静岡おでんの名店ベスト10!地元民が通う老舗から新店まで厳選紹介

静岡おでんとは?その魅力と特徴

静岡おでん、通称「しぞーかおでん」は、静岡県静岡市を中心に親しまれているご当地グルメです。その最大の特徴は、牛すじをベースにした真っ黒なスープにあります。このスープで具材をじっくり煮込むことで、他のおでんにはない深いコクと風味が生まれます。

具材は、静岡ならではの「黒はんぺん」をはじめ、大根や玉子、牛すじなどが串に刺さっているのが一般的です。そして、食べる直前に「だし粉」と呼ばれるイワシやサバの削り節と青のりをたっぷりとかけるのが静岡流。このだし粉が、スープの旨味を一層引き立てます。大正時代から続くと言われるこの食文化は、今もなお静岡市民のソウルフードとして深く根付いています。

静岡おでんを味わうならここ!二大聖地「青葉おでん街」と「青葉横丁」

静岡おでんを初めて体験するなら、まず訪れたいのが静岡駅近くに位置する「青葉おでん街」と「青葉横丁」です。この二つのエリアは、静岡おでん文化の中心地であり、それぞれに個性豊かな店が軒を連ねています。

もともと戦後、このエリアには200軒ものおでん屋台が集まっていたとされ、その名残が今も色濃く残っています。昭和レトロな雰囲気が漂う横丁をはしごして、店ごとの味の違いや店主との会話を楽しむのも、静岡おでんの醍醐味の一つです。

昭和の面影が色濃く残る「青葉おでん街」と「青葉横丁」では、ちょっとした昭和へのタイムトリップが体験できますよ。

【2025年最新】静岡おでん名店ベスト10

数ある静岡おでん店の中から、地元民に愛される老舗、メディアで話題の人気店、そして新しいスタイルのお店まで、厳選した10店をご紹介します。

1. 三河屋(みかわや)

青葉横丁の入り口に佇む「三河屋」は、昭和23年(1948年)創業の老舗です。コの字型のカウンター席のみの店内は、いつも地元客や観光客で賑わい、温かい雰囲気に包まれています。国産・旬の素材にこだわり、おでんの牛すじには「静岡そだち」というブランド牛を使用するなど、その味は折り紙付き。誰を連れて行っても喜ばれる、間違いのない名店です。

住所:静岡県静岡市葵区常磐町1-8-7 青葉横丁内

営業時間:17:00~22:00

定休日:日曜(月曜休の場合あり)

2. 海ぼうず 本店(うみぼうず ほんてん)

静岡駅南口から徒歩3分という好立地にある「海ぼうず 本店」は、静岡グルメが豊富に揃う人気の居酒屋です。ここの静岡おでんは、市内で開催される「静岡おでん祭」で2度の優勝経験を誇る実力派。大きな鍋で牛すじや黒はんぺんなど多くの具材を一緒に煮込むことで生まれる、複雑で奥深い味わいが特徴です。特に優勝メニューである「半熟玉子のおでん」は必食の一品です。

住所:静岡県静岡市駿河区南町3-2

営業時間:15:00~23:00

定休日:無休

3. 吾作商店(ごさくしょうてん)

昔ながらの「駄菓子屋系おでん」の雰囲気を味わいたいなら「吾作商店」がおすすめです。静岡市駿河区丸子にあり、伝統工芸が体験できる「駿府の工房 匠宿」の隣に位置しています。店内には駄菓子やレトロなゲームが並び、まるで昭和にタイムスリップしたかのよう。自然に囲まれたのどかな空間で、昼間から営業しているため、家族連れでも気軽に楽しめます。

住所:静岡県静岡市駿河区丸子2989-3

営業時間:10:00~17:00(おでんは11:00~16:00)

定休日:月曜日(祝日の場合は営業、翌平日休み)

4. 天神屋(てんじんや)

「天神屋」は、静岡県民なら誰もが知るお弁当・お惣菜のチェーン店です。県内各地に店舗を構え、いつでも気軽に本格的な静岡おでんを購入できます。イートインスペースがある店舗も多く、名物の「たぬきむすび」と一緒におでんを味わうのが定番スタイル。2024年11月には創業70周年を迎え、新東名高速道路のNEOPASA清水にも新店舗をオープンするなど、静岡の食文化を支え続けています。

住所:静岡県内各所(例:清水駅前店 静岡市清水区真砂町1-23)

営業時間:店舗により異なる

定休日:店舗により異なる

5. 大衆酒場 多可能(たかの)

「多可能」は、静岡の地酒や地元の肴を楽しめる昔ながらの大衆酒場です。静岡おでんは10月から4月までの季節限定メニューですが、その時期には多くのファンが訪れます。1本100円からとリーズナブルで、マグロのすきみや黒はんぺんフライなど、他の静岡名物と一緒に味わうのがおすすめです。地元の人々に混じって、静岡の夜を満喫したい方にぴったりの一軒です。

