なぜ初心者は「練習メニュー」が必要なのか?
「卓球を始めたけれど、何から練習すればいいかわからない」「自己流で練習しているけど、なかなか上達しない」——。多くの卓球初心者が、このような悩みを抱えています。
卓球は、ただやみくもにボールを打つだけでは上達が難しいスポーツです。正しいフォーム、フットワーク、ボール感覚といった基礎を段階的に習得することが、上達への一番の近道となります。そこで重要になるのが、体系立てられた「練習メニュー」です。
本記事では、卓球初心者が1ヶ月で基礎を固め、ラリーが続く楽しさを実感できるようになるための、具体的な練習プログラムをご紹介します。このメニューに沿って練習すれば、あなたの卓球はきっと変わります。
1ヶ月で劇的に変わる!卓球上達プログラムの全体像
このプログラムは1ヶ月(4週間)で完結するように設計されています。週ごとにテーマを設け、着実にステップアップしていきましょう。練習時間は、1回あたり1〜2時間、週に2〜3回行うのが理想です。
第1週:ラケットとボールに慣れる【感覚養成期】
最初の1週間は、ボールを打つことよりも、ラケットとボールの感覚を身体に覚えさせることが最重要目標です。焦らず、じっくりと取り組みましょう。
- 素振り:鏡の前で、フォアハンドとバックハンドの基本的なスイングフォームを確認します。腰の回転を使い、体全体で振ることを意識しましょう。毎日5分でも続けることが大切です。
- 球突き:ラケットの上でボールを連続で突く練習です。フォア面、バック面、そして交互に。まずは10回、次に20回と目標を立てて挑戦することで、ラケットの芯でボールを捉える感覚が養われます。
- 壁打ち:もし壁打ちができる環境があれば、一定のリズムでボールを打ち返す練習も効果的です。ボールとの距離感を掴む良いトレーニングになります。
第2週:基本の打ち方をマスターする【フォーム固め期】
第2週からは、実際にボールを打ち返していきます。目標は、安定して相手コートにボールを入れることです。美しいフォームを意識しながら行いましょう。
- フォアハンド(多球練習):練習相手や卓球マシンに一定のコースへボールを出してもらい、ひたすらフォアハンドで打ち返します。力む必要はありません。第1週で練習したフォームを思い出し、リラックスしてスイングしましょう。
- バックハンド(多球練習):同様に、バックハンドも練習します。バックハンドはフォアハンドに比べてスイングがコンパクトになります。肘を支点に、安定して返すことを心がけましょう。
- 目標設定:「10回連続でミスなく入れる」など、具体的な目標を設定すると、集中力が高まり、上達が早まります。
第3週:フットワークでボールに追いつく【動き作り期】
安定してボールを打てるようになったら、次は足を動かす「フットワーク」を取り入れます。卓球は「足で打つ」と言われるほど、フットワークが重要です。
- 1本打ち:フォア側(またはバック側)にボールを出してもらい、打ったら素早く基本姿勢に戻る練習です。打球後の戻りを意識することで、次のボールへの備えが早くなります。
- 2点フットワーク:フォア側とバック側に交互にボールを出してもらい、動きながら打ち返します。最初はゆっくりで構いません。常にボールの落下点に最短距離で入れるよう、ステップを意識しましょう。
第4週:実戦を意識した練習へ【応用期】
最終週は、これまでの練習の総仕上げです。試合に近い状況を想定した練習で、基礎技術を定着させます。
- サーブ練習:まずは回転を意識せず、確実に相手コートの狙ったコースに入るサーブを練習します。サーブは、試合で唯一、相手に邪魔されずに自分のペースで打てるボールです。
- レシーブ練習:相手に出してもらったサーブを、安定して返す練習です。まずは相手コートに入れることを第一目標にしましょう。
- ラリー練習:練習相手とコースを決めて(例:フォアクロスのみ)、ラリーを続けます。「何回続けられるか」をゲーム感覚で挑戦するのも良いでしょう。
上達を加速させる!初心者におすすめの卓球用品
適切な用具を選ぶことも、上達の重要な要素です。ここでは、初心者が最初に揃えたい基本的な卓球用品をご紹介します。
ラケット:コントロールしやすい「オールラウンド用」を
初心者は、弾みすぎず、ボールコントロールがしやすい「オールラウンド用(ALL)」と表記されたラケットがおすすめです。まずは自分の力でボールを飛ばす感覚を身につけることが大切です。代表的なモデルとしては「バタフライ スワット」などが挙げられます。
ラバー:まずは安定性重視の「コントロール系」から
ラバーも同様に、スピードやスピン性能よりもコントロール性能を重視した「コントロール系」の裏ソフトラバーを選びましょう。ボールが扱いやすく、基本的な技術を習得するのに適しています。長年多くのプレイヤーに愛されている「ヤサカ マークV」などは定番の一つです。
ボール:自主練習の必須アイテム
サーブ練習や多球練習など、自主練習を行うためにはたくさんのボールが必要です。試合で使われるスリースターボールではなく、安価でたくさん入っている「トレーニングボール(トレ球)」を用意すると、気兼ねなく練習に打ち込めます。「ニッタク Jトップ トレ球」などが有名です。
※これらの商品は、お近くのスポーツ用品店や大手通販サイトなどで購入できます。
まとめ:大切なのは「継続」すること
この1ヶ月の練習プログラムは、あなたの卓球人生における最初の、そして最も重要な土台作りです。プログラムを終える頃には、卓球を始めた当初とは比べ物にならないほど、ボールをコントロールする感覚が身についているはずです。
しかし、最も大切なのは、ここで満足せずに練習を「継続」することです。今回ご紹介した基礎練習を繰り返し行い、少しずつ応用的な技術に挑戦していくことで、あなたの卓球はさらに高いレベルへと到達します。何よりも、卓球を楽しみながら、上達していく喜びを味わってください。
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