【2025年最新】バドミントンシューズおすすめ20選|選び方から人気ブランドまで徹底解説

バドミントンは、急なダッシュ、ストップ、ジャンプ、そして素早い方向転換が絶え間なく要求されるスポーツです。その激しいフットワークを支え、パフォーマンスを最大限に引き出し、同時に怪我から身を守るために、バドミントンシューズはラケットと同じくらい重要なアイテムと言えます。しかし、数多くのブランドやモデルの中から自分に最適な一足を見つけるのは簡単ではありません。

この記事では、2025年の最新情報に基づき、初心者から上級者まで、すべてのプレイヤーが後悔しないためのバドミントンシューズの選び方を徹底解説します。さらに、YONEX、MIZUNOといった人気ブランドの代表的なモデルを、プレースタイルやレベルに合わせて詳しく紹介。Amazonで購入できる商品も多数掲載していますので、ぜひ最後までご覧ください。

なぜ専用のバドミントンシューズが必要なのか?

「体育館で履くなら、ランニングシューズや他の室内履きでも良いのでは?」と考える方もいるかもしれません。しかし、その答えは明確に「NO」です。バドミントンシューズは、この競技特有の動きに最適化された設計が施されています。

ランニングシューズとバドミントンシューズの最も大きな違いは、ミッドソールの厚さとソールのグリップ特性にあります。ランニングシューズは前方への推進力を重視するためミッドソールが厚く、かかとが高くなっています。しかし、バドミントンでこれを使用すると、横移動の際に足首を捻挫するリスクが非常に高まります。一方、バドミントンシューズは重心を低く保つために薄いミッドソールを採用し、安定性を確保しています。

また、ソールのグリップも異なります。ランニングシューズのソールは地面を強く掴むように設計されていますが、バドミントンシューズのソールは適度な滑りを許容しつつ、必要な場面でしっかりと止まれるように作られています。これにより、急な方向転換がスムーズに行え、転倒を防ぎます。専用シューズを履くことは、パフォーマンス向上と怪我の予防という、二つの大きなメリットをもたらすのです。

失敗しないバドミントンシューズの選び方【完全ガイド】

自分に合ったシューズを選ぶことは、快適なプレーの第一歩です。ここでは、購入前に必ずチェックすべき6つの重要なポイントを解説します。

グリップ力とソール:「ノンマーキングソール」は必須

体育館の床を傷つけない、跡を残さない「ノンマーキングソール」であることは、バドミントンシューズの絶対条件です。多くの体育館では使用ルールとして定められています。一般的に、飴色や薄茶色のガムラバーソールがこれにあたりますが、最近では技術の進歩によりカラーのノンマーキングソールも増えています。購入時には、商品説明に「ノンマーキング」の記載があるか必ず確認しましょう。

グリップ力は、急なストップや切り返しで滑らないために不可欠です。各メーカーは、ヘキサゴングリップや放射状のパターン(ラディアルブレードソールなど)を採用し、縦横斜め、あらゆる方向への動きに対して高いグリップ性能を発揮するよう工夫しています。ただし、グリップ力が高すぎると逆に関節への負担が増すため、適度なグリップと滑りのバランスが取れたモデルを選ぶことが重要です。

クッション性:足への負担を軽減する最重要機能

ジャンプからの着地や踏み込みの際、足や膝には体重の何倍もの衝撃がかかります。優れたクッション性は、この衝撃を吸収し、疲労骨折などの怪我からプレイヤーを守るために極めて重要です。特に、練習量の多い上級者や、体重のあるプレイヤーは、クッション性を重視して選ぶべきです。

主要ブランドは独自のクッション素材を開発しています。例えば、YONEXの「パワークッション®」MIZUNOの「ミズノウエーブ」ASICSの「GEL™」などが有名です。特にYONEXの「パワークッション®プラス」は、生卵を7mの高さから落としても割れずに4m以上跳ね返すほどの衝撃吸収性と反発性を両立しているとされています。

一般的に、価格が高いモデルほど高性能なクッション材が搭載されている傾向にありますが、初心者でも定期的にプレーするなら、一定レベル以上のクッション性を持つシューズを選ぶことを強く推奨します。