住所:静岡県静岡市葵区呉服町2-4-5

営業時間:16:30~23:00

定休日:日曜、祝日

6. 幸多路(こうたろう)

青葉おでん街の中でも特に人気を集めるのが「幸多路」です。牛すじと焼津産の厚切り鰹節、昆布でとったこだわりの出汁が自慢。静岡らしい黒はんぺんはもちろん、牛の肺である「ふわ」や、ジャガイモや玉子などのおでん種をフライにした珍しいメニューも楽しめます。7席ほどのカウンターだけの小さなお店ですが、窓が大きく開放的な雰囲気です。

住所:静岡県静岡市葵区常磐町2-3-6 青葉おでん街

営業時間:17:00~23:00

定休日:水曜日

7. 十千花前(じっせんかぜん)

静岡駅南口から徒歩すぐの場所にある「十千花前」は、伝統的な静岡おでんに加え、炭焼き料理や新鮮な魚介類も楽しめる和食店です。活気あふれる明るい店内で、カウンター席もテーブル席も充実しています。定番のおでんだけでなく、少しモダンで洗練された雰囲気の中で食事を楽しみたい方におすすめです。2軒目利用など、軽く一杯飲みたい時にも立ち寄りやすいお店です。

住所:静岡県静岡市駿河区南町3-2

営業時間:17:00~23:00(月~土)

定休日:日曜日(月曜祝日の場合は日曜営業、月曜休業)

8. 駄菓子屋 笑話(だかしや しょうわ)

静岡おでん文化は静岡市に限りません。浜松市にある「駄菓子屋 笑話」は、その名の通り、豊富な種類の駄菓子やおもちゃに囲まれながら静岡おでんを楽しめるユニークなお店です。住宅街にあり、近所の子供たちから懐かしさを求める大人まで、幅広い世代が集うコミュニケーションの場となっています。静岡おでんの他に、浜松のご当地グルメ「遠州焼き」も味わえます。

住所:静岡県浜松市中央区佐鳴台3-28-18

営業時間:11:00~19:00頃

定休日:火曜日、金曜日

9. かぶら屋 静岡紺屋町店(かぶらや)

「かぶら屋」は、安くて美味しい「やきとん」で知られる居酒屋ですが、名物の「黒おでん」も絶品です。静岡パルコの裏手という便利な立地にあり、夕方から営業しているため、仕事帰りや買い物のついでに気軽に立ち寄れます。1本80円台からという驚きのコストパフォーマンスで、ついつい食べ過ぎてしまうかもしれません。活気のある店内で、リーズナブルにお腹いっぱい静岡おでんを楽しみたい時に最適です。

住所:静岡県静岡市葵区紺屋町5-4

営業時間:16:00~23:00(土日は昼から営業)

定休日:無休

10. おでん屋 ゆうちゃん

青葉横丁にあり、各種ランキングで常に上位に名前が挙がる人気店が「おでん屋 ゆうちゃん」です。横丁ならではのカウンター席で、肩を寄せ合いながら熱々のおでんを頬張る体験は格別。地元の人々と観光客が和やかに交流する、これぞ横丁の醍醐味といった雰囲気が魅力です。多くのメディアで名店として紹介されており、訪れる価値のある一軒です。

住所:静岡県静岡市葵区常磐町1-8-7 青葉横丁内

営業時間:店舗へ要確認

定休日:店舗へ要確認

静岡おでんの店の種類と楽しみ方

静岡おでんの店は、大きく分けて2つのタイプがあります。それぞれの特徴を知ることで、より深く静岡おでん文化を楽しむことができます。

  • 駄菓子屋系:昼間に営業し、持ち帰りも可能な店が多いのが特徴です。もともと子供たちがおやつとして食べていた文化の名残で、アットホームな雰囲気の中で気軽に楽しめます。今回紹介した「吾作商店」や「駄菓子屋 笑話」がこのタイプにあたります。
  • 横丁系:夜に営業し、おでんをつまみにお酒を楽しむスタイルです。「青葉おでん街」や「青葉横丁」にある店の多くがこのタイプで、店主や他のお客さんとの交流も魅力の一つです。「三河屋」や「幸多路」が代表的です。

どちらのタイプのお店でも、だし粉と青のり、そしてお好みでからしを付けて食べるのが基本。お店ごとの出汁の違いや、個性的なオリジナルメニューを食べ比べてみるのも楽しいでしょう。

まとめ

静岡おでんは、ただの煮込み料理ではありません。その黒いスープには歴史と文化が溶け込み、だし粉の一振りには地元の人々の愛情が詰まっています。レトロな横丁で味わう一杯、駄菓子屋の片隅で食べる一本、そのどれもが静岡ならではの特別な体験となるでしょう。

今回ご紹介した10店は、いずれも個性的で魅力あふれる名店ばかりです。この記事を参考に、ぜひあなただけのお気に入りの一軒を見つけに、静岡へ足を運んでみてください。

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