【家族旅行決定版】三島市子連れ観光25選！年齢別楽しみ方・持ち物リストも

なぜ家族旅行に三島が選ばれるのか？

首都圏から新幹線で1時間以内というアクセスの良さを誇る静岡県三島市。「水の都」として知られ、富士山の雪解け水が湧き出す清らかなせせらぎが街中に流れる美しい街です。しかし、箱根や伊豆といった有名観光地への経由地として見過ごされがちなのも事実。実は、三島には子どもから大人まで家族みんなで楽しめる魅力的なスポットが数多く点在しています。

実際に、静岡県が実施した調査では、三島市を含む富士地域は他の地域に比べて「未成年の子ども連れ」の家族旅行者の割合が高いというデータもあります。これは、三島が家族にとって魅力的な目的地であることを示唆しています。

この記事では、定番の観光地から穴場スポットまで、子連れファミリーに特化した25のスポットを厳選。年齢別の楽しみ方やモデルコース、あると便利な持ち物リストまで、三島での家族旅行を最高に楽しむための情報を網羅しました。さあ、家族みんなで笑顔になれる三島の旅へ出かけましょう！

【テーマ別】三島の子連れで楽しめる観光スポット25選

三島の魅力を「自然」「動物・冒険」「室内」「体験」の4つのテーマに分けてご紹介します。お子様の興味や天候に合わせて、ぴったりの場所を見つけてください。

豊かな自然を満喫！公園・絶景スポット

「水の都」三島の美しい自然は、子どもたちの五感を刺激する最高の遊び場です。

1. 三島市立公園 楽寿園

三島駅南口から徒歩3分という好立地にありながら、約7万5千平方メートルの広大な敷地を誇る自然豊かな公園。富士山の溶岩流の上に形成された森や、水位が変動する神秘的な小浜池など、伊豆半島ジオパークのジオサイトにも認定されています。園内には動物広場や乗り物もあり、一日中楽しめます。

• 見どころ：レッサーパンダやカピバラに会える「どうぶつ広場」、レトロな「豆汽車」や「メリーゴーランド」（各100円）。
• ポイント：15歳未満は入園無料。ベビーカーの無料貸し出しもあり、小さなお子様連れに優しいです。
• 所在地：静岡県三島市一番町19-3
• 料金：大人300円、学生・15歳未満無料

2. 三島スカイウォーク

全長400m、日本一長い歩行者専用吊橋。橋の上からは富士山や駿河湾の壮大なパノラマが広がり、まさに絶景です。吊橋を渡るスリルだけでなく、渡った先にはアスレチックやカフェなど、家族で楽しめる施設が充実しています。

• 見どころ：スリル満点の吊橋、森の中のアスレチック「フォレストアドベンチャー」、恐竜と出会える「恐竜アドベンチャー」。
• ポイント：夏休み期間中は小学生以下の入場料が無料になるキャンペーンも。雨の日でも傘の代わりにカッパの無料配布があります。
• 所在地：静岡県三島市笹原新田313
• 料金：大人1,100円～、中高生500円～、小学生200円～（変動価格制）

3. 源兵衛川

楽寿園の小浜池を水源とし、街の中心部を流れる清流。川の中に飛び石のように道が整備されており、せせらぎの音を聞きながら水遊びや散策が楽しめます。夏にはホタルが舞うほどの美しい自然が残っており、街中にいることを忘れてしまうほどです。

• 見どころ：水の中を歩ける遊歩道、カモや小魚などの生き物観察。
• ポイント：水深は浅いですが、滑りにくい靴は必須。着替えやタオルがあると安心です。
• 所在地：三島市芝本町～泉町
• 料金：無料

4. 白滝公園

三島駅と三嶋大社の間に位置し、富士山の溶岩の間から水が湧き出す様子が見られる公園。水遊びができる広場もあり、市民の憩いの場となっています。隣接する三島市郷土資料館（楽寿園内）と合わせて訪れるのもおすすめです。

