間は格別。うなぎは外側がパリッと香ばしく、中はふっくら。日本酒や焼酎も充実しており、夜にゆっくりと楽しむのにも最適です。

6. うなぎの坂東（ばんどう）

三島駅南口から徒歩1分！観光のスタートにも〆にも最適な駅前店。楽寿園の隣という絶好のロケーションにあり、広々とした和の空間でゆったりと食事を楽しめます。。富士山系の清水で浄化された上質な国産うなぎを、備長炭を使って香ばしく焼き上げています。ひつまぶしもあり、様々な食べ方で三島うなぎを堪能できます。

7. 御食事処 源氏（げんじ）

うなぎも静岡名物も。駅前0分で叶う贅沢。三島駅南口の目の前という最高の立地で、うなぎはもちろん、桜えびやしらすといった静岡特産品、釜めしまで味わえる和食処です。豊富なメニューは、グループや家族で好みが分かれる時にも安心。伊豆の地酒も取り揃えており、静岡の味覚を丸ごと楽しみたい方におすすめです。

8. うなぎのむらかみ

「共水うなぎ」を味わえる、食通が通うこだわりの店。「幻のうなぎ」とも称される希少な国産ブランドうなぎ「大井川共水うなぎ」を専門に扱っています。。天然ものに近い環境で育てられた共水うなぎは、旨味と香りが格別。最近主流のふわふわ食感とは一線を画し、しっかりとした歯ごたえのある昔ながらの焼き加減で提供されます。駅からは少し離れていますが、本物の味を求めるなら訪れる価値のある名店です。

9. うな繁（うなしげ）

広々とした店内でゆったりと。駐車場も完備で車での訪問に便利。三島市に隣接する駿東郡清水町にありますが、三島うなぎの名店として広く知られています。60台収容可能な広い駐車場を備え、車でのアクセスが非常に便利です。。うなぎ料理はもちろん、駿河の幸を取り入れた地場料理も豊富で、会食や宴会にも対応できるお店です。

10. 三嶋うなぎ 松子（まつこ）

うなぎ激戦区に現れた新星。夫婦で営む粋な炭火焼き専門店。比較的新しいお店ながら、その実力で早くも人気を集めています。備長炭でパリッと焼き上げられたうなぎは、香ばしさが際立ちます。。お箸やお手拭きにもこだわりが感じられ、心地よい空間で食事を楽しめます。うなぎが苦手な方向けに「和牛鶏そぼろ御膳」が用意されているのもユニークな点です。

11. 割烹 茂よし（しげよし）

創業100年を超える和食の名店で味わう、季節の味。うなぎ専門店ではありませんが、三島の地で100年以上の歴史を紡いできた割烹料理店です。。駿河湾の新鮮な海の幸や旬の食材を使った本格的な日本料理とともに、季節によっては極上のうなぎも提供されます。寿司や天ぷら、冬には下関とらふぐ料理も自慢。特別な日に、落ち着いた空間で上質な和食を堪能したい方におすすめです。

12. 梅よし（うめよし）

地元民に愛され続ける、コスパ抜群の地域密着型食堂。「うなぎも食べたいけど、他の定食も気になる」そんな時にぴったりのお店です。創業40年以上、沼津港から仕入れる新鮮な魚を使った刺身や定食、丼ものなど豊富なメニューが手作りで提供されています。。うなぎは浜松から直送されたものを注文が入ってから捌いて蒸し焼きにする本格派。良心的な価格で、地元の人々の胃袋を支えています。

13. うな政（うなまさ） 三島店

「旨い、安い、早い」を実現した、うなぎの常識を覆す店。「うなぎは高級で時間がかかる」というイメージを払拭し、手頃な価格で気軽にうなぎを楽しめるようにしたのが「うな政」です。うな重（並）が1,180円（税込）からと、驚きのコストパフォーマンスを誇ります。厳しい衛生管理基準をクリアした高品質なうなぎを使用しており、安さだけでなく品質にもこだわっています。時間がないけど美味しいうなぎが食べたい、という時に頼りになる存在です。

14. 元祖うなよし（がんそうなよし）

三島広小路駅近くに店を構える老舗の一つ。その名の通り、歴史を感じさせる佇まいで、長年地元で親しまれてきました。蒸しを入れず、地焼きで仕上げる関西風に近いスタイルが特徴で、皮はパリッと、身はしっかりとした食感を楽しめます。濃厚で甘辛いタレが、香ばしく焼かれたうなぎと絶妙に絡み合います。通好みの味を求める方におすすめの一軒です。

15. うな料理 一石三鳥（いっせきさんちょう）

五感で楽しむことをコンセプトにした、新しいスタイルのうなぎ料理店。目の前のライブキッチンで調理されるスタイルは、待ち時間もエンターテイメントになります。伝統的なうな重はもちろん、創作うなぎ料理も提供しており、新しい発見があるかもしれません。モダンで洗練された空間は、デートや記念日など特別なシーンにもぴったりです。

まとめ：あなただけの一軒を見つける旅へ

三島のうなぎ店は、まさに百花繚乱。160年以上の歴史を誇る老舗の「桜家」から、コスパ最強の「うな政」、希少な「共水うなぎ」を出す「むらかみ」まで、それぞれに譲れないこだわりと物語があります。このガイドを参考に、ぜひ三島を訪れ、あなたにとって最高の一軒を見つける旅を楽しんでみてください。きっと、忘れられない食体験が待っているはずです。