静岡浅間神社参拝ガイド!パワースポットとしての魅力とおすすめ参拝コース

静岡の総鎮守「おせんげんさん」へ

静岡市の中心部に鎮座し、「おせんげんさん」の愛称で古くから市民に親しまれている静岡浅間神社(しずおかせんげんじんじゃ)。駿河国総社として約2100年以上の歴史を持ち、徳川家康公ゆかりの地としても知られる、東海地方屈指のパワースポットです。

豪華絢爛な社殿群、そして多様なご利益を授かることができる「七社参り」など、その魅力は多岐にわたります。この記事では、静岡浅間神社の歴史からご利益、おすすめの参拝コース、アクセス方法まで、参拝前に知っておきたい情報を網羅的にご紹介します。

静岡浅間神社とは?三社一体の壮大な境内

静岡浅間神社は、一つの神社ではなく、神部(かんべ)神社、浅間(あさま)神社、大歳御祖(おおとしみおや)神社の三社を主な神社とし、これらを総称した呼び名です。境内にはさらに複数の神社が鎮座し、全体で56柱もの神々が祀られています。

歴史と豪華絢爛な社殿群

その歴史は古く、最も古い神部神社は崇神天皇の御代(約2100年前)の鎮座と伝えられています。 古くから駿河国総社として朝廷や歴代幕府の崇敬を集めてきました。

現在の社殿群は、江戸時代後期の1804年から約60年の歳月をかけて徳川幕府によって造営されたものです。総漆塗り・極彩色の壮麗な建築群は「東海の日光」とも称され、社殿26棟すべてが国の重要文化財に指定されています。

現在、2014年から「平成令和の大改修」として、20年計画で社殿の化粧直し(修復工事)が順次進められており、訪れるたびに新たな姿を見ることができます。

徳川家康公との深い縁

静岡浅間神社は、徳川家康公と非常に深い関わりを持つ神社です。家康公が今川家の人質だった少年時代、この神社で元服式(成人の儀式)を執り行いました。 その際に着用したとされる「紅糸威腹巻(くれないいとおどしはらまき)」は、現在も神社の宝物として大切に保管されています。

また、武田信玄との戦いの際には、戦略上やむなく自ら社殿に火を放ちましたが、後に天下統一を成し遂げると約束通り社殿を再建。江戸幕府を開いた後も、歴代将軍によって手厚く保護され、現在の壮麗な社殿群の礎が築かれました。

願いが叶う「七社参り」完全ガイド

静岡浅間神社の最大の魅力の一つが、境内に点在する七つの主要な神社を巡る「七社参り(しちしゃまいり)」です。それぞれ異なるご利益を持つ神様を一度に参拝することで、あらゆる災厄を祓い、多様な願い事が成就すると言われています。

おすすめ参拝ルートと所要時間

七社参りには特に決まった順番はありません。自分のペースで自由に巡ることができます。境内は広大ですが、すべての社をじっくり回っても所要時間は約60分ほどです。

一般的なモデルコースとしては、まず正面の「赤鳥居」から入り、最初にある①大歳御祖神社を参拝。次に中心部へ進み、②神部神社・③浅間神社(同じ社殿に祀られています)、そしてその周辺にある④八千戈神社、⑤少彦名神社、⑥玉鉾神社を巡ります。最後に、少し階段を上った先にある⑦麓山神社をお参りして満願成就となります。

麓山神社へ続く「百段階段」を上るのが難しい場合でも、階段下に遥拝所(ようはいじょ)が設けられているので安心です。

見逃せない境内の見どころ

七社参り以外にも、境内には歴史と芸術を感じさせる見どころが満載です。

大拝殿と楼門の建築美

神部神社・浅間神社の拝殿である大拝殿(おおはいでん)は、高さ25メートル(資料によっては21メートル)にも及ぶ二層楼閣造りの巨大建築で、「浅間造(せんげんづくり)」の代表作とされています。 内部の天井には狩野派の絵師による「八方睨みの龍」が描かれ、その迫力は圧巻です。

また、二社の正面に立つ楼門(ろうもん)も見事です。総漆塗りの門には、龍や虎などの精緻な彫刻が施されており、江戸時代の職人技の粋を間近で鑑賞できます。

願いを託す「叶え馬」

総門を出てすぐ右手には、木製の神馬「叶え馬(かなえうま)」が佇んでいます。この馬は、三代将軍・徳川家光が、祖父である家康公が寄進した神馬を偲んで名工・左甚五郎に作らせたと伝えられています。 祈りを捧げるとどんな願いも叶うと言われ、多くの参拝者が訪れる人気のスポットです。社務所では、人参が描かれた可愛らしい絵馬も授与されています。

参拝の基本情報とアクセス

参拝前に基本的な情報を確認しておきましょう。

参拝時間・ご祈祷・御朱印

参拝時間 7:00~18:00 (公式サイトによる情報。資料により6:00~と記載の場合あり)
授与所 8:00~18:00 (公式サイトによる情報。資料により9:00~17:00と記載の場合あり)
ご祈祷 受付時間 9:00~16:00(予約不要、当日受付)
御朱印 七社それぞれの御朱印と「静岡浅間神社」のものの計8種類があります。すべて直書きで対応していただけるそうです。
参拝料 無料

※営業時間は変更される可能性があるため、訪問前に公式サイトで最新情報をご確認ください。

交通アクセスと駐車場

所在地 静岡県静岡市葵区宮ケ崎町102-1
公共交通機関 JR静岡駅北口のバスのりば9番から、しずてつジャストラインバス「安倍線」または「美和大谷線」に乗車(約8分)、「赤鳥居 浅間神社入口」下車すぐ。運賃190円。
東名高速道路「静岡IC」より約15分、新東名高速道路「新静岡IC」より約15分。
駐車場 第一駐車場(80台)あり。参拝者は30分以内無料。

あわせて訪れたい周辺観光スポット

静岡浅間神社は静岡市の中心市街地に位置しており、周辺には魅力的な観光スポットが多数あります。参拝とあわせて、静岡の歴史や自然を満喫するのもおすすめです。

  • 駿府城公園:徳川家康公が晩年を過ごした駿府城の跡地。復元された東御門や巽櫓、家康公像などが見どころです。(神社から徒歩約15分)
  • 久能山東照宮:家康公が最初に埋葬された霊廟。国宝に指定された社殿は必見です。(神社から車で約30分+ロープウェイ)
  • 三保松原:世界文化遺産「富士山」の構成資産の一つ。羽衣伝説の舞台としても知られる景勝地です。(神社から車で約30分)
  • 静岡市歴史博物館:2023年に開館した新しい博物館。駿府の歴史や文化を深く学べます。(神社から徒歩圏内)

まとめ

静岡浅間神社は、徳川家康公との深い縁、国の重要文化財に指定された壮麗な社殿群、そして多様な願いを叶える「七社参り」など、歴史・文化・信仰のすべてが凝縮された特別な場所です。静岡を訪れる際には、ぜひこの偉大なパワースポットに足を運び、心静かに祈りを捧げてみてはいかがでしょうか。きっと新たな発見と清々しい気持ちを得られるはずです。

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