5. 柿田川公園

三島市の隣、清水町にありますが、三島観光とセットで訪れる人が多い名所。「東洋一の湧水」とも言われる柿田川の源泉があり、展望台から見える「わき間」の神秘的な青さは必見です。夏にはじゃぶじゃぶ池で水遊びもできます。

6. 三嶋大社

伊豆国一宮として知られる格式高い神社。源頼朝が源氏再興を祈願したことでも有名です。広々とした境内は、ベビーカーでも散策しやすく、大きな楠や池の亀など、子どもたちの興味を引く要素も。お参りの後は、名物の「福太郎餅」をいただくのが定番です。

動物ふれあい＆アクティビティ

動物との触れ合いや、体を思いっきり動かす体験は、子どもたちの心に深く刻まれます。

7. 楽寿園 どうぶつ広場

楽寿園内にある小規模ながらも魅力的な動物園。アルパカ、カピバラ、ワラビー、レッサーパンダなど、子どもに人気の動物たちが間近で見られます。ふれあい広場では、モルモットなどを抱っこできる時間もあります。

8. フォレストアドベンチャー・三島スカイウォーク

三島スカイウォークの北エリアにある自然共生型アウトドアパーク。専用のハーネスを付けて樹から樹へと渡っていく本格的なアスレチックは、冒険心旺盛な小学生以上にぴったり。身長90cmから楽しめるキッズコースもあります。

9. 天空タワーアスレチック【ドラゴンキャッスル】

三島スカイウォークの駐車場エリアに2023年にオープンした新感覚アスレチックタワー。高さの異なる複数のコースがあり、クライミングやジップラインなど100種類以上のアクティビティが楽しめます。

10. 富士サファリパーク（近隣）

三島から車で約40分。自家用車やジャングルバスで巡るサファリゾーンは迫力満点。ライオンやクマにエサやりができるジャングルバスは特に人気です。ふれあいゾーンでは、カピバラやカンガルーなどと触れ合えます。

11. 伊豆フルーツパーク

一年を通して様々なフルーツ狩りが楽しめる観光農園。特に12月～5月のいちご狩りは家族連れに大人気。団体客向けのレストランや大型バスも停められる駐車場があり、食事やお土産探しも一度に済ませられます。

雨の日でも安心！室内遊び場＆文化施設

天気が悪い日でも、三島には親子で楽しめる室内スポットがたくさんあります。

12. 児童センター（三島市民生涯学習センター内）

0歳から18歳までが無料で利用できる貴重な遊び場。体を動かせる軽運動室や、おもちゃが豊富な遊戯室があり、天候を気にせずのびのび遊べます。同施設内に図書館があるのも嬉しいポイントです。

13. リトルプラネット ららぽーと沼津（近隣）

三島から車で約20分の「ららぽーと沼津」内にある次世代型テーマパーク。AR砂遊びやデジタル紙相撲など、最新技術を駆使したアトラクションは、子どもたちの創造力をかき立てます。

