【SNS映え確実】三島市フォトスポット20選！カメラ設定・撮影時間も伝授

なぜ今、三島がフォトグラファーを魅了するのか？

東京から新幹線で約1時間。富士山の麓、箱根の西側に位置する静岡県三島市は、古くから「水の都」として知られ、清らかな水と豊かな緑に恵まれた美しい街です。三島市観光Webによると、富士山の雪解け水が伏流水となり、市内の至る所で湧き出ています。このユニークな自然環境が、他のどこにもない唯一無二の風景を生み出しています。

近年、そのフォトジェニックな魅力がSNSを中心に話題となり、多くの写真愛好家や観光客が訪れています。しかし、ただシャッターを切るだけでは、その本当の美しさを捉えきれないかもしれません。

この記事では、定番の観光地から知る人ぞ知る穴場まで、三島市の「SNS映え」するフォトスポットを20ヶ所厳選。さらに、プロの視点から、各スポットで最高の写真を撮るためのカメラ設定、おすすめの撮影時間帯、構図のコツまでを徹底的に解説します。

この記事を読めば、あなたの三島での写真体験は、単なる記録から「作品」へと昇華するはずです。さあ、カメラを手に、まだ見ぬ三島の絶景を探しに出かけましょう。

差がつく一枚を撮るために！写真撮影の基本テクニック

素晴らしいスポットを訪れても、撮影の基本を知らなければその魅力は半減してしまいます。ここでは、三島の風景をよりドラマチックに切り取るための、簡単で効果的なテクニックをいくつかご紹介します。

スマホと一眼レフ、どっちがいい？機材の選び方

「いい写真を撮るには一眼レフカメラが必要？」と考える方も多いでしょう。結論から言えば、機材よりも「何をどう撮りたいか」が重要です。近年のスマートフォンカメラの性能は驚くほど向上しており、特に日中の明るいシーンでは手軽に美しい写真を撮影できます。一眼カメラとスマホカメラの比較記事でも指摘されているように、スマホは撮影からSNSへのアップロードまでが非常にスムーズです。

一方、一眼レフやミラーレスカメラは、レンズ交換による表現の幅広さ（広角、望遠、マクロなど）、暗い場所での高画質、背景を美しくぼかす表現力といった点でスマホを凌駕します。GOOPASS MAGAZINEの記事によれば、センサーサイズが大きい一眼カメラは、より多くの光を取り込めるため、画質面で有利です。水の流れを滑らかに撮りたい、星空を撮りたい、といった特定の目的がある場合は、一眼カメラが強力な武器になります。

• スマートフォン：手軽さ、機動性、SNS連携が魅力。日中の風景やカフェでのスナップに最適。
• 一眼カメラ：表現の幅、高画質、暗所性能が強み。こだわりの風景写真や、背景をぼかしたポートレートにおすすめ。

構図と基本：「三分割法」で安定感を出す

写真の印象を大きく左右するのが「構図」です。数ある構図の中でも、最も基本的で使いやすいのが「三分割法」です。Adobeの解説によると、これは画面を縦横に三分割し、その線や交点に主要な被写体を配置するテクニックです。

例えば、三島スカイウォークから富士山を撮影する場合、富士山をど真ん中に置く「日の丸構図」も力強いですが、三分割法の交点に置くことで、空や周囲の風景とのバランスが取れ、より洗練された印象になります。また、源兵衛川のような水辺の風景では、水平線を下の分割線に合わせると、空の広がりを強調できます。

光を制する者が写真を制す：時間帯で変わる三島の表情

写真は光の芸術です。同じ場所でも、時間帯によって光の質や方向が変わり、全く異なる表情を見せます。

• 早朝：人が少なく、澄んだ空気の中で撮影できる絶好の時間帯。特に三嶋大社のような人気スポットでは、静謐な雰囲気を捉えるチャンスです。ある写真家のブログでも、早朝の三嶋大社が狙い目だと紹介されています。
• 午前中：空気が澄んでいることが多く、富士山がくっきりと見える確率が高い時間帯です。三島スカイウォークのレビューでも、富士山の絶景を狙うなら午前中が推奨されています。
• 夕方（ゴールデンアワー）：太陽が地平線に近づき、世界が金色に染まる魔法の時間。風景がドラマチックに写ります。冬の三島スカイウォークから見る夕日は格別です。
• 夜：ライトアップされた吊り橋や神社の境内は幻想的。三脚を使い、スローシャッターで光の軌跡を捉えるのも面白いでしょう。

