2025年、卓球界に新たな風を吹き込む一足が登場しました。それがミズノの「ウェーブドライブNEO4」です。多くのトッププレーヤーから支持されるミズノが、「軽量・柔軟・素足感覚」をさらに研ぎ澄まし、プレーヤーのパフォーマンスを最大限に引き出すために開発した最新モデルです。本記事では、このウェーブドライブNEO4の性能、搭載されたテクノロジー、ユーザーからの評価、そして他のシューズとの比較を通じて、その魅力を徹底的に解剖します。
軽量・素足感覚を研ぎ澄ませ。足首周りのフィット性を追求し、よりパフォーマンスを高める1足へ。
ウェーブドライブNEO4の概要と市場での位置づけ
ウェーブドライブNEO4(品番: 81GA2500)は、ミズノが2025年春夏モデルとして発表した、中〜上級者向けの卓球シューズです。メーカー希望小売価格は16,500円(税込)で、カラーは限定色の「ホワイト×ブルー×ネイビー」と、標準色の「ダークグレー×レッド×ブルー」の2色が展開されています。重量は約265g(26.0cm片方)と、高い機能性を維持しつつ軽量化を実現しています。
このシューズは、素早いフットワークと繊細な足裏感覚を求めるプレーヤーのために設計されており、ミズノの卓球シューズラインナップの中でも特に「軽量・柔軟・素足感覚」を重視する「ウェーブドライブ」シリーズに属します。その中でも「NEO」を冠するモデルは、フィット感、特に足首周りのサポートを強化しているのが特徴です。
卓球シューズ市場の動向
卓球シューズ市場は、競技人口の増加や健康志向の高まりを背景に、安定した成長を続けています。市場調査レポートによると、世界の卓球フットウェア市場は2024年の1億4,000万米ドルから、2030年には1億9,304万米ドルに達すると予測されており、年平均成長率(CAGR)は5.5%と堅調です。市場を牽引しているのは、ミズノ、アシックス、バタフライといった主要ブランドであり、特にアジア太平洋地域が最大の市場となっています。
このような競争の激しい市場において、ミズノはウェーブドライブNEO4に最新技術を投入し、環境への配慮(リサイクル素材の使用)といった付加価値を加えることで、他社との差別化を図っています。2025年には、アシックスがカーボンプレート搭載モデルを、Li-Ningが生産拡大を発表するなど、各社が技術革新を進めており、ウェーブドライブNEO4はミズノの競争力を示す重要な製品と位置づけられます。
核心技術の徹底解剖:プレーを進化させる5つの力
ウェーブドライブNEO4の卓越したパフォーマンスは、ミズノが長年培ってきた独自のテクノロジーによって支えられています。ここでは、その核心となる5つの技術を詳しく解説します。
Mizuno Wave:クッション性と安定性の両立
ミズノのシューズテクノロジーの代名詞である「ミズノウエーブ」。波形のプレートをミッドソールに挟み込むことで、卓球特有の激しい左右の動きや踏み込み時に求められるクッション性と安定性という、相反する要素を高いレベルで両立させます。衝撃を分散させつつ、横方向へのブレを抑制し、次の一歩へのスムーズな体重移動を可能にします。
Dynamotion Fit:足との一体感
「ダイナモーションフィット」は、運動中の足の動きを解剖学的に分析して生まれたアッパー構造です。特にウェーブドライブNEO4では、足首周りのフィット感を追求。シューズが足の動きに追随し、まるで体の一部であるかのような一体感を提供します。これにより、高速ラリーの中でもストレスのない履き心地と、正確なフットワークが実現します。
U4icX & PoWnCe:軽量性と反発性の追求
ミッドソールには、異なる特性を持つ2つの素材が採用されています。「U4icX(ユーフォリックエックス)」は、非常に柔らかく、高いクッション性を持つ素材で、着地時の衝撃を和らげます。一方、「PoWnCe(パウンス)」は、軽量でありながら高い反発性を備えた素材で、蹴り出しのパワーを効率的に次の動作へと繋げます。この組み合わせが、快適でありながらエネルギッシュなプレーをサポートします。
XGラバー & D-Flex Groove:グリップ力と機動力
アウトソールには、高いグリップ力と耐久性を誇る「XGラバー」が採用されています。床をしっかりと掴み、急なストップや方向転換でも滑りを防ぎます。さらに、中足部には斜め方向の屈曲溝「D-Flex Groove(D-フレックスグルーブ)」を搭載。これにより、ターン時の足の自然な蹴り出しをサポートし、最大限のスピードとパワーでの方向転換を可能にします。
