世界文化遺産・富士山の南麓に広がる静岡県富士市。雄大な自然と活気ある産業が共存し、近年ではテレビ番組で「移住先で大注目のまち」として特集されるなど、その魅力が再発見されています。しかし、「富士市の観光」と聞いても、富士山以外に何があるのか具体的にイメージできない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、三島市に拠点を置き、静岡県東部エリアの魅力を知り尽くした私たちが、地元民だからこそ知っている「本当に訪れるべき場所」を厳選してご紹介します。定番の絶景スポットはもちろん、ガイドブックには載っていないような穴場、心もお腹も満たされる絶品グルメまで、あなたの富士市旅行を特別なものにするための情報を詰め込みました。
なぜ今、富士市観光が注目されるのか?
富士市の魅力は、単に「富士山が綺麗に見える街」というだけではありません。東京から新幹線で約1時間というアクセスの良さに加え、海・山・川の豊かな自然、製紙業で栄えた産業文化、そして温暖な気候が育んだ美味しいグルメなど、実に多様な顔を持っています。この多様性こそが、富士市観光の最大の魅力と言えるでしょう。
観光情報サイト「じゃらんnet」に掲載されている富士市の観光スポットを分類すると、その多様性が見えてきます。絶景や公園などの「自然景観」はもちろんのこと、ラフティングやブルーベリー狩りなどの「体験・アクティビティ」、歴史ある神社仏閣、そしてショッピングやグルメまで、あらゆるニーズに応えるスポットが揃っています。
【目的別】富士市観光の王道&穴場スポット
あなたの旅の目的に合わせて、絶対に外せないスポットをピックアップしました。
1. 富士山の絶景を堪能する!必見ビュースポット
富士市を訪れるなら、やはり富士山の絶景は外せません。見る場所や時間によって全く違う表情を見せてくれるのが魅力です。
日本が世界に誇る霊峰富士をいちばん間近で望める富士エリア。四季ごとに違った富士山の表情を眺めることができるため、どの季節の旅にもおすすめです。
- 大淵笹場(おおぶちささば): 広大な茶畑の緑と雄大な富士山のコントラストは、まさに日本の原風景。海外からの観光客にも人気のスポットで、特に新茶の季節(5月頃)は格別の美しさです。
- 岩本山公園: 標高約193mの丘陵地にある公園。梅や桜の名所として知られ、春には花々と富士山の競演が楽しめます。展望台からは富士市街地や駿河湾まで一望できます。
- ふじのくに田子の浦みなと公園: 海抜0mから富士山を望むユニークなロケーション。公園のシンボル「富士山ドラゴンタワー」は高さ37.76mで、富士山の100分の1スケール。頂上からの眺めは爽快です。
- 道の駅 富士川楽座: 東名高速道路の富士川SA(上り)に直結しており、アクセス抜群。富士川越しに見る富士山は迫力満点です。プラネタリウムや体験施設も併設され、家族で楽しめます。
- 【穴場】富士と港の見える公園: JR吉原駅から徒歩圏内にある小高い丘の公園。その名の通り、富士山と田子の浦港、そして工場地帯を一望できます。特に、工場夜景と富士山の組み合わせは幻想的で、写真好きにはたまらない穴場スポットです。
2. アクティブに楽しむ!体験&レジャースポット
見るだけでなく、体を動かして富士市の自然を満喫したい方におすすめのスポットです。
- 岳南電車: 全長約9.2kmのローカル鉄道。沿線には製紙工場が立ち並び、特に夜は「工場夜景電車」として人気を博します。どこか懐かしい風景の中を走る電車に揺られる、のんびりとした旅が楽しめます。
- 富士山こどもの国: 富士山の麓、標高800m~920mに位置する広大な公園。「草原の国」「水の国」「街」の3つのエリアに分かれ、動物とのふれあいやカヌー体験、様々な遊具で一日中遊べます。
- 富士川ラフティング: 豊かな水量を誇る富士川で、ラフティングやSUP(スタンドアップパドル)などのウォータースポーツが楽しめます。仲間や家族と力を合わせて急流を下る体験は、最高の思い出になるはずです。