【2025年最新版】三島の厳選フォトスポット20選

それでは、いよいよ三島が誇る珠玉のフォトスポットをご紹介します。各スポットの魅力と共に、撮影のヒントもぜひ参考にしてください。

富士を望む！雄大な絶景スポット

1. 三島スカイウォーク

全長400m、日本一長い歩行者専用吊橋としてあまりにも有名。公式サイトによれば、橋の上からは日本一高い富士山と日本一深い駿河湾を一望でき、まさに「三つの日本一」を体感できる絶景スポットです。四季折々の花々や、スリル満点のアクティビティも楽しめます。

2. 山中城跡公園

戦国時代、後北条氏によって築かれた山城の跡地。三島市観光Webによると、石を一切使わない土だけの城で、特に畝（うね）状の堀が美しい「障子堀（しょうじぼり）」は必見です。その独特な幾何学模様と自然の緑が織りなす景観は、他に類を見ません。「日本百名城」にも選定されています。

水の都を体感！清流と癒やしのスポット

3. 源兵衛川

三島の街中を流れる、まさに「水の都」の象徴。映画『余命10年』のロケ地としても知られています。川の中に飛び石や木道が整備されており、せせらぎの音を聞きながら水の上を散策できるのが最大の魅力。夏には水遊びをする子供たちで賑わい、初夏にはホタルが舞う幻想的な光景も見られます。

4. 柿田川公園

三島市の隣、清水町にありますが、三島観光とセットで訪れたい必見スポット。東洋一の湧水量を誇る柿田川の源流です。特に第2展望台から見える「わき間」は「ブルーホール」とも呼ばれ、その名の通り、吸い込まれそうなほど青く澄んだ水が湧き出る様子は神秘的で、多くの写真家を魅了しています。

5. 楽寿園

三島駅南口すぐの市立公園。楽寿園公式サイトによると、約1万年前に富士山の噴火で流れた溶岩の上に広がる自然林と、水位が日々変動する小浜池が見どころ。池の水が満水になるのは数年に一度で、その光景は貴重です。水がない時期は、ごつごつした溶岩の大地という、これまたユニークな景観を楽しめます。園内には動物広場やレトロな乗り物もあり、家族連れにも人気です。

6. 白滝公園

三島駅近くの市民の憩いの場。その名の通り、かつては溶岩の間から水が白い滝のように流れ落ちていたと言われています。三島市観光Webには、夏には富士山の雪解け水が湧き出る様子が紹介されています。街中にありながら、ごつごつした溶岩と清流に触れられるスポットです。

歴史と文化が薫る！情緒あふれるスポット

7. 三嶋大社

伊豆国一の宮として、また源頼朝が源氏再興を祈願したことで知られる、三島で最も重要なパワースポット。公式サイトによると、広大な境内には重要文化財の御本殿をはじめ、見どころが満載です。特に神池に浮かぶ朱塗りの厳島神社や、春の桜、秋のキンモクセイは圧巻の美しさです。

8. 佐野美術館

日本刀のコレクションで国内外に知られる美術館。佐野美術館の魅力は展示品だけでなく、四季折々の表情を見せる回遊式庭園「隆泉苑（りゅうせんえん）」にもあります。静かで手入れの行き届いた庭園は、心を落ち着けて撮影に臨みたい方にぴったりの場所です。

