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卓球サーブの種類と打ち方|試合で使える15種類を徹底解説

卓球はサーブから始まる

卓球の試合は、必ずサーブから始まります。相手の回転の影響を受けずに、唯一自分の思い通りに打てるのがサーブです。「卓球はサーブとレシーブが最も重要」と言われるほど、試合の流れを大きく左右するプレーであり、ここでの優位性が勝敗に直結することも少なくありません。

しかし、「どんなサーブがあるのか分からない」「回転のかけ方が難しい」と感じている方も多いのではないでしょうか。この記事では、卓球のサーブを体系的に理解できるよう、基本的な考え方から、試合で即戦力となる15種類のサーブの打ち方、そして上達のコツまでを網羅的に解説します。この記事を読めば、あなたのサーブは新たな武器になるはずです。

サーブの基本:勝敗を分ける2つのポイント

効果的なサーブを出すためには、まず基本的なルールと戦略を理解することが不可欠です。これらを押さえるだけで、サーブの質は格段に向上します。

最低限守るべきルール

サーブには厳格なルールが定められています。違反すると失点となるため、必ず覚えましょう。

  • フリーハンド(ラケットを持っていない手)の手のひらを開き、ボールを乗せる。
  • トスはボールを隠さず、垂直に16cm以上上げる。
  • ボールが頂点を過ぎて落ちてくるところを打つ(上がり際を打つのは禁止)。
  • 打球はまず自分のコートで1バウンドさせ、その後相手コートでバウンドさせる。
  • サーブの動作開始から打球まで、体やユニフォームでボールを隠してはならない。

ネットに触れて相手コートに入った場合は「レット」となり、打ち直しになります。しかし、ネットに触れて自分のコートに戻ってきたり、台の外に出たりした場合は失点となるので注意が必要です。

基本戦略は「低く、短く」

サーブの基本的な狙いは、相手に強い攻撃をさせないことです。そのために最も重要なのが「低さ」と「短さ」です。

  • 低さ:ネットすれすれの低い弾道のサーブは、相手が強打(スマッシュやドライブ)するのを困難にします。高い山なりのサーブは、絶好の攻撃チャンスを与えてしまいます。
  • 短さ:相手コートで2バウンド以上する短いサーブは、相手を台の近くに引きつけ、体を大きく使ったスイングを封じます。これにより、返球が甘くなりやすく、次の3球目攻撃に繋げやすくなります。

サーブの分類方法

卓球のサーブは、主に「回転」「打ち方」「距離」の3つの要素で分類できます。これらの組み合わせによって、無数のバリエーションが生まれます。

  • 回転による分類:上回転、下回転、横回転、ナックル(無回転)が基本の4種類です。実際にはこれらが複合した「横上回転」や「横下回転」が主流です。
  • 打ち方による分類:フォアハンドで打つか、バックハンドで打つか、あるいはしゃがみ込んだり、手首を巻き込んだりといった特有のフォームで分類されます。
  • 距離による分類:相手コートで2バウンド以上する「ショートサーブ」と、1バウンドで台から出る「ロングサーブ」に大別されます。

【完全版】試合で使えるサーブ15選

ここからは、基本的なものから高等技術まで、試合で有効な15種類のサーブを「回転軸」「応用回転」「打ち方」の3つのカテゴリーに分けて詳しく解説します。

回転軸で分ける基本サーブ(4種類)

まずは全ての回転サーブの基礎となる4つの種類です。これらをマスターすることが、多彩なサーブへの第一歩となります。

1. 下回転サーブ

ボールにバックスピンをかける、最も基本的で重要なサーブです。バウンド後にボールが戻ろうとするため、相手はボールを上に持ち上げるように打つ必要があり、強打を防ぎやすいのが特徴です。ラケット面を上に向けて開き、ボールの下側を「切る」ように薄く擦るのがコツです。

2. 上回転サーブ

下回転とは逆に、前進方向の回転をかけるサーブです。バウンド後にボールが伸びて加速するため、相手のタイミングをずらし、オーバーミスを誘う効果があります。主にスピードのあるロングサーブで使われます。下回転サーブと同じフォームから、ボールの後ろ側を厚めに捉え、前に押し出すように打つことで、相手を惑わすことができます。