- 一万歩ウォーキング: 富士市では、地域の歴史や自然に触れられる様々なウォーキングコースが設定されています。自分のペースで歩きながら、知られざる富士市の魅力を発見するのもおすすめです。
3. 文化と歴史に触れるパワースポット
富士山信仰の中心地の一つでもある富士市には、心静かに訪れたい歴史ある場所も点在します。
- 富知六所浅間神社(ふじろくしょせんげんじんじゃ): 地元では「三日市浅間さん」の愛称で親しまれる古社。夏に開催される「七夕風鈴祭り」では、境内に飾られた色とりどりの風鈴が涼やかな音色を奏でます。
- 米之宮浅間神社(よねのみやせんげんじんじゃ): 富士市の総氏神的な存在で、古くから“生活を守る神様”として信仰されています。仕事運や家庭円満のご利益があると言われ、地元の人々の心の拠り所となっています。
- 吉原商店街: かつての東海道の宿場町「吉原宿」の面影を残す商店街。レトロな雰囲気の街並みを散策しながら、個性的なお店を巡るのが楽しいエリアです。近年ではおしゃれなカフェや雑貨店も増えています。
地元民が通う!富士市で絶対に食べたい絶品グルメ
旅の醍醐味といえば、やはりグルメ。富士市には、駿河湾の海の幸から、地元で愛されるB級グルメまで、美味しいものがたくさんあります。
1. 駿河湾の恵みを味わう!新鮮海鮮グルメ
- 田子の浦漁協食堂: 田子の浦港で水揚げされたばかりの新鮮な「生しらす」が味わえる超人気店。営業はしらす漁の期間(例年4月~12月頃)限定で、朝獲れのぷりぷりとした食感はここでしか味わえません。
- 魚河岸 丸天 富士店: 沼津港から直送される新鮮な魚介類を、豪快かつリーズナブルに楽しめるお店。名物の「海鮮かき揚げ丼」は、その見た目のインパクトとボリュームで知られています。
2. 静岡ならではのご当地グルメ
- 炭焼きレストランさわやか: 今や全国区の人気を誇る静岡のソウルフード。牛肉100%の「げんこつハンバーグ」は、目の前で最後の仕上げをしてくれるパフォーマンスも魅力。富士市内にも店舗があり、多くの人で賑わっています。
- 富士宮やきそば: B級グルメの代表格。コシの強い麺と肉かす、イワシの削り粉が特徴です。富士市は富士宮市の隣に位置し、本格的な富士宮やきそばを提供するお店が多数あります。
3. おしゃれで落ち着く!おすすめカフェ
- Cafe FRESNEL(カフェ・フレネル): JR富士駅近くにある、洗練された空間が魅力のカフェ。サクサクのタルト生地を使ったオリジナルのキッシュが絶品で、ランチタイムは特に人気です。
- 隠れ家カフェ巡り: 富士市には、古民家を改装したカフェや、こだわりの自家焙煎コーヒーが楽しめるお店など、わざわざ訪れたくなるような素敵なカフェが点在しています。吉原商店街周辺などを散策しながら、お気に入りの一軒を見つけるのも旅の楽しみです。
【2025年】富士市の主要イベントカレンダー
旅の計画を立てるなら、イベント情報も要チェック。季節ごとの祭りに合わせて訪れると、より深く富士市の文化に触れることができます。
- 春(2月~4月): 岩本山公園 梅まつり・桜まつり
- 夏(7月~8月): 富士まつり(花火大会)、富知六所浅間神社 七夕風鈴祭り
- 秋(11月頃): 須津川渓谷や丸火自然公園の紅葉
- 通年: 富士市では、年間を通じて様々な展示や体験教室が開催されています。訪れる前に公式サイトのイベントカレンダーを確認するのがおすすめです。
まとめ:富士市で忘れられない思い出を
ここまで、地元民の視点から富士市のおすすめ観光スポットやグルメをご紹介してきました。富士山の雄大な景色はもちろん、アクティブな体験、心安らぐパワースポット、そして美味しい食事まで、富士市にはあなたの旅を彩る魅力がたくさん詰まっています。
この記事が、あなたの富士市観光の計画に役立ち、忘れられない素晴らしい思い出を作る一助となれば幸いです。ぜひ、定番から穴場まで、あなただけの富士市の楽しみ方を見つけてみてください。
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