14. 三島市民温水プール（すいすいみしま）

全長36.7mのウォータースライダーが子どもたちに大人気の屋内プール。流水プールや幼児用プールもあり、一年中楽しめます。（※3歳未満は入場不可）

15. 佐野美術館

日本刀のコレクションで有名ですが、庭園も美しく、親子で楽しめる企画展が開催されることも。子ども向けのワークショップやイベントも定期的に行われています。

16. 三島市郷土資料館（楽寿園内）

楽寿園内にある博物館。三島の歴史や自然について、模型や資料で分かりやすく学べます。昔の道具に触れるコーナーもあり、子どもたちの知的好奇心を刺激します。

17. 三嶋暦師の館

日本で最も古い仮名暦といわれる「三嶋暦」を紹介する小さな博物館。版木に触れたり、印刷体験（要予約）ができたりと、歴史を身近に感じられます。

18. 極楽湯 三島店

多彩なお風呂が楽しめる日帰り温泉施設。食事処や休憩スペースも充実しており、遊び疲れた体を癒すのに最適です。子ども向けメニューもあります。

19. ゆうだい温泉（函南町）

三島から少し足を延ばした函南町にある日帰り温泉。富士山と駿河湾を一望できる露天風呂が自慢です。キッズスペースも完備されています。

思い出に残る！体験＆グルメスポット

旅の醍醐味は、その土地ならではの体験と食。家族みんなで挑戦してみましょう。

20. 伊豆・村の駅

伊豆の新鮮な野菜や海産物、お土産が揃う食のテーマパーク。たまご専門店「TAMAGOYA」のパンケーキや、しいたけ専門店の「THIS 伊豆 SHIITAKE バーガー」など、美味しいものがたくさん。試食も豊富で、見ているだけでも楽しめます。

21. めんたいパーク伊豆（函南町）

明太子の老舗「かねふく」が運営するテーマパーク。無料の工場見学や、できたて明太子の試食、ジャンボおにぎりなどが人気。富士山を眺めながら入れる足湯もあります。

22. 桃沢工芸村（長泉町）

自然の中で陶芸や木工、竹細工などの創作活動が楽しめる施設。専門の指導員がいるので、初心者でも安心して挑戦できます。

23. 三島市内のうなぎ店

三島グルメの代表格といえば「うなぎ」。富士山の雪解け水で締めたうなぎは、臭みがなく身が引き締まっているのが特徴。市内には多くの名店があり、子ども用のメニューを用意しているお店もあります。

24. 三島コロッケ

特産の「三島馬鈴薯（メークイン）」を100%使用したご当地グルメ。市内の精肉店や飲食店で揚げたてを味わえます。サクサク、ホクホクの食感は子どもにも大人気です。

25. 地域子育て支援センター

市内の民間保育園12園などで開設されている、未就学児向けの無料の遊び場。保育士さんが常駐し、イベント開催や育児相談も行っています。旅の途中で、地元の親子と交流するのも良い経験になるかもしれません。

【年齢別】おすすめの楽しみ方ガイド

お子様の年齢によって、楽しめることや注意すべき点は異なります。ここでは年齢別のモデルプランとポイントをご紹介します。

乳幼児（0〜2歳）連れファミリーへ

キーワード： 無理なく、ゆったり、五感で楽しむ

この時期は、赤ちゃんのペースに合わせることが何よりも大切。ベビーカーで散策しやすい公園や、授乳・おむつ替えスペースが整った施設を選びましょう。

• おすすめスポット：楽寿園（園路整備、ベビーカー貸出あり）、源兵衛川（水の音や光のきらめきが刺激に）、児童センター（ハイハイ・よちよち歩きでも安心）、地域子育て支援センター
• ポイント：三島市にはという授乳やおむつ替えができる認定施設が多数あります。事前に場所をチェックしておくと安心です。

幼児（3〜6歳）連れファミリーへ

キーワード： 思いっきり体を動かす、小さな冒険

好奇心旺盛で、体を動かすのが大好きな時期。簡単なルールが理解できるようになるので、少しだけ挑戦的な遊びも楽しめます。

• おすすめスポット：楽寿園 どうぶつ広場（動物との出会い）、三島スカイウォーク（キッズコースや恐竜アドベンチャー）、伊豆フルーツパーク（自分で収穫する喜び）、三島市民温水プール（3歳からOK）
• ポイント：「なんで？」「どうして？」が増える時期。図鑑や絵本で見た生き物や乗り物を実際に見せてあげると、知的好奇心がぐんと育ちます。

小学生連れファミリーへ

キーワード： 本格的な体験、学びと遊びの融合

体力もつき、様々なことに挑戦できる小学生。スリル満点のアクティビティや、歴史・科学に触れる体験は、知的好奇心を満たし、忘れられない思い出になります。

• おすすめスポット：フォレストアドベンチャー（本格アスレチック）、佐野美術館・三島市郷土資料館（自由研究のテーマ探しにも）、桃沢工芸村（ものづくりの楽しさ）、富士サファリパーク（迫力満点の動物観察）
• ポイント：三島市では少年少女発明クラブなど、子ども向けの学習プログラムも充実。旅のテーマを「学び」に設定するのも面白いでしょう。