3. ナックルサーブ(無回転)

その名の通り、回転をかけないサーブです。下回転サーブと同じフォームで打つことで、相手に回転があると思わせてミスを誘います。回転がないため、相手のラバーの影響を受けにくく、レシーブが浮きやすくなる傾向があり、3球目攻撃のチャンスを作り出します。ボールの真後ろを、擦るのではなく「押し出す」ように打つのがポイントです。

4. 順横回転サーブ

ボールを横方向に回転させ、バウンド後に左右に曲げるサーブです。右利きの場合、時計回りの回転(順横回転)をかけると、相手の台でバウンドした後に右方向に曲がっていきます。相手の立ち位置を動かし、体勢を崩すのに有効です。ラケットを立て気味にし、ボールの側面を擦るように打ちます。

応用・複合回転サーブ(5種類)

現代卓球では、単一の回転だけでなく、複数の回転を組み合わせたサーブが主流です。これらを操ることで、戦術の幅が大きく広がります。

5. 横下回転サーブ

横回転と下回転を組み合わせた、非常に実用的なサーブです。ボールの斜め下を擦ることで、曲がりながらも下回転の性質を持つため、相手は持ち上げながら横回転にも対応する必要があり、レシーブが非常に難しくなります。同じフォームから次の横上回転サーブを出すことで、さらに効果を発揮します。

6. 横上回転サーブ

横回転と上回転の組み合わせです。ボールの斜め上を擦ることで、曲がりながら伸びる軌道になります。相手が横下回転を予測していると、ボールがラケットに当たった瞬間に飛び出していき、オーバーミスを誘えます。横下回転との見分けをいかに付きにくくするかが、このサーブの生命線です。

7. 逆横回転サーブ

順横回転とは逆の回転をかけるサーブです。右利きの場合、反時計回りの回転をかけ、バウンド後に左へ曲がります。多くの選手が順横回転系のサーブに慣れているため、逆回転は非常に有効です。後述する「巻き込みサーブ」や「YGサーブ」は、この逆横回転をかけるための代表的な打ち方です。

8. 逆横下回転サーブ

逆横回転と下回転の複合サーブです。バックサーブや巻き込みサーブで、ラケット面をやや寝かせながらボールの斜め下を捉えることで出すことができます。相手にとっては回転方向が分かりにくく、ネットミスや浮いた返球を誘いやすい強力な武器となります。

9. 逆横上回転サーブ

逆横回転と上回転の複合サーブです。YGサーブなどで、ラケット面を立て気味にしてボールの斜め上を捉えることで出します。相手が下回転系を予測していると、ボールは低く滑るように伸びていくため、意表を突くことができます。回転のバリエーションを増やす上で欠かせないサーブです。

打ち方で分ける特徴的サーブ(6種類)

ここでは、特有のフォームから繰り出されるサーブを紹介します。これらのフォームは、特定の回転をかけやすくしたり、相手に回転を読まれにくくしたりするために開発されました。

10. フォアサーブ

ラケットを持っている側の手(利き手側)で打つ、最もオーソドックスなサーブです。体の向きやスイングの自由度が高く、これまで紹介したほぼ全ての回転をかけることが可能です。全てのサーブの基本となる打ち方です。

11. バックサーブ

体の正面、あるいは利き手と逆側で打つサーブです。体の正面でボールを捉えるため、コースコントロールがしやすいのが特徴です。主に逆横回転系のサーブを出すのに適しており、使用者が少ないため相手が慣れておらず、それだけで武器になることがあります。

12. 巻き込みサーブ

腕を内側に「巻き込む」ようにスイングすることで、強力な逆横回転をかけるサーブです。腕全体を使って回転をかけるため、威力のあるサーブを出しやすいのが特徴です。特に女子選手に多用される傾向があります。同じフォームから横上、横下を巧みに打ち分けることで、相手を翻弄します。

13. YGサーブ

「Young Generation(ヤングジェネレーション)」の頭文字が由来とされる、高度な逆横回転サーブです。フォアサーブの構えから、手首を内側に深く曲げ、それを元に戻す動きを利用して強烈な回転を生み出します。巻き込みサーブよりもさらに回転量が多く、トップ選手が切り札として使用します。

