卓球初心者のための「最初の一足」
卓球というスポーツは、俊敏なフットワークが勝敗を大きく左右します。そのため、ラケットやラバーと同じくらい「シューズ選び」は重要です。数ある卓球用品メーカーの中でも、世界トップブランドとして君臨するバタフライ(Butterfly)。そのバタフライが展開する「レゾライン」シリーズは、初心者からプロ選手まで幅広い層に支持されています。
本記事では、その中でも特に「入門用」として推奨される『レゾライン・ユニゼスⅡ』に焦点を当て、その性能、特徴、ユーザーの評判を徹底的に分析します。これから卓球を始める方、部活動で新しいシューズを探している方、コストパフォーマンスに優れた一足を見つけたい方にとって、このシューズが本当に最適な選択肢なのかを明らかにしていきます。
レゾライン・ユニゼスⅡとは?製品概要と基本スペック
『レゾライン・ユニゼスⅡ』は、卓球用品のリーディングカンパニーである株式会社タマスが展開するバタフライブランドの卓球シューズです。公式ウェブサイトでも「入門用にお勧めの『レゾライン』」と位置づけられており、卓球シューズに求められる基本的な性能をバランス良く備えているのが最大の特徴です。
卓球シューズに必要なグリップ力、クッション性、ホールド性、耐久性をバランスよく備えており、幅広い選手にお勧めです。リーズナブルな価格のため、初めて卓球シューズを選ぶ際の選択肢としても最適です。
体育館シューズや他のスポーツシューズとは異なり、卓球特有の前後左右への素早い動きに対応できるよう専用設計されています。手頃な価格設定ながら、専門メーカーならではのノウハウが詰まった一足と言えるでしょう。
基本スペック一覧
- 製品名: レゾライン・ユニゼスⅡ (LEZOLINE UNIZES II)
- 品番: 93730
- メーカー希望小売価格: 7,150円(税込)
- アッパー素材: 本体=合成繊維、補強部分=人工皮革
- ソール素材: ゴム、EVA
- サイズ展開: 22.5~28.0cm(12サイズ)
- 原産国: 中国
- 特徴: グリップ力、クッション性、ホールド感、通気性のバランスを重視したエントリーモデル
性能徹底分析:なぜ初心者に選ばれるのか?
レゾライン・ユニゼスⅡがエントリーモデルとして高い評価を得ている理由は、卓球の基本動作をサポートするための機能が過不足なく搭載されている点にあります。ここでは、その主要な性能を3つの側面に分けて詳しく見ていきましょう。
安定したフットワークを支える「グリップ力」
卓球では、細かく素早いステップや急な方向転換が頻繁に発生します。その際に床をしっかりと掴むグリップ力は、安定したプレーと怪我の防止に不可欠です。ユニゼスⅡのアウトソール(靴底)には、卓球の動きを考慮して設計されたゴム素材が使用されており、多くのユーザーレビューで「グリップ感が良く快適にプレーできた」と評価されています。滑りやすい体育館の床でも、しっかりと踏ん張りが効くため、次の動作へスムーズに移行できます。
衝撃を吸収し、足を保護する「クッション性とホールド感」
ミッドソールには軽量でクッション性に優れたEVA素材が採用されています。これにより、踏み込みやジャンプ時の着地の衝撃を和らげ、足への負担を軽減します。また、アッパーの補強部分が足を適切に包み込むことでホールド感を高め、シューズ内での足のブレを防ぎます。あるユーザーは「ホールド感があって試合でもしっかり踏ん張れ、次の体勢が取りやすく感じました」とコメントしており、安定したプレーを支える重要な要素となっています。
長時間の練習でも快適な「通気性」
アッパー本体にはメッシュ素材が多用されており、高い通気性を確保しています。これにより、長時間の練習でシューズ内が蒸れるのを防ぎ、快適な状態を維持します。特に、部活動などで毎日長時間練習する学生にとっては、この通気性の良さは大きなメリットとなるでしょう。快適な履き心地は、集中力の維持にも繋がります。
ユーザーレビューと評判:実際の使用感はどう?