おしゃれを切り取る！カフェ＆グルメスポット

9. 伊豆フルーツパーク

一年中フルーツ狩りが楽しめる食のテーマパーク。伊豆フルーツパークでは、いちごやメロンなど、季節のフルーツを背景に、カラフルで楽しげな写真を撮ることができます。併設のカフェで提供される、フルーツをふんだんに使ったパフェやスイーツも絶好の被写体です。

10. 古民家カフェ（cafe tocco / ミチスガラなど）

三島には、古い建物をリノベーションした魅力的なカフェが点在しています。@Sの特集記事でも紹介された「cafe tocco」のように、アンティークな家具や雑貨で飾られた空間は、どこを切り取っても絵になります。川沿いに佇むイタリアン「ミチスガラ」なども人気です。

11. たまご専門店 TAMAGOYA

伊豆・村の駅内にある大人気店。ひよこの形をしたケーキが乗ったソフトクリームや、ふわふわのパンケーキなど、SNSで話題のスイーツが目白押し。その可愛らしい見た目は、撮ってから食べるのがお約束です。

知る人ぞ知る！三島の穴場スポット

ここからは、定番から一歩踏み込んだ、通好みのスポットをご紹介します。

12. 鮎壺の滝：三島溶岩流が生んだダイナミックな滝。住宅街に突如現れる自然の造形美に驚かされます。
13. 愛染院跡の溶岩塚：ごつごつした溶岩が塚状になったジオサイト。独特の質感と形状が面白い被写体です。
14. 中郷温水池：風のない晴れた日には、水面に映る「逆さ富士」が狙える絶好の撮影ポイント。
15. 三島梅花藻の里：清流にしか咲かない、梅の花に似た小さな水中花。マクロレンズで挑戦したい可憐な被写体です。
16. 日大通りイチョウ並木：秋には約600mにわたって黄金色のトンネルが出現。
17. クレマチスの丘：ヴァンジ彫刻庭園美術館やIZU PHOTO MUSEUMなどがあり、アートと自然が融合した美しい空間。
18. ゆうだい温泉：日帰り温泉施設の屋上にある「天空の足湯」から、富士山と駿河湾のパノラマビューが楽しめます。
19. 三島広小路駅周辺のレトロな街並み：昭和の香りが残る路地裏や商店街を散策しながらのスナップ撮影も一興です。
20. 境川・清住緑地：整備された新しい親水公園。湧水を間近に感じながら、のどかな風景を撮影できます。

1日で巡る！三島フォトジェニックモデルコース

「たくさんスポットがあって、どこから回ればいいかわからない！」という方のために、効率よく三島の魅力を撮影できるモデルコースを提案します。

1. 10:00 JR三島駅出発 → 三島スカイウォーク
   まずは午前中の澄んだ空気の中、バスで「三島スカイウォーク」へ。富士山の絶景を広角レンズでダイナミックに撮影。
2. 12:30 三島駅周辺でランチ → 源兵衛川散策
   三島駅周辺に戻り、名物のうなぎやおしゃれなカフェでランチ。午後は「源兵衛川」へ。PLフィルターと三脚を使い、水の流れを滑らかに表現。
3. 15:00 三嶋大社参拝
   三島の中心「三嶋大社」へ。西日に照らされる本殿や、木漏れ日が美しい境内をスナップ。
4. 17:00 古民家カフェで休憩
   歩き疲れたら、趣のある古民家カフェで一休み。窓から差し込む優しい光を利用して、スイーツやコーヒーをアーティスティックに撮影。

このコースを参考に、季節や天候に合わせて自分だけの撮影プランを組み立ててみてください。

まとめ：あなたの「最高の一枚」を三島で

富士山の絶景、清らかな水の流れ、歴史が息づく街並み、そしておしゃれなカフェ。三島市は、被写体の宝庫であり、訪れるたびに新しい発見がある場所です。今回ご紹介したスポットや撮影テクニックが、あなたの写真ライフをより豊かにする一助となれば幸いです。

大切なのは、完璧な機材や難しい理論よりも、目の前の風景に心動かされ、その感動を伝えたいと思う気持ちです。ぜひ、あなただけの視点で、三島の魅力を切り取ってみてください。