中学生・高校生連れファミリーへ

キーワード： 共有できる感動、ちょっと大人な体験

自分の世界が広がるこの時期。ただ楽しいだけでなく、「すごい！」「きれい！」と心から感動できる体験や、少し背伸びしたグルメなどが心に響きます。

• おすすめスポット：三島スカイウォーク（絶景とジップライン）、三嶋大社（歴史の重みを感じる）、三島のうなぎ（本物の味を知る）、佐野美術館（美しい日本刀に感動）
• ポイント：「インスタ映え」するスポットを一緒に探すのも楽しみ方の一つ。本人の希望を聞きながら計画を立てると、満足度が上がります。

【プラン例】三島子連れ観光モデルコース

どこから回ればいいか迷ったら、このモデルコースを参考にしてみてください。

日帰り満喫コース：水の都と歴史に触れる旅

• 午前：三島駅到着 → 三島市立公園 楽寿園で動物と自然に癒される
• 昼食：三島駅周辺で三島コロッケやランチ
• 午後：源兵衛川を散策しながら水遊び → 三嶋大社を参拝し、福太郎餅で一休み
• 夕方：三島駅でお土産探し → 帰路へ

1泊2日よくばりコース：自然とアクティビティを遊びつくす

• 1日目：上記の日帰りコースを楽しむ。宿泊は三島駅周辺のホテルへ。
• 2日目 午前：バスまたは車で三島スカイウォークへ。吊橋からの絶景とフォレストアドベンチャーでアクティブに過ごす。
• 2日目 昼食：スカイウォーク内のレストランでランチ。
• 2日目 午後：伊豆・村の駅に立ち寄り、お土産購入とスイーツを楽しむ。
• 2日目 夕方：三島駅へ戻り、帰路へ。

子連れ旅行の準備とお役立ち情報

準備を万全にして、快適な旅を楽しみましょう。

これさえあれば安心！持ち物チェックリスト

基本的な旅行の持ち物に加え、三島観光であると便利なアイテムをリストアップしました。

1. 着替え・タオル類：源兵衛川など水遊びスポットが多いので、多めに持っていくと安心です。
2. 歩きやすい靴・サンダル：散策がメインになるので、親子で履きなれた靴を。水遊び用に、かかとが固定できるサンダルがあると便利です。
3. ビニール袋：濡れた服や汚れたものを入れるのに重宝します。
4. 日焼け・虫よけ対策グッズ：帽子、日焼け止め、虫よけスプレーは屋外活動の必需品。
5. ウェットティッシュ・消毒ジェル：食事の前や、動物と触れ合った後などに。
6. 健康保険証・母子手帳：万が一の体調不良に備えて必ず携帯しましょう。
7. おやつ・飲み物：子どものご機嫌と水分補給に。

三島へのアクセスと市内の交通手段

首都圏からのアクセス

• 新幹線：東京駅から東海道新幹線「こだま」で約45分～1時間。
• 車：東名高速道路・沼津IC、新東名高速道路・長泉沼津ICから約15～20分。

市内の交通

• 徒歩：三島駅周辺の楽寿園、源兵衛川、三嶋大社などは徒歩で十分に回れます。
• バス：市内循環バス「せせらぎ号」は1日乗車券（大人300円）がお得。三島スカイウォークへは三島駅南口5番乗り場から東海バスが出ています。
• タクシー・レンタカー：郊外のスポットも巡るなら、車が便利です。

まとめ：三島で家族の最高の思い出を

豊かな自然、スリリングな冒険、心豊かな文化体験。三島市には、家族の絆を深めるための要素がぎゅっと詰まっています。この記事で紹介したスポットや情報を参考に、ぜひあなたの家族だけのオリジナルな旅の計画を立ててみてください。「ただの通過点」ではない、三島の奥深い魅力を発見し、忘れられない思い出を作っていただけたら幸いです。