三島市無料観光スポット20選！お金をかけずに楽しむ節約旅行術

水の都・三島を賢く楽しむ旅へ

静岡県の東部に位置し、「水の都」として知られる三島市。富士山の雪解け水が市内各所で湧き出し、美しいせせらぎが流れるこの街は、豊かな自然と歴史的な魅力にあふれています。東京から新幹線で約45分というアクセスの良さも魅力で、日帰り旅行や週末のお出かけに最適です。

「でも、観光ってお金がかかるんじゃ…？」そう思っている方もご安心ください。実は三島市には、お金をかけずに楽しめる無料の観光スポットがたくさんあります。この記事では、節約しながらも三島の魅力を存分に味わえる、選りすぐりの無料観光スポット20ヶ所をカテゴリー別にご紹介。さらに、これらのスポットを効率よく巡るモデルコースや、旅費を抑えるコツまで徹底解説します。さあ、賢く、お得に、三島の魅力を再発見する旅に出かけましょう！

お金をかけずに満喫！三島観光・節約旅行の3つのコツ

スポット巡りを始める前に、三島観光をさらにお得に楽しむための簡単なコツを3つご紹介します。これらを意識するだけで、交通費や食費をぐっと抑えることができます。

1. 徒歩と公共交通機関をフル活用する：三島駅周辺には見どころがコンパクトにまとまっています。特に「せせらぎ散策」は徒歩ならではの楽しみ方です。少し離れた場所へは、バスを利用するのが賢い選択です。
2. 「ふるさとガイド」で深い知識を無料で得る：三島市には、ボランティアのがあり、無料で市内を案内してくれます（要予約）。地元のガイドならではの深い話を聞きながら散策すれば、旅の満足度が格段にアップします。
3. イベント情報をチェックする：施設によっては特定の記念日（例：県民の日）に入園料が無料になることがあります。お出かけ前に三島市の公式サイトなどでイベント情報を確認してみましょう。

【カテゴリー別】三島市の無料観光スポット20選

それでは、いよいよ三島市が誇る無料の観光スポットをご紹介します。自然、歴史、公園、アートなど、あなたの興味に合わせてお気に入りの場所を見つけてください。

自然と癒しのスポット7選

富士山の恵みである湧水と、それによって育まれた豊かな自然は三島最大の魅力。心洗われる癒やしの風景に出会いに行きましょう。

1. 源兵衛川

「水の都・三島」を象徴する清流。川の中に木道や飛び石が整備されており、せせらぎの音を聞きながら水上散歩を楽しめます。夏にはホタルが舞うほどの美しい水辺は、訪れるだけで心が和むパワースポットです。

2. 白滝公園

楽寿園の正門前に位置し、溶岩の間から水が白い滝のように流れ落ちることからその名が付きました。富士山の湧水に気軽に触れることができ、夏場は子どもたちの水遊び場としても人気です。三島駅からのアクセスも抜群です。

3. 雷井戸

住宅街にひっそりと佇む、直径約3mの大きな井戸。かつては地域住民の貴重な水源でした。現在も富士山の湧水がこんこんと湧き出ており、その透明度の高さに驚かされます。希少な「三島梅花藻」が揺れる姿も見ることができます。

4. 三島梅花藻の里

清流にしか生息しない「三島梅花藻（ミシマバイカモ）」を保護・育成しているスポット。梅の花に似た可憐な白い花が水中で揺れる姿は、まさに清流の妖精。一年を通して花を見ることができますが、見頃は5月～9月頃です。

5. 文教町イチョウ並木

三島駅北口から日本大学方面へ続く約600mの並木道。大正時代に植えられた117本のイチョウが、秋には見事な黄金色のトンネルを作り出します。新緑の季節も清々しく、散策にぴったりのスポットです。

6. 玉澤妙法華寺

市街地の喧騒から離れた、自然の中に佇む日蓮宗の古刹。境内は終日開放されており、自由に参拝できます。春の桜や秋の紅葉が見事で、四季折々の美しい庭園を眺めながら静かな時間を過ごすことができます。

7. 中央水道跡公園

かつて市民の貴重な水源だった水道タンクの跡地を整備した、市民手作りの公園。歴史あるタンクをシンボルに、手押しポンプから出る水を実際に飲むこともできます。三島の歴史と水との関わりを感じられるユニークなスポットです。

歴史と文化に触れるスポット7選

古くは伊豆国の国府が置かれ、東海道の宿場町として栄えた三島。その豊かな歴史を物語る史跡や文化施設を無料で巡ることができます。

8. 三嶋大社

伊豆国一の宮として古くから信仰を集める、三島を代表するパワースポット。源頼朝が源氏再興を祈願したことでも知られています。広大な境内は無料で散策でき、国の天然記念物である樹齢1200年の金木犀や、荘厳な社殿など見どころが満載です。

9. 山中城跡公園

戦国時代の後北条氏が築いた山城の跡地。豊臣秀吉の小田原攻めの際にわずか半日で落城した悲話が残ります。最大の見どころは、障子堀（しょうじぼり）や畝堀（うねぼり）と呼ばれる独特な構造の堀。きれいに整備された公園は入場無料で、歴史散策や富士山の眺望を楽しめます。

10. 三島市郷土資料館

楽寿園の園内にあり、三島の歴史・民俗・生活文化に関する資料を展示しています。楽寿園の入園料は有料ですが、この郷土資料館自体は無料で入館できます。三島の成り立ちや人々の暮らしの移り変わりを学ぶことができます。