製品の性能を客観的に判断する上で、実際のユーザーの声は非常に重要です。各種オンラインストアやレビューサイトから、レゾライン・ユニゼスⅡに関する評価をまとめました。
高評価のポイント
全体的に、特に卓球初心者や部活動で使う中高生、そしてその保護者から高い評価を得ています。主な高評価ポイントは以下の通りです。
- コストパフォーマンス: 「お手頃な値段で、専用シューズのためグリップ感もよく快適にできました」など、価格と性能のバランスを評価する声が多数見られます。
- 履き心地と軽量性: 「履きやすく軽量です」「軽くて足にぴったり合ってこの靴で良かったです」といった、軽快な履き心地に関する肯定的な意見が目立ちます。
- 初心者への適性: 「卓球デビューの中学生に購入しました。体育館シューズとは比べものにならないくらい良いそうです」というレビューに代表されるように、初めての卓球シューズとして満足度が非常に高いことが伺えます。
- デザイン: 「爽やかなデザイン」「見た目が可愛くてリーズナブル」など、機能面だけでなくデザインを気に入って購入するユーザーも多いようです。
サイズ感に関する口コミ
シューズ選びで最も気になるのがサイズ感です。ユニゼスⅡは「幅広タイプ」とされていますが、ユーザーの感想は様々です。
- 「普段ばきのサイズでちょうど良かったです」
- 「ワンサイズ大きいのを買うかかなり悩みましたが、いつものサイズにして正解でした」
- 「幅広ですが、キツくないようです」
多くの人が普段の靴と同じサイズで問題ないようですが、足の形には個人差があるため、可能であれば一度店舗で試し履きをすることをお勧めします。特に成長期の中高生の場合は、少し大きめのサイズを選ぶという意見も見られました。
卓球シューズ市場の動向とバタフライの立ち位置
卓球の人気は世界的に高まっており、それに伴い関連用品市場も成長を続けています。ある市場調査レポートによると、世界の卓球シューズ市場は2023年に30億3,000万米ドルと評価され、年平均成長率(CAGR)5.95%で成長し、2030年には45億4,000万米ドルに達すると予測されています。
この成長市場において、バタフライは長年にわたりトップブランドとしての地位を確立しています。その強みは、プロ選手の要求に応える高性能な製品開発力と、初心者でも手に取りやすいバランスの取れた製品ラインナップの両方を持ち合わせている点にあります。レゾライン・ユニゼスⅡのようなエントリーモデルは、卓球人口の裾野を広げる上で重要な役割を担っており、ブランド全体の基盤を支えています。市場にはアシックス、ミズノ、STIGA、JOOLAといった競合ブランドも存在しますが、バタフライは特に「機能性とデザイン性の両立」で高い評価を得ています。
レゾラインシリーズ徹底比較:ユニゼスⅡの立ち位置
レゾラインシリーズには、ユニゼスⅡ以外にも様々な特徴を持つモデルが存在します。ここでは、代表的な上位モデルと比較することで、ユニゼスⅡの立ち位置をより明確にします。
上のレーダーチャートは、各モデルの特性を視覚化したものです。各項目のスコアは5段階評価で、価格は安いほど高評価としています。
- レゾライン・リフォネス: シリーズのフラッグシップモデル。価格は最も高いですが、ホールド感を高める「ビーアーマー」や衝撃吸収と反発性を両立する「ビーアブソーバー」など、トップ選手向けの機能が満載です。パワーと安定性を求める上級者向けです。
- レゾライン・マッハ: リフォネスに次ぐハイスペックモデル。リフォネスが「ホールド感」を重視するのに対し、マッハはメッシュ素材を多用し「しなやかさ」と「通気性」を重視しています。軽量でバランスの取れた性能は、中〜上級者に適しています。
- レゾライン・ギグ: シリーズで最も厚いソールを搭載し、優れた衝撃吸収性を誇ります。クッション性を最優先するプレイヤーにおすすめのモデルです。
これらのモデルと比較すると、レゾライン・ユニゼスⅡは、突出した機能を持つ代わりに、すべての性能が基準点以上にまとまった「優等生」的な存在であることがわかります。特に価格面での優位性は明らかで、初心者が卓球シューズの基本性能を体感するには最適なモデルと言えるでしょう。
結論:レゾライン・ユニゼスⅡは「買い」か?
これまでの分析を総合すると、バタフライ レゾライン・ユニゼスⅡは、特定の条件下において非常に「買い」な一足であると結論付けられます。
【レゾライン・ユニゼスⅡが最適なユーザー】
- これから卓球を始める、または始めて間もない初心者
- 部活動で使うための最初の専用シューズを探している中学生・高校生
- 専門ブランドの安心感とコストパフォーマンスを両立させたい方
- 特定の性能(例:極端な軽量性やクッション性)よりも、バランスの取れた性能を求める方
一方で、競技レベルが上がり、より高いレベルの安定性、反発性、あるいは特定のプレースタイルに特化した機能を求めるようになった場合は、リフォネスやマッハといった上位モデルへのステップアップを検討するのが良いでしょう。
卓球のパフォーマンスは、足元から始まります。レゾライン・ユニゼスⅡは、その第一歩を力強く、そして快適にサポートしてくれる信頼できるパートナーです。これから始まる卓球ライフの最初の一足として、自信を持っておすすめできる製品です。


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