性能レビューとユーザーの評価
テクノロジーが実際のプレーでどのように体感されるのか。ここでは、性能レビューと実際のユーザーからの声を基に、ウェーブドライブNEO4の実力を探ります。
ユーザーレビューから見るリアルな評価
Amazon.co.jpなどのECサイトでは、ウェーブドライブNEO4に対して多くの高評価が寄せられています。2025年11月時点のレビューを見ると、多くのユーザーがその性能に満足していることがわかります。主な肯定的な意見は以下の通りです。
- 軽量性と履き心地:「軽くてとても履き心地が良い」「足にフィットして履きやすい」といった声が多く、コンセプトである「軽量・素足感覚」が高く評価されています。
- クッション性:「クッション性が良く満足です」というレビューもあり、U4icXなどのミッドソール素材が効果的に機能していることが伺えます。
- グリップ力:「軽いのに瞬時に止まれます」というコメントは、XGラバーの高いグリップ性能を証明しています。
これらのレビューから、ウェーブドライブNEO4が、機敏な動きを求めるプレーヤーの期待に応える高い完成度を持つシューズであることがわかります。
注意点:サイズ選びのポイント
一方で、購入者が最も注意すべき点として「サイズ感」が挙げられます。複数のレビューやフォーラムで、「普段履いているサイズより大きい」という指摘が見られます。あるユーザーは「いつもサイズ45を履いているが、44.5でも1〜1.5cm大きかった」とコメントしており、最終的にサイズ43を試すことになったと報告しています。また、他のミズノシューズユーザーからも「ミズノのシューズは大きめに作られている傾向があるため、ワンサイズ下を選ぶ」という声があります。
The shoe is great, but the shoe sizes vary. I always wear a size 45 every day and ordered a size 44.5. Even this size 44.5 is way too big by 1-1.5 cm. I’;m now trying a size 43!!!
シューズのフィット感はパフォーマンスに直結するため、可能であれば購入前に試着することを強く推奨します。オンラインで購入する場合は、これらのレビューを参考に、慎重にサイズを選ぶ必要があります。
Mizunoラインナップ内での比較:あなたに合う一足は?
ミズノは多様なプレースタイルに応えるため、複数の卓球シューズシリーズを展開しています。ウェーブドライブNEO4がラインナップの中でどのような位置づけにあるのかを比較し、あなたに最適な一足を見つける手助けをします。
Wave Driveシリーズ:軽量・柔軟性の系譜
ウェーブドライブシリーズは、「軽量・柔軟・素足感覚」を共通のコンセプトとしています。その中で、各モデルは微妙に異なる特徴を持っています。
- ウェーブドライブNEO4 (約265g): シリーズの中では中間の重量。軽量性を保ちつつ、NEOモデル特有の足首周りのフィット感とサポート性を強化。安定性と機動力のバランスを重視するプレーヤー向け。
- ウェーブドライブEL 2 (約225g): シリーズ最軽量モデル。究極の素足感覚を求めるプレーヤーに最適。軽さを最優先するならこのモデルが選択肢になります。
- ウェーブドライブ9 (約235g): NEO4よりも軽量で、柔軟なソールが特徴。より地面に近い感覚でプレーしたい選手に向いています。
NEO4は、シリーズの基本コンセプトを継承しつつ、安定感とフィット感をプラスした、よりオールラウンドな性能を持つモデルと言えるでしょう。
Wave Medalシリーズ:安定性・クッション性の追求
一方、ウェーブメダルシリーズは、よりパワフルなフットワークを支えるために「安定性・クッション性」を重視しています。伊藤美誠選手が使用していることでも有名です。
- ウェーブメダル8 (約275g): ドライブ主戦型の選手など、大きく力強い動きをするプレーヤー向け。ソールは厚めで硬めに設計されており、足をしっかりとサポートします。
- ウェーブドライブNEO4との違い: フォーラムのユーザーは「速さを求めるならWave Drive、サポートとクッションを求めるならWave Medal」と明確に区別しています。NEO4はMedalシリーズほどの重厚なサポートはありませんが、その分、軽快な動きが可能です。