14. しゃがみ込みサーブ

サーブを打つ瞬間に低くしゃがみ込むフォームが特徴的なサーブです。体全体の力を使ってボールに強烈な横回転や横下回転をかけることができます。かつて一世を風靡した「王子サーブ」もこの一種です。非常に威力がありますが、打った後の戻りが遅れるというデメリットもあります。

15. ハイトスサーブ

ボールをルール上限(天井に当たらない限り)近くまで高くトスして打つサーブです。高く上げたボールの落下エネルギーを利用することで、スイングスピードが加わり、非常に強い回転を生み出すことができます。また、相手のレシーブのタイミングをずらす効果も期待できますが、トスを安定させるのが難しく、高い技術が要求されます。

主要サーブの特性比較チャート

ここまで紹介したサーブの中から、代表的な5種類の特性を比較してみましょう。それぞれのサーブがどのような特徴を持つのかを理解し、自分のプレースタイルや試合状況に合わせて使い分ける参考にしてください。

このチャートは一般的な傾向を示したものです。選手の技術レベルや戦術によって、各サーブの効果は大きく変わります。例えば、下回転サーブでもコースや回転量の変化で直接得点に結びつけるトップ選手もいます。

サーブ上達のための練習のコツ

多彩なサーブを身につけるには、地道な練習が欠かせません。効果的な練習を行うためのポイントを3つ紹介します。

  1. 多球練習で感覚を養う
    まずはたくさんのボールを使って、ひたすらサーブを打ち込みましょう。一つ一つの動作を確認しながら、トライ&エラーを繰り返すことで、ラケットのどの部分で、どの角度で、どのくらいの力で打てば、どのような回転がかかるのか、という感覚を体に染み込ませることが重要です。
  2. 目的意識を持つ
    漠然と打ち続けるだけでは上達は望めません。「今は短い下回転をバック側に」「次はフォア側へ速い上回転を」というように、一本一本目的を明確にして練習しましょう。時には台を取り払い、床に向かってスイングして回転をかける感覚だけを確かめるのも有効です。
  3. コースと長短の打ち分けを意識する
    同じ回転のサーブでも、コース(フォア、ミドル、バック)や長さ(ショート、ハーフロング、ロング)を打ち分けるだけで、効果は何倍にもなります。狙った場所に安定してサーブを出せるように、的を置いて練習するのも良い方法です。

サーブ練習を加速させるおすすめアイテム

質の高い練習は、適切な用具によってさらに効果的になります。ここでは、あなたのサーブ練習をサポートするおすすめのアイテムを3つ紹介します。

おすすめラケット:バタフライ SKカーボン

威力と使いやすさを両立したカーボンラケット。軽量で操作性に優れているため、繊細なサーブの感覚を掴むのに適しています。木材合板からのステップアップを目指すプレイヤーに最適で、サーブだけでなく、その後の展開まで含めた総合的な技術向上に貢献します。

おすすめボール:Merytes 3スターレベル 練習球

多球練習には、質の高いボールが大量に必要です。この商品は、試合球に近い打球感を持つABS樹脂製のトレーニングボールです。均一な品質と優れた耐久性を持ち、コストパフォーマンスも高いため、心置きなくサーブ練習に打ち込めます。120個入りなので、個人練習から部活動まで幅広く対応します。

おすすめ練習器具:fieldlabo 集球ネット

サーブ練習で最も時間を取られるのが「ボール拾い」です。この集球ネットを卓球台に設置すれば、打ったボールが自動的にネットに集まるため、ボール拾いの手間が大幅に削減されます。練習効率が飛躍的に向上し、より集中して技術の習得に取り組むことができます。

まとめ:多彩なサーブで試合の主導権を握る

本記事では、卓球におけるサーブの基本から、試合で使える15種類のサーブ、そして上達のコツまでを解説しました。サーブは、単なる試合開始の合図ではありません。回転、スピード、コース、フォームを組み合わせることで、相手を翻弄し、試合の主導権を握るための強力な戦略的ツールとなります。

まずは下回転やナックルといった基本的なサーブを確実にマスターし、そこから徐々に横回転や応用的なサーブに挑戦してみてください。自分に合ったサーブを見つけ、磨き上げることで、あなたの卓球は間違いなく次のレベルへと進化するでしょう。

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