※楽寿園は、三島市民（要証明書）、15歳未満、学生（要学生証）などは無料で入園できます。詳細は公式サイトをご確認ください。

11. 三嶋暦師の館

江戸時代まで三島で発行されていた仮名文字の暦「三嶋暦」に関する資料を展示する小さな博物館。暦の歴史や版木など、貴重な資料を無料で見学できます。日本の印刷文化の原点に触れることができる、知的好奇心をくすぐるスポットです。

12. 佐野美術館（特定日無料）

日本刀や絵画など、多彩な企画展を開催する美術館。通常は有料ですが、創立者・佐野隆一の生誕記念日である8月1日は、どなたでも入館料が無料になります。また、毎週土曜日は小・中学生が無料です。美しい日本庭園の散策も楽しめます。

13. 楽寿園（条件付き無料）

三島駅南口すぐの広大な市立公園。国の天然記念物及び名勝に指定されています。通常は有料ですが、15歳未満の方や学生（学生証提示）、三島市内在住の70歳以上の方などは無料で入園できます。また、三嶋大祭り期間（8/15～17）や県民の日（8月21日）など、無料開放日が設けられることもあります。

14. 伊豆フルーツパーク（入館無料）

一年中フルーツ狩りが楽しめる観光農園ですが、施設への入館自体は無料です。お土産物店をのぞいたり、えびせんべいの工場見学（無料）をしたりするだけでも楽しめます。ドライブの休憩スポットとしても最適です。

家族で楽しめる公園4選

広々とした敷地で思いっきり体を動かせる公園は、子供連れの家族にとって最高の遊び場。お弁当を持ってピクニックもおすすめです。

15. 長伏公園

野球場や屋外プール（夏季有料）も備えた広大な公園。遊具広場には様々な種類の遊具が揃っており、子どもたちが飽きずに遊べます。狩野川沿いにあり、開放感あふれるロケーションも魅力です。

16. 子供の森公園

山あいの広大な敷地を持つ自然豊かな公園。緑の中にアスレチック遊具が点在しており、ハイキング気分で楽しめます。春には桜が美しく、夏には昆虫採集をする親子連れで賑わいます。

17. 上岩崎公園

日本大学三島キャンパスの東側に整備された大きな公園。自然豊かな環境で、四季折々の風景を楽しみながらのんびりと過ごせます。遊具もあり、散策やピクニックに最適です。

18. 柿田川公園（三島市隣接）

三島市のお隣、清水町にありますが、三島観光とセットで訪れる人が多い名所です。東洋一の湧水量を誇る柿田川湧水群を観察できます。展望台から見える「わき間」の神秘的な青さは必見。入場は無料です。

アート＆体験スポット2選

無料で芸術に触れたり、地域の文化活動に参加したりできる場所もあります。

19. 三島市民生涯学習センター 市民ギャラリー

三島市民の絵画、写真、書道などの作品が展示されるギャラリー。無料で様々なアート作品を鑑賞できます。市民の文化活動に触れることで、三島という街をより深く知るきっかけになるかもしれません。

20. 三島市ふるさとガイドの会

スポットではありませんが、最高の「無料体験」です。ボランティアガイドと一緒に街を歩けば、一人で散策するのとは全く違う発見があります。三島の歴史や文化、おすすめの店など、地元の人ならではの情報を教えてもらいましょう。（事前予約推奨）

無料スポットで巡る！おすすめモデルコース

紹介したスポットを組み合わせて、三島を効率よく楽しめるモデルコースを2つ提案します。あなたの目的や滞在時間に合わせてアレンジしてみてください。

水の都を満喫！せせらぎ散策コース（約3時間）

三島駅を起点に、徒歩で水の都の魅力を凝縮して体験できる定番コースです。

1. スタート：JR三島駅
2. 白滝公園：まずは湧水に触れてクールダウン。
3. 源兵衛川：せせらぎ散歩を楽しみながら、水辺の心地よさを満喫。
4. 三島梅花藻の里：可憐な水中花に癒される。
5. ゴール：三嶋大社：最後にパワースポットで参拝。心身ともにリフレッシュ。

このコースはほぼ平坦で歩きやすく、カフェや食事処も点在しているので、休憩を挟みながらのんびり散策するのがおすすめです。

歴史と自然を体感！アクティブコース（半日～1日）

少し足を延ばして、三島の歴史とダイナミックな自然に触れるコース。バスや車での移動がおすすめです。

1. スタート：JR三島駅
2. 山中城跡公園（バスで移動）：戦国時代の山城跡で歴史ロマンを感じ、独特の堀を見学。
3. 三嶋大社（バスで移動）：三島の中心地に戻り、格式高い神社を参拝。
4. 子供の森公園（バスまたは車で移動）：午後は自然の中でアスレチック！家族で思いっきり体を動かす。

体力に自信のある方や、一日かけてじっくり楽しみたい方向けのコースです。お弁当持参で公園でのピクニックも楽しめます。

まとめ：三島は無料でも魅力満載！

いかがでしたか？三島市には、お金をかけなくても心から楽しめる素晴らしい観光スポットがこれほど多く存在します。富士山の恵みである清らかな水辺、歴史の息吹を感じる史跡、そして家族で笑いあえる公園。これらを組み合わせれば、あなただけの特別な節約旅行プランが完成します。

今回ご紹介した20のスポットは、三島の魅力のほんの一部にすぎません。ぜひこの情報をきっかけに、あなた自身の足で「水の都・三島」の奥深い魅力を探しに出かけてみてください。