自分のプレースタイルが、素早い動きを多用するタイプか、どっしりと構えて力強いボールを打つタイプかによって、DriveシリーズとMedalシリーズのどちらを選ぶかが決まります。
競合製品との徹底比較:Butterfly・Asicsとの違い
卓球シューズ市場では、バタフライとアシックスがミズノの強力なライバルです。ウェーブドライブNEO4をこれらの競合製品と比較してみましょう。
Butterfly Lezolineシリーズとの比較
バタフライのレゾラインシリーズは、多くのトッププロが使用しており、特にパフォーマンスとグリップ力で高い評価を得ています。特に「レゾライン リフォネス」は、その快適性で知られています。
- パフォーマンスとグリップ: ユーザーレビューでは、「バタフライのシューズはグリップ力とパフォーマンスに優れる」という意見が見られます。トップ選手の要求に応える設計がなされています。
- 耐久性と価格: 一方で、「ミズノのシューズの方が長持ちする」という声や、価格がミズノより高価であるという指摘もあります。プロ仕様の性能を求めるか、コストパフォーマンスと耐久性を重視するかで選択が分かれるでしょう。
Asics ATTACK / GEL-ROCKETシリーズとの比較
アシックスは、特にクッション性と耐久性に優れたモデルで定評があります。バレーボールシューズである「GEL-ROCKET」シリーズを卓球で使用するプレーヤーも多く、そのコストパフォーマンスの高さが魅力です。
- クッション性と耐久性: 「膝を気にするならアシックスが良い」「ミズノより耐久性が2倍良い」といったフォーラムの書き込みがあり、特にハードな練習をこなすプレーヤーや、クッション性を重視するプレーヤーからの支持が厚いです。
- フィット感とコンセプト: アシックスのシューズはやや幅が狭い傾向があるとの意見もあります。ミズノの「素足感覚」に対し、アシックスは「衝撃吸収」と「安定性」を前面に出しており、コンセプトに違いが見られます。
最終的には、個人の足型、プレースタイル、そして何を最も重視するか(軽さ、クッション、グリップ、耐久性)によって、最適なブランドは異なります。
選び方のガイドとサステナビリティ
これまでの情報を基に、ウェーブドライブNEO4の購入を検討している方への最終的なガイドを提供します。
ウェーブドライブNEO4はどんな選手におすすめか?
以下の特徴に当てはまるプレーヤーに、ウェーブドライブNEO4は最適な一足となるでしょう。
- レベル: 中級者から上級者。
- プレースタイル: 前陣〜中陣で素早いフットワークを多用し、ピッチの速いラリーを展開する選手。
- 求める性能: 軽量性、柔軟性、素足感覚を重視しつつ、安定したフィット感と最低限のクッション性も欲しい、バランスを求める選手。
- 足型: シューズ幅は2E相当のため、標準的な足幅の方向けです。幅広の方は、ミズノのワイドモデル(3E相当)を検討する方が良いかもしれません。
サステナビリティへの貢献
近年、スポーツ用品業界でも環境への配慮が重要視されています。ミズノはウェーブドライブNEO4において、サステナビリティへの取り組みを明確に示しています。
- アッパー本体の人工皮革基布に30%以上のリサイクル素材を使用。
- インソール表面のテキスタイルに90%以上のリサイクル素材を使用。
高いパフォーマンスを追求するだけでなく、環境負荷の低減にも貢献するこの姿勢は、製品を選ぶ上での新たな価値基準となるでしょう。
結論:素足感覚とパフォーマンスを追求するプレーヤーへの最適解
ミズノ ウェーブドライブNEO4は、「軽量・柔軟・素足感覚」という伝統的なコンセプトを継承しつつ、最新のテクノロジーによってフィット感と安定性を新たな次元へと引き上げた、非常に完成度の高い卓球シューズです。約265gという重量は、軽快なフットワークを妨げることなく、ミズノウエーブやU4icXがもたらすクッション性は、プレーヤーの足への負担を確実に軽減します。
サイズ選びに注意が必要という点はありますが、自分の足に合った一足を見つけることができれば、その卓越したフィット感とグリップ力、そして素足に近い感覚が、あなたのプレーをより速く、より正確なものへと導いてくれるはずです。中〜上級者で、パフォーマンスの向上を目指すすべてのプレーヤーにとって、ウェーブドライブNEO4は検討する価値のある、信頼できるパートナーとなるでしょう。


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