フィット感とサイズ:パフォーマンスと怪我防止の鍵

シューズが足に合っていないと、靴の中で足がずれて力がうまく伝わらないだけでなく、マメや爪の損傷、さらには捻挫といった怪我の原因になります。サイズ選びでは以下の点に注意しましょう。

  • つま先の余裕:立った状態で、一番長い指の先から1.0cm〜1.5cm程度の余裕があるのが理想です。踏み込んだ際に指がシューズの先端に当たらないようにするためです。専門店によると、ブレーキ動作で足先がぶつからないことが重要とされています。
  • 足幅(ワイズ):日本人の足は幅広(3Eや4E)の傾向があると言われています。多くのブランドでは、標準モデル(2E〜3E相当)の他に、幅広の「ワイドモデル」を用意しています。自分の足幅に合ったものを選ばないと、小指の付け根などが痛くなる原因になります。シューズ選びで最も大事なのは横幅とも言われています。
  • かかとのホールド感:かかとがしっかりと固定され、浮き上がらないかを確認します。かかとが安定することで、着地時や切り返し時のブレが少なくなります。

一番確実なのは、実際に店舗で試着することです。必ずプレー時に履くソックスを持参し、両足に履いて軽く動いてみましょう。特に、夕方は足がむくんで大きくなるため、シューズの購入は午後にするのがおすすめです。

安定性と柔軟性:激しい動きを支える両輪

バドミントンのフットワークは、前後左右への素早い動きの連続です。シューズには、横方向への動きで足がブレないように支える安定性(剛性)と、スムーズな蹴り出しや踏み込みを可能にする柔軟性という、相反する要素が求められます。

  • 安定性:シューズの中足部にカーボンプレートなどを内蔵し、過度なねじれを防ぐ工夫がされています。また、アッパーの外側を補強することで、横方向への踏み込み時に足が外側に流れるのを防ぎます(例:YONEXの「ラテラルシェル」)。
  • 柔軟性:つま先部分がスムーズに曲がることで、前への蹴り出しがしやすくなります。また、アウトソールの溝(フレックスグルーブ)の設計により、多方向への自然な足の動きをサポートします。

安定性を高めると重量が増し、柔軟性を高めすぎるとサポート力が低下する傾向があるため、この二つのバランスが取れたモデルを選ぶことが重要です。

重量:プレースタイルで選ぶ「軽量性」vs「安定性」

シューズの重量は、フットワークの軽快さに直結します。一般的に、バドミントンシューズの重量は片足250g〜330g程度です。軽量なシューズは素早い反応を助け、長時間のプレーでの疲労を軽減しますが、その分、安定性や耐久性が犠牲になることがあります。逆に、重量のあるモデルは安定性やクッション性に優れていることが多いです。

  • スピード重視のプレイヤー:ネットプレーや速い展開を得意とするなら、俊敏性を高める軽量モデル(280g以下)がおすすめです。
  • パワーと安定性重視のプレイヤー:後方からの力強いスマッシュや、安定したフットワークを求めるなら、サポート機能が充実したやや重めのモデルが適しています。

カット形状:「ローカット」と「ミッドカット」の違い

シューズの履き口の高さ(カット形状)も重要な選択肢です。

ローカット

足首周りが覆われていないタイプで、足首の可動域が広く、自由な動きが可能です。軽量なモデルが多く、素早いフットワークを重視する上級者やスピードプレイヤーに好まれます。ただし、足首のサポート力は弱いため、捻挫のリスクはミッドカットに比べて高くなります。

ミッドカット

足首まで覆うデザインで、ホールド力が高く、足首の安定性に優れています。捻挫などの怪我を防ぎやすいため、初心者や足首に不安がある方、安定したプレーを求める方におすすめです。ローカットに比べてやや重く、足首の自由度が制限されるという側面もありますが、近年のモデルはその差が小さくなっています。

【2025年最新】人気ブランド別おすすめバドミントンシューズ

ここでは、市場で高い人気を誇る主要ブランドの特徴と、2025年時点でおすすめのモデルをAmazonのリンク付きで紹介します。多くのプレイヤーがYONEX、LI-NING、VICTORの「ビッグ3」を好む傾向にありますが、MIZUNOなども根強い人気を誇ります。

YONEX(ヨネックス):王者が見せるテクノロジーの結晶

バドミントン界のリーディングカンパニーであるYONEX。そのシューズは、代名詞ともいえる衝撃吸収・反発素材「パワークッション®」を核に、あらゆるレベルのプレイヤーから絶大な信頼を得ています。プレースタイルに合わせて細分化されたラインナップが特徴です。YONEX パワークッション 65 Z4 (SHB65Z4)

特徴:「究極のオールラウンダー」。軽量性、安定性、クッション性、フィット感のすべてを高次元でバランスさせたYONEXの傑作モデルです。特定のプレースタイルに偏らず、あらゆる状況に対応できるため、多くのトッププロからアマチュアまで幅広く愛用されています。その万能性から、どのシューズを選ぶか迷ったらまずこれを試すべき一足と言えるでしょう。ワイドモデルも展開されています。

こんな人におすすめ:

  • どのシューズにすべきか迷っている人
  • バランスの取れた性能を求めるオールラウンドプレイヤー
  • 攻撃も守備もこなすプレースタイルの人

YONEX パワークッション エアラス Z2 (SHBAZ2M)

特徴:YONEX史上最軽量クラス(片足約240g)を誇るスピードモデル。その圧倒的な軽さは、素早い反応と俊敏なフットワークを可能にします。軽量ながらも「パワークッション®プラス」を搭載し、必要な衝撃吸収性は確保。ネットプレーヤーや、スピードで相手を翻弄したいプレイヤーに最適です。

こんな人におすすめ:

  • とにかく軽いシューズが欲しい人
  • スピードと俊敏性を重視するプレイヤー
  • 前衛でのプレーが多いダブルスプレイヤー

YONEX パワークッション エクリプション Z (SHBELZ3)

特徴:シリーズ最高の安定性を追求したモデル。アッパーの補強や剛性の高い設計により、急な切り返しや横方向への強い踏み込みでも足のブレを徹底的に抑制します。その高い安定性から、大柄なプレイヤーや足首に不安を抱えるプレイヤーに安心感を与えます。ミッドカットモデルも用意されています。

こんな人におすすめ:

  • フットワーク時の安定性を最優先したい人
  • 過去に足首の怪我経験がある人
  • 力強いフットワークを多用するシングルスプレイヤー

YONEX パワークッション コンフォート Z (SHBCFZ3)

特徴:シリーズ随一のクッション性を誇るモデル。厚めのソール設計と「パワークッション®プラス」の全面採用により、ジャンプからの着地時の衝撃を最大限に緩和します。特にスマッシュを多用する攻撃的なプレイヤーや、膝への負担が気になる方に支持されています。その名の通り、快適な履き心地が持続します。

こんな人におすすめ:

  • ジャンプやスマッシュを多用する攻撃型プレイヤー
  • 膝や足への負担を少しでも軽減したい人
  • 長時間の練習でも快適さを保ちたい人

MIZUNO(ミズノ):日本が誇るフィット感と安定性の追求

100年以上の歴史を持つ日本の総合スポーツメーカーMIZUNO。バドミントンシューズにおいては、独自の波形プレート「ミズノウエーブ」によるクッション性と安定性の両立、そして足全体を包み込むような高いフィット性に定評があります。

MIZUNO ウエーブクロー 3 (71GA2442)

特徴:「軽量性×加速性」をコンセプトにした人気シリーズ。新素材「MIZUNO ENERZY NXT」を搭載し、軽快な動きと素早い一歩目をサポートします。独自の「MB HOLD FIT」構造が足とシューズの一体感を高め、激しい動きの中でもズレを防ぎます。フィット感を重視するプレイヤーにおすすめです。

こんな人におすすめ:

  • 軽さとフィット感を両立させたい人
  • 素早いフットワークで試合を組み立てたい人

MIZUNO ウエーブファング PRO (71GA2100)

特徴:足馴染みの良い天然皮革をアッパーに採用した、フィット感追求モデル。履き込むほどに自分の足にフィットしていく感覚は、天然皮革ならではの魅力です。安定性を高める設計とグリップ力の高いソールで、ハードヒッターの力強い踏み込みをしっかりと支えます。

こんな人におすすめ:

  • 究極のフィット感を求める人
  • 力強いショットを打つための安定性が欲しいハードヒッター

LI-NING(リーニン):デザインと性能を両立する急成長ブランド

中国代表チームの公式スポンサーとしても知られるLI-NING。先進的なテクノロジーと、コートで映える個性的でスタイリッシュなデザインが特徴です。プロ仕様の高性能モデルから、コストパフォーマンスに優れたモデルまで幅広く展開しています。

LI-NING SAGA Ⅲ PRO

特徴:プロフェッショナル向けの高性能モデル。軽量でありながら、独自の衝撃吸収素材「BOOM」テクノロジーにより優れたクッション性と反発性を実現。足首周りのサポートも強化されており、激しい動きの中でも安定したプレーを可能にします。デザイン性も高く、トッププレイヤーも愛用するフラッグシップモデルです。

こんな人におすすめ:

  • 最高の性能を求める競技志向のプレイヤー
  • デザインにもこだわりたい人

VICTOR(ビクター):トッププロが信頼する実力派

台湾発のグローバルブランドで、世界トップクラスの選手とも数多く契約しています。特にアジア人の足型を研究した履き心地の良さと、耐久性の高さに定評があります。近年では新素材「NITROLITE」を搭載したモデルが注目を集めています。

VICTOR A970NL (Nitrolite)

特徴:日本の奈良岡功大選手も使用する、VICTORのフラッグシップモデル。新開発のミッドソール素材「NITROLITE」が、驚異的な軽量性と高い衝撃吸収・反発性を両立。アッパーの剛性と通気性も高く、まさにオールラウンドな高性能シューズと言えます。トップレベルのスピードとパワーに対応する一足です。

こんな人におすすめ:

  • トッププロと同じレベルのシューズを使いたい人
  • 軽量性と反発性を重視するオールラウンドプレイヤー

その他の注目ブランド(ASICS, Babolat)

バドミントン専門ブランド以外にも、優れたシューズを開発しているメーカーがあります。

  • ASICS (アシックス): GELテクノロジーによる優れたクッション性が持ち味。「COURT CONTROL FF 3」は、柔軟性と安定性を両立させ、多方向への素早い動きに対応します。
  • Babolat (バボラ): テニスで有名なフランスのブランド。ミシュラン社と共同開発したアウトソールは、優れたグリップ力と耐久性を発揮します。「Shadow Tour 5」は超軽量設計でスピードを重視する上級者に人気です。

【レベル・目的別】おすすめモデル早見表

数あるモデルの中から、あなたのレベルや目的に合った一足を見つけやすくするために、代表的なモデルを一覧表にまとめました。

レベル 主な目的 おすすめモデル 価格帯の目安
初心者 基本の習得、怪我防止 YONEX パワークッション ストライダーフロー
MIZUNO スカイブラスター4
5,000円~8,000円
中級者 バランス・万能性 YONEX パワークッション 65Zシリーズ 8,000円~13,000円
軽さ・スピード MIZUNO ウエーブクローシリーズ
上級者・
競技者
スピード特化 YONEX パワークッション エアラスZ 12,000円~
安定性特化 YONEX パワークッション エクリプションZ
プロレベルの性能 VICTOR A970NL / LI-NING SAGA PRO

※価格帯は2025年11月時点の市場価格を基にした目安です。

まとめ:最適な一足で、あなたのバドミントンはもっと楽しく、強くなる

バドミントンシューズ選びは、単なる道具選びではありません。それは、自らのパフォーマンスを最大限に引き出し、怪我のリスクを最小限に抑えるための「投資」です。この記事で紹介した選び方のポイントと各ブランドのモデルを参考に、ぜひ自分にぴったりの一足を見つけてください。

最適なシューズを選ぶための最終チェックリスト:

  1. フィット感は完璧か? – つま先の余裕、幅、かかとのホールド感を確認。
  2. プレースタイルに合っているか? – スピード、安定性、クッション性のどれを重視するか。
  3. レベルと練習頻度に見合っているか? – 初心者か、競技者か。
  4. 必ず試着したか? – ネットで買う場合でも、できれば店舗で同モデルを試着するのが理想。

正しいシューズは、あなたのフットワークを軽くし、プレーに自信を与えてくれます。コートを縦横無尽に駆け巡る楽しさを、ぜひ最高のパートナーと共に見